ワーホリに来た私は間違っているの? という質問に対して4つの指標となる質問を返してみた。

2016年9月30日

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ケアンズ、シドニー、メルボルン。どこに行っても日本からのワーキングホリデー(ワーホリ)の人たちに出会います。ワーホリに来る人達はたいてい20代の人で、稀にガラスの10代の人もいます。

有難いことに私はワーホリの人達と話す機会に恵まれています。そして話すなかで、色々と教えてもらう事が多いんです。

そもそもワーホリになぜ来るの?

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flickr.com CC by H. Michael Miley
ワーホリって一体何なのか。名前の直訳から察すれば、働けるホリデーなんですが、この制度を利用して語学研鑽に励む人もいれば、仕事はせずにオーストラリア一周(俗にラウンドという)する人、日本で自分のカフェを開くのが夢で有名レストランで無給で厨房に入る人まで、本当に様々です。

制度は割とオープンな利用方法があるので、トランプは様々な楽しみ方があるのと同様、ワーホリも様々な使い方や楽しみ方があります。

私は間違っているの?

Nico & Vinzの”Am I Wrong?“という曲。キャッチーなリズムも良いですが、歌詞が最高です。出だしの歌詞からして、こうあります。

既成概念からはみ出している私は間違っているの?

この曲は、新たな道を切り開こうとしている人への応援歌なのでBGMとして聴きながら読み進めて下さい。

ワーホリに来るというのは、日本ではまだまだ理解がないみたいですね。しかも実際にオーストラリアに来て見たら言葉だけでなく、様々なトラブルに見舞われて打ちひしがれた状態になってしまう、という展開もたびたび耳にします。

そういった時には往々にして「自分は間違った選択をした」と自己否定しがちです。まわりの反対を押し切ってオーストラリアへ渡って来たのに、フタを開けてみたらこの有り様。気分はドンヨリ、塞ぎ込んでしまいます。

でもそんな時にこそ、原点に立ち返って、自分に4つの質問をしてみて下さい。質問は質問でかえすなと突っ込まれそうですが、次の行動へのヒントになりますよ。

1.自分のベクトルがあるか

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flickr.com CC by Jocelyn Wallace
そもそもワーホリに来た目的を再確認してみましょう。どこへ向かっているのか(ベクトル)がはっきりしていれば、地図のルートを見る様に今後の身の振り方も明確になります。自分のベクトルをしっかりと確認した上で、取捨選択し、吟味して「すてる」もしくは「やめる」のは大いなる前進です。とかく物事が上手くいかない時は、意図的にその場に立ち止まって状況をしっかりと把握する、といった事も大切です。

2.目的を言語化・数値化しているか

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flickr.com CC by Melissa
例えば、フルーツピッキングを頑張る、という目標があるのでしたら単に「一生懸命頑張る」から更に一歩進んで「今日はリンゴを200kg収穫する」など、具体的なもの、具体的な数値を入れて目的をたててみましょう。ほら、自分が今、どの立ち位置にいるのかがグッと分かりやすくなったでしょう?

「浜辺を全力で走れ」と、一体どのくらいの距離をどのくらいの間、走らないといけないか分からない事を言われるよりも「3分間、全力疾走した後、軽いジョギングを10分間しましょう」と、具体的な目標が分かっているなら、そっちの方がやる気が出ると思いませんか?

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3.具体的に動いているか

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flickr.com CC by A.Davey
まずは自力で打開しようと努力しているかを確認してみて下さい。他力本願でいるのは、文字通り、他人に自分の人生を任せてしまっているのでお勧めしませんし、起こった事象を運や他人のせいにしてしまいます。これでは延々と同じ苦しみを味わう羽目になります。

そして頭であれこれ考えるだけではなくて、何か具体的に行動を起こしてみましょう。仕事を探すのであれば、もう1軒だけ多くまわってみるとか、お店の人と、もう一人だけ話しかけてみるなどを実践してみて下さい。不思議なもので、その「もう一軒」のところで採用されたり、他の店を紹介してもらえたりします。

4.昨日の自分と比較しているか

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flickr.com CC by Ricardo Liberato
他のワーホリさんは仕事をゲット出来ているのに、自分は何枚も履歴書配っているのに連絡が全然来ない。。。などと自分の事を卑下してしまう時もあるでしょう。残念ながら、これは何の問題解決にはなりません。

比較対象は他のワーホリさんではありません。他の人には他の人のやり方や達成すべき目標があるし、最大の関心事は自分であるはず。ならばまず昨日の自分と比べてどれだけ前進できているかを考えた方がはるかに建設的です。それに自分の成長が確認できれば、それでモチベーションもあがるというもの。

たとえばキッチンハンドで、魚をさばく仕事をしているとします。10分間の間でさばける魚の数を記録しておけば、自分の上達具合をみてとれますよ。そうすれば日々の上達が楽しくなって来ませんか?ちなみに私はサーモンよりもブリをさばく方が好きでした。

まとめ

物事がうまく運ばない時って、なんだか思考がぐちゃぐちゃになって理路整然と考えられなくなってしまいます。そんな時は一旦、立ち止まって大きく深呼吸して調子を整えて下さい。

心のストレスを「ちょっとだけだからいいや」と解決せずにずっと貯めておくと、いつか堰(せき)を切った様に目から涙となって溢れ出てきてしまいます。

もし皆さんが、周りが誰もやった事のない真新しい事柄にチャレンジするとき、周りの保守的な人たちはみなさんの事を否定してくると思います。そんなあなたに、先ほどの曲の一節を送ります。

もし私が間違っているというのなら、正しくなんてなりたくない
If you tell me I’m wrong, I don’t wanna be right.

せっかくオーストラリアまで来たんですから、快活で充実した日々を送れるようにしたいものですね。4つの質問をしてみて、それが役に立てたらなによりです。

したらな~。

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