タイガーエアに乗ってみた。メルボルン空港でオチがついた。

2016年10月8日

スポンサーリンク

格安航空便(LCC)に乗って空の旅をするのって実際のところ、どうなの?

お財布に優しい航空会社は色々とあります。オーストラリアならダントツで有名なジェットスター。リチャード・ブランソン率いるバージングループのバージンブルー航空。そしてアジアで人気のあるタイガーエアーなどなど。

破格のチケット代とは裏腹に、色々と良からぬ噂も耳にするので多少不安がありましたが、論より証拠。今回は自分が実際に乗ってみた体験を元にしてレポートをお届けします。

どうやって安いフライトチケットを探す?

zuji_esti
以前はテレビでも宣伝していたwebjet.com.auを使いましたが、手数料をシッカリとられた経験から敬遠する様になりました。航空チケットをオンラインで比較検討して探すサイトは幾つかありますが、私が今回使ったのがzuji.com.au

比較サイトも、見やすさや操作のし易さ、フライトの値段が異なるので、比較サイトも比較してみる価値は十分にあります。ちょっと検索の手間を増やすだけで10ドル浮くなら割が良いと思いますよ。

で、選んだのがタイガーエア。他のLCCに比べても安いし、手荷物のみなら問題ありません。LCCの場合、預け荷物は重量によって細かく価格設定されているので、ほんのちょっとオーバーしても追加料金を徴収されますし、これがまた割高なのでどうぞお気を付けを。

チェックインの手間


ゴールドコースト空港からメルボルンに向かいます。預ける荷物が無かったに関わらず、オンラインでチェックインしなかった為、カウンターの列に並びました。受付の係員さんが少ないので、列が短い割には待たされます。定石ではありますが、ゲートオープンの時間に合わせてすぐチェックインするのが賢明ですね。

手荷物だけの場合、カウンターでチェックインすると重量チェックされる事があります。この時は完全にスルーでしたが、タイガーエアは7キロまでの制限があります。

LCCのリスク


LCCで挙げられるリスクとして、少ない機数でフライトを回しているので、午前中のフライトが遅れると、その遅れのしわ寄せがそれ以降のフライトに降りかかります。もし機体の調子が悪い場合、最悪フライトはキャンセルになってしまいます。

通常の航空会社であれば代替の機体があるので、多少時間は遅れても飛行機の振替えが可能なわけです。安いというのは、そういったリスクもありますね。


ゲート付近で搭乗時間が来るのを待ちます。ありがちな荷物のサイズと重さをチェックする装置。ここにも7キロまで、と念を押されます。待ちくたびれたのは私だけではないみたいで、バットマンがこの装置で遊んでいました(笑)。

搭乗はタラップから


さて、搭乗時間となり飛行機に乗り込みます。LCCではお約束ともいえる階段タラップからの搭乗です。天候が良ければ問題ないのですが、雨や風がビュービュー吹いている時にはツラいものがあります。

ジェットエンジンがすぐ目の前に見えるので、エンジンの中心に描いてある「の」の字がよく見えます。これは鳥よけの為に描かれていて、高速で回転すると、田んぼなどによく吊り下がっている目玉バルーンの様な効果が期待できるそうです。もし鳥さんがエンジンに突っ込んでしまうと「バードストライク」といってエンジンがストップしてしまうので、案外シリアスな問題です。

座席のスペースは?


機内は左右に3列ずつの座席。ヘッドレストのところにはカバーがありませんし、調整もできません。眠りたいときには不便ですね。

足のスペースは写真の通りで狭く感じます。特に身長が180cmくらいあると思われるオージーのおっちゃんは窮屈そうにしていました。これって、自分のうしろに座っている人が背が高い場合、自分の背中あたりの座面に、うしろの人のヒザが当たっていて、何となく心地悪いです。

スポンサーリンク

機内サービスは?


座席に座って、前のポケットに入っている雑誌やエチケット袋を出してみました。前のフライトで使われたそのままになっている様で、袋や雑誌が入っている順番は座席によってまちまちでした。

機内で食べ物や飲み物が買えますが、割高だしフライト自体、そんなに長くはないのでスルー。


フライト自体は至って快適でした。ちょうど日暮れ時には雲海の景色が広がっていて、今回の旅行最後の光のショーを見られました。

メルボルン空港に到着してから


陽もとっぷりと暮れた頃、飛行機はメルボルン空港に到着しました。毎度おなじみのタラップを降り、出口ゲートへ向かいます。メルボルン空港は現在、タイガーエアが使っている第4ターミナルを改装中で、左右をコンテナに挟まれた道を延々と歩いて行きます。

第4ターミナルは正にメルボルン空港のはずれにある、といった感じで、歩けども歩けどもターミナルの建物にたどり着けません。果たしてどれくらい歩けば良いのでしょうか。


だんだん不安になってきた頃に、通路は天井さえもない小道に変わります。工事が進んでいる現場を脇目に、更に歩いた先にやっとターミナルの建物にたどり着けたのでした。ターミナルが完成したあかつきには、もっと楽になるのでしょうが、現状では万歩計を付けたくなるくらい歩かされます。

まとめ

やはりLCCの低価格には、それなりに不便な点やサービスが行き届いていない点があります。ですが、そういったことが大して気にならないのであれば、LCCを活用するのも有効だと思います。今回、タイガーエアに乗ってみて、今後利用するかと訊かれれば、値段次第では十分アリだと思います。

渡航日ぎりぎりにチケットをとろうとすると、相当な価格になってしまいますが、期間限定のセールを狙えば破格な値段でチケットを買う事もできるのでチェックしておいて損はないと思います。

したらな~。

にほんブログ村 海外生活ブログ メルボルン情報へ

スポンサーリンク