山芋を掘る為の新兵器、トレンチシャベル登場!そして収穫
実は私、山芋が大好きなんです。とろろ蕎麦は美味しいし、麦とろも捨て難い。刺身山芋をわさび醤油でシャキッとした歯応えを楽しむのも良いですね。
残念ながらオーストラリアの八百屋さんでは滅多に山芋に出会える事はありません。無いのであれば自分で育てるしかない、
という訳で私は庭で山芋(自然薯)を栽培しています。
山芋を育てるメリットとコツ
夏の間、緑のカーテンができる事、ムカゴ(小芋みたいなの)を収穫できる事、そして当然ながら美味しい山芋が採れる事です。
山芋を栽培して収穫するのはとても大変なんです。自然薯と言う名前のごとく、芋は土の中で勝手気ままな方向にどんどん育ってしまいます。
そこでハイプを半分に切ったものに沿わせて育てるようにしていま
収穫作業が飛躍的に楽になります。パイプを使ったとしても、それを斜めに地中に埋める為、そしてそれを収穫するにはかなり深く掘らなくてはなりません。日本でしたらクワを使うことができるのでしょうが、オーストラリアには日本式のクワの様な農具が無いんです。
今までは単純にシャベルで土をどんどん掘っていましたが、それだ
そこで今年は新兵器を投入。トレンチシャベルと呼ばれているものを買いました。
トレンチとは溝や堀のこと。
あと特筆すべきは、
ちょっと試し堀りをしてみました。もっと軽く掘れる様にする為、先端部をヤスリで削ってみる事にしました。
機械(アングルグラインダー)を使えばあっという間に出来上がり。これでプリンを食べ進むかの如く、軽~く土が掘れるかな?
雑草だらけになっている菜園を掘り始めます。どこにパイプが埋まっているかは、手前と奥に木の棒が立ててあるんで分かります。そこを直線で結んだ線に沿ってパイプがあるので、そのすぐ脇を掘り進めてゆきます。
40cmくらい掘ったところ。写真左側に白いパイプの端っこが見え始めています。
ここに来て問題発生。溝が深くなったのでさじ部に足を掛けて掘り進める事が出来なくなりました。急遽、シャベルの改造がスタート。
足かけステップを作る
シャベルの柄に足を掛けられるステップを作る事にしました。構造は極めて単純、U字ボルトを柄に挟む様にして木の板を付けます。木はドリルで穴開け。
ひと通り溝が掘れたので、今度はパイプを掘り出します。パイプは90cmくらいの長さがあるので、これまた気長に掘っていきます。
パイプを掘り出して、ひっくり返すと、山芋が姿を現します。うまくパイプに沿って生えてくれています。これだけ苦労して掘り返して、パイプをひっくり返してみたら枯れた山芋だった時はガクッと来てしまいます。
今回はこれで全部。シーズン中、あまり手入れをしなかった事もあって収穫量も少ないし、サイズもまばらです。上手に掘り出せずに折れてしまったのがあるのは言いっこなし。そんな時、断面が腐らない様に灰をまぶしておきます。
まとめ
根もの野菜は掘り起こしてみるまで、どれだけ成長しているか分からないのでワクワク半分、不安半分といったところです。山芋は収穫までの労働量が多い分、食べる時の喜びもひとしおです。まぁ、横着して市販の土袋で育てて手軽に収穫する方法もありますが。。。
したらな~。