オーストラリアの護送用パトカーは狭かった。護送席に押し込められたらドナドナ気分

2015年10月19日

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オーストラリアの警察にお世話になった事はありますか?

私は何度かお世話になった事があるのですが、いずれも深刻な事情ではなかったので良かったです。

さて、最近参加したお祭りのイベントで、パトカーが来ていたのでじっくりと観察してみることにしました。

パトカーには数種類ある

これは一般的なパトカー。日本とちがって白と青のチェッカーストライプが入っているんですね~。車はトヨタのカムリ。最近のパトカーは回転灯は無くて、LEDがピカピカ光るタイプなんですね。あまり注意して見た事がなかったので気付きませんでした。

なぜ逆に文字がプリントされているのか?


こちらは高速道路のパトロール用車両。いえいえ、画像を左右反転して貼り付けてしまったのではありません。もとからボンネット上にはPoliceの文字が左右逆転して書かれています。さすがオージー、プリントもいい加減で左右を間違ってしまったのかと思いきや、これにはちゃんとしたわけがあります。

車で高速道路を走っていてスピード違反をした場合、後ろからこのパトカーが迫って来ます。スピード違反の車からルームミラーを見た時にパトカーの文字が左右逆に見える、つまりはミラーでは普通に見て読める、というわけです。

相手の立場に立ってものの見方を考える、という事を理解するには良いヒントですね。ちなみにオーストラリアの救急車もAmbulanceの文字が逆に書かれています。


車の右側に立っている人達は警察の人たち。オーストラリアの警察は日本同様、拳銃を携帯しています。日本と違うのが、防弾チョッキを着ていて警棒を持っていない事。その分、催涙スプレーは持っている様です。

パトカー内部はハイテク化していた


まるで映画で見るようなハイテク化した内部装備。例えばスピード違反をした犯人を捕まえてその犯人が免許証持っていなかったとしても前科があればすぐわかってしまうのではないでしょうかね。

以前見たTEDトークの話では、テロリストがインドのホテルを襲撃した際、宿泊していたVIPが本当は誰であるかを調べ出す為、携帯電話を駆使して、テロリストが管理する情報センターからあっという間に素性を調べあげた、というものがありました。

そういった面では、善vs悪のハイテク競争が凄まじそうです。

TVニュースでよく見る護送用パトカー


テレビのニュースでよく見るのがこちらのパトカー。後部座席のかわりに護送用のスペースがあります。イメージとしては酔っ払いが拘束されて護送用パトカーに乗せられてゆく、というシーンで登場します。

ぼんネットの逆さ文字は何のため?


こちらのパトカーはPoliceの文字はふつうに書いてあるんですが、今度は記号が上下逆になっています。この番号はだれの為に書いてあるかというと、大取りものをする時などに使うヘリコプターから読める様に書いてあるんです。日本のパトカーの場合は車の天井に書いてあります。

護送部をのぞき込む

護送部も開放していたので乗ってみましたよ。当たり前ですが、内部からはドアのハンドルがありません。それ以上に、どこにも取っ掛りががありません。例えば酔っ払いがここに乗せられた時、装備を壊さないようにする目的もあるのでしょう。

ドアや壁がぶ厚くて驚いたんですが、収容された人が叫びまくっても近所に迷惑をかけない様にする為の防音効果も狙っているんでしょうかね。

シートベルトはありますが、座面も背もたれも、全てがプラスチックの一体形成。水洗いするのも簡単そうです。

 

実際に中に入ってシートベルトをしてみました。それにしても狭い。私は身長165cmくらいなのですが、背もたれからドアまで足が届いてしまいそうなくらいに狭いです。

窓は左右に申し訳程度にあり、あとはこの出入り口のドアのみ。閉所恐怖症の人なら確実に神経をやられてしまいそうな空間です。

狭っ苦しい場所に閉じ込められて連れ去られる酔っ払い。この時にふとドナドナの歌を思い出しました。ドナドナの歌に出て来る子牛はこんな気分だったのね~と思わず思いを馳せてしまいました。

まとめ

ふだんはお世話になる事のない警察、ましてやパトカーに乗る機会などは滅多にありません。こういった事から考えても今回は大いに勉強になったし楽しませてもらいました。みなさんもパトカーや護送車に乗る機会があればぜひ!

したらな~。

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