収納や整頓としても使える「ノーリング」は並べるアート。キッチン道具でトライしてみたよ。

2017年8月15日

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整然と並んでいるものには美しさを見出してしまうのは、どうやら私だけではないようです。

近年に建造されたショッピングセンターに行くと、天井がアート作品かのごとく格子状のデザインだったりアーチ状の曲線を活かしていたりして目を引かれます。

上の写真もショッピングセンターの天井。単なるアーチ状の板がずっと等間隔で並んでいるだけで、ついつい見入ってしまう綺麗さがあります。

実は、煩雑に散らかっているものを整然と並べる事で美しく見せるアート、というものが存在するんですよ。

今回も夏休みの自由研究の一環として、材料費が0円、おうちにある道具だけで創作できるアート、ノーリングをご紹介します。

整列アート、ノーリング(knolling) とは?


By Ant CC Flickr.com

ノーリングを世に広めたのは、トム・サックスという彫刻家。ワークショップの道具を整然としておくためにマニュアル化したものが広く知られる様になりました。

収納法といえばそれまでなんですが、それ自体がアートジャンルのひとつとして確立してもいるんですね~。

動詞はknoll(ノール)で、手記に書いてあるノーリングの方法は;

  1. 周囲を見回して使っていない物や道具を見つける
  2. 使っていないものを全て片付ける。使うかどうかわからなければ出しておく。
  3. 似通ったものをグループ分けする
  4. すべてのものを並行、もしくは90°の位置に並べる

やる事はたったこれだけ。なんだ、簡単そうではありませんか!

道具を俯瞰(ふかん)する


キッチンの調理道具を一同に会してみると使用頻度の高いものや低いもの、良く手入れがされているもの、逆に手入れをしなくてもずっとその性能が衰えないスグレモノがある事を再確認。

道具を全部集めて俯瞰(ふかん)してみると、それぞれの用途、ひとつひとつの道具を吟味する良い機会となりました。

また、今まで適当に引き出しに放り込んであったものを再度グループ分けして効率よく取り出せるヒントになりました。

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ノーリングの手順


まず、引き出しの中にあった調理器具を一通りテーブルに並べます。

そこから色、形、大きさ、器具の種類で分類して大体のポジショニングをしながら、段々と隙間をうめてゆきます。この作業が、まるでジグソーパズルのピースを埋めていくような楽しさがあります。

プラスチックの皮むき器にピッタリなスペースがあるのに、色がその場所に似つかわしくないという理由でボツになったり、グループ的にしゃもじが当てはまる場所があるのに今度はスペースがスカスカになったり。。。

キレイに並べるのは骨が折れる作業ですが、並べ進めるにつけ徐々にコツが分かってきて、隙間が埋められるようになって来るともはや快感ですよ!

まとめ


でき上がったのが上の画像。ノーリング初挑戦にしては悪くない出来だと思います。

こうやってみるとキッチン道具のカラーコーディネートをするには全て同じブランドで揃えるしかなさそうですね。例えば同じ白い道具でも物によっては微妙にクリーム色がかっていたりします。

まぁ、そういったものをどう上手くマッチさせるかが腕の見せ所ではありますが。

ノーリングはどんな道具、部品、器具でもする事ができるのでノーリング・アーティストとなって並べてみて下さい。きっとそれらの良さを再認識できますよ。

それではまた!

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