中華鍋のような打楽器 ! ハングドラム のデュオ、ハングマッシブのコンサートに行ってきたよ

公開日: : アート ,


私は民族系音楽が好きなんですが、その中で打楽器は種類がいろいろあるんです。

西欧ではジャンベ、ボンゴに並んで有名なんですが、極最近までその正体が明かされていなかった楽器がハングドラム

このドラム、今までのドラムとは一線を画したシロモノで、とても美しい音色が特徴。

今回はハングドラムのコンサートに行ってきたお話です。

スポンサーリンク

ハングドラムとは?


ステージに並んだUFOのような楽器、これがハングドラムです。

中華鍋にも見えるこの形状、中国発祥かと思いきやスイス発祥、しかも発明されたのは2000年というものでまだ歴史は浅いんです。

Panart-freies-integrales-hang.jpg
By Michael Paschko (Ixkeys) – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
上の写真左が表、右側は裏で叩く箇所や打法によっても音色が全く違います。音の奏で方もまだまだ進化途中なのは新しい楽器ならでは。

カリブ海の音楽のイメージはスチールドラムがありますが、それよりももっとサラッとした感じで音の余韻はスチールドラムほど長くありません。

ハングマッシブってだれ?


二人組のダニーとマーカスはインドのゴアで出会い、2010年に活動をスタート。

2011年にYoutubeに発表した曲が大ブレーク。(上のYoutube動画)実は私がハングドラムに興味を持ったのもこの動画を見たから。

以降、このデュオを世界中でのコンサートをして回っています。そして今回、メルボルンで演奏する運びとなったんですね〜。

開場時間ぴったりのコンサート会場


はやる気持ちを抑えて会場オープンの午後7:30に到着してみると、既に列ができていました。

オージーはコンサート、しかも小規模のものだと時間にルーズなのですが、それほど待たされる事なく入場できました。

コンサート会場は舞台近くは大きなダンスフロア、後方はバーになっていて、みんな思い思いのドリンクを片手にワイワイ言いながらスタートを待ちます。

ロックバンドなどでしたら皆、立って舞台最前列まで押し掛けてくるのでしょうが、ハングドラムの落ち着いた音色を楽しみに来ている人々。その毛色も違うみたいで、フロアに座っておとなしく聞いていました。

前座のデュオ、Pangaroos


実は私、コンサートの前座であまりいい思いをしたことが無いのですが、今回は良い意味で予想が外れました。

前座に出場したこのバンド、様々な楽器を駆使していて、シンセサイザ、ルーピングなどの技術も駆使して様々な音色を楽しませてくれました。

上の写真左の奏者は篠笛らしきものを吹いていて、ふと思ったのが「この人は相当な楽器マニアだな〜」という事。だって曲の演奏中に次から次へと楽器を変えてゆくんですもん。


前座が終わるとしばしのインターバル。みんなドリンクを買いにいきます。

座席がないので自分の場所を確保するためにバッグや服を床に置いたままバーへ向かう人達。その辺はオーストラリアらしいおおらかさが出ていて微笑ましいです。

メインのハングマッシブ登場!


さて、インターバルが終了していよいよハングマッシブの登場です。聴衆も大いに盛り上がってのスタート。


数曲演奏する度にちょっとしたトークを挟むのですが、この時はお客さんからもコメント(野次?)が飛んだりして会場の一体感が凄かったですよ〜。

コンサートの最後の方ではお客さんもノリノリになって、センターフロアで踊り出していました。

こういった打楽器の音楽って原始的な何かを呼び起こす力が強くて、なんとなく踊りだしたくなる感じがします。不思議ですね。

ハングドラムを聞きに来る客層観察


果たしてどんな人がハングドラムに興味を持って、コンサートに来ているのか?

老若男女いるのですが20代後半以上の人がほとんどですね。男女比は同じ位。ドレッドヘアやタイダイな装いをしている人は30パーセント位。

先ほど述べた通り、みんな静かに座っていましたが、ステージ右側奥のスペースでは女性が3人ほど初めから終わりまでずっと踊っていました

ハングドラムの曲ってちょっと踊りにくいと思うんですがその分はダンスの熟練度でカバーしていた感じです。

スポンサーリンク

ハングドラム奏者からのメッセージ


最後の曲を演奏する前に奏者のひとり、ダニーがこんなスピーチをしていました。

最近は政治的な事で世界が分断され、さらに人と人との隔たりが大きくなっている。Youtubeで私達が世界に知られる様になってから180カ国以上の人が見てくれたし連絡も来るようになった。また世界をツアーしていて音楽には人を繋げる力がある事を痛感した。だから私達は音楽を通じて人々を繋げていきたい。

日本、アメリカ、そしてオーストラリアでも様々な事件があり、人々の心が分断されているというのは実感としてあります。だから彼らがそれを繋げてゆこうとしている姿勢を伝える言葉は心に沁み入りました。

まとめ


ハングドラムはリラックスして聞ける、優しい音色の楽器。日本の奏者さんも何名かいらっしゃるので興味があるかたは探してみても良いですね。

また、ハングドラムを触ってみたいというかた、残念ながら生産は極々少量なのでほとんど出回っていません。はやく量産化されると良いのですが、調律は全て手作業なのでなかなか難しそうです。

ともあれ、ぜひハングドラムの音色を楽しんでみて下さいね。

それではまた!

スポンサーリンク
     
  • Author:はつ。Twitterアカウントは@Hatsu_Oz。 日々、色んな事に挑戦して面白い気付きに遭遇するのを楽しみしているアラフォー。オーストラリアのメルボルン在住。 詳細はこちらから
PAGE TOP ↑