メルボルンに住んでる人達にとって世界は美しいものだと見えるらしい。Beautifulを使う3つの状況

2016年9月2日

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普段、みなさんが口ぐせの様に連呼しているコトバはありますか?

メルボルンに住んでる一般市民(俗にメルボーニアンと呼ばれている)と話していると「美しい」を意味する「beautiful」という単語をしばしば耳にします。ただし状況的に、日本人が使うのと少し違っていたりします。

「美しい」に出会うには心の準備も大事

二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。 一人は泥を見た。一人は星を見た。
(フレデリック・ラングブリッジ)

景色を見た際に心がそれを受け取る準備が出来ていなければ、仮に同じ状況に置かれていたとしても見えるものも違うでしょう。全く同じ景色を見ている二人がいたとしても、それを美しいと感じる心があるかないかで世界は全く別モノに見えると思います。

私も注意しているのは、美しいものをキャッチするアンテナを常に張っておくという事。道端に生えている名もない雑草の、コンクリートを押し分けて生えている生命力の美しさなどはボ~ッとしていると気づかないものです。また、美しい瞬間は捉えるのが難しかったりするのでカメラを出して準備したら「時、既に遅し。」という事も多いです。

そんな訳でメルボーニアンがBeautifulを使う3つの状況をご紹介してゆきましょう。

その1 美しい人・モノ・風景に出会えた時

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美しい人やモノに関して男女問わず、ビューティフル、言ってます。私の中にあるステレオタイプ的なイメージで、イタリア人男性が女性を口説く時に「君は美しい」を連呼するというのがあるんですが、それに負けず劣らず、メルボ民は「ビューティフォー」を口にしています。身につけている服や装飾品に関しても臆面する事なく「それってすごくビューティフルだね」と言っているのを耳にします。

メルボルンではペットを飼っている人の割合が多いので、スマートホンに入っている愛犬や愛猫の写真を見せ合ったりする時にはビューティフォーの大合唱。それだけワンコや猫ちゃんを愛しているだけあって、みなさんペットのベストアングルを熟知していて、ベストタイミングで撮れている一枚を見せてくれたりします。見るひとの母性本能をくすぐるものが多いので、思わずこちらも和んでしまいます。

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私はメルボルンの好きな点のひとつに「山と海、その間のもの全てが近くにある」という事。日本ほどの四季の変化はないものの春の新緑、夏の灼熱、秋の紅葉、冬の幽玄は、様々な景色を見せてくれます。

今現在メルボルンは冬で来週には冬至を迎えます。そんな時期でもまだ木々の花が咲いていたり、色付いた葉のグラデーションを見られる木が残っています。こういった気候的バラエティーの広さもメルボルンの魅力です。

その2 物事がスムーズに運んだ時

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カフェで注文する時のウェイトレスさんとの会話

ウェイトレスさん(ウ):ご注文お決まりですか?
私:今日のオススメのフレンチトーストをお願いします。
ウ:飲み物はどうしましょー?(本当にこんな感じで聞いている)
私:ロングブラックにホットミルク添えを下さいな。
ウ:Ok!Beautiful !

物事が滞りなく運んだ時などにもこの言葉、使われています。
日本語で言えば「やったー!」「うれしー!」と言った感じの場面ですね。

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その3 おいしいものに出会えた時

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メルボーニアンが美味しいものを食べた時にはよくBeautifulと言っています。メルボルンに住み始めた頃は、「なんで食べ物が美しいんだ?」と考えていましたが、「おいしい」って言葉、漢字で書けば「美味しい」なわけで英語に直訳すればBeautiful Taste。よくよく考えれば日本語でも味が美しいと言っているわけです。でもまぁ、日本語では味に関して「美しい」と言わないのでちょっと不思議な感じがしますね。

メルボルンには多民族文化の影響もあって、世界の料理にありつけます。その恩恵として美しい食べ物と飲み物が多種多様に取り揃えてあり、それだけBeautifulに出くわす機会が多いのでしょう。

まとめ

私も最近、オーケーやグッドという様な場面ではメルボーニアンに倣ってビューディホーと言う様にしています。

口は災いの元、とはいいますが、その逆もまた真なり。
美しいモノを目にして、良い事や美しい事を口にしていれば美しいものを招き入れる心の準備が出来ると思います。出来るだけ「美しい」言葉を使う様、心掛けたいものですね。

尚、今回の記事の写真3点はMakiko Guthrieさんのブログ、Yeha Nohaより拝借しました。こちらのブログは美しい写真が多数掲載されていて、特に写真のアングルや着眼点が素晴しいと思います。心が洗われる様な写真が多数ありますので、心のお洗濯が必要な人もそうでない人もぜひ訪問なさって下さいね。

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