マインドフルなカフェでゆったりした時間を過ごす @ Walk Don’t Run

2016年11月11日

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メルボルンのカフェは雨後のタケノコのようにどんどん新しいお店ができています。

昔にも増して新しいカフェに共通して言える事は、それぞれの確固たるテーマがしっかりと決められていること。

メニューにカフェの哲学が書いてあったり、装飾がテーマに沿っていて統一感があったり。それぞれのカフェがナンバーワンを目指すのではなくオンリーワンの存在としてポジショニングを狙っている事がうかがえます。

今回向かったカフェはマインドフルがテーマのカフェ。マインドフルネス(今の瞬間に集中する瞑想)は知っていますが、マインドフルなカフェとは一体?

早速そのカフェを訪れてみる事にしました。

メルボルンのグルメ紹介誌にも記載あり!


メルボルンっ子なら知っているGood Food Guide(GFG)。地球の歩き方が旅行案内だとしたら、このGFGはさながら「レストランの歩き方」といった感じ。

名前の通り、レストランがメインで紹介されているのでカフェの記載数は極めて少ないんです。ところがそのリストに、今回向かうカフェが紹介されているではありませんか!

他に紹介されている所もそうそうたるカフェが名前が連ねているので、これは相当期待できそうです。

Walk Don’t Run は歩いて行こう


カフェの名前は Walk Don’t Run。走らずに歩きましょう、という事なのでしょうかね。

場所はちょっと高級な住宅街のある Armadale。なんと駅のド真ん前。日曜日に訪れた事もあり、駅前の道は車通りがほとんど無く、電車の利用客もまばら。ちっちゃな駅前商店街の一角にカフェがあります。


他のお店はほとんど閉まっていてるのにも関わらず、カフェには人が吸い寄せられるようにやって来ます。通りすがりのカフェでコーヒーを一杯、ではなくこのカフェを目指してやって来ているお客さんが多いという事が分かります。

外席にも少し座ってみたんですが、ここは何とも静か。カフェの一般的なイメージは、BGMがうるさかったり雑踏で落ち着きが無かったりというものがありますが、ここはその対極にありました。この環境だけでも十分マインドフルといった感じ。

マインドフルなカフェとは?


今回訪れたカフェはマインドフルをテーマにしたカフェ。このお店が掲げるマインドフルとは、新鮮で100%オーガニックな食材を地産地消型で使い、各ディッシュにスーパーフード(抗酸化力のある自然食)を使っている、との事。

なるほど。各料理がどんなものか、期待が高まります!

カフェにマッチするおかゆさんのスタイル


この日、私が注文したのはおかゆさん (Savoury rice porridge)。 おかゆの優しい口当たりにこんぶダシと揚げネギで食感に変化を付けてあります。 ポーチドエッグがおかゆに良く合うので、ついつい口に急いで運んでしまいますが、そこは急かずにゆっくりと。

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絵になる料理たち


他の料理も紹介しますね。このカフェの料理はとっても絵になるものばかり。上の写真は牛肩バラのエッグベネディクト(Slow braised beef brisket Benedict)。

オーガニックカカオ、キヌア、ココナッツのミューズリ。見た目がきれいでカワイイ。食べ切る頃にはお腹が一杯になりますよ。

この日のスペシャルデザート。目の詰まったローフに焦がしバナナにブラックベリージャムを抹茶風味で。量は少ないですが、焦がしバナナの風味と抹茶の味が楽しめます。


締めにはマジック。お店に置いてある雑誌をパラパラめくりながらライトポップなBGMに耳を傾けます。外席にはBoseのスピーカー、屋内のスピーカーは隠れた位置にあるのでパッと見では見当たりません。席についた時は「音はどこから来ているんだろ?」と不思議に思いました。

それだけデザインと音にこだわっているのが伝わって来ます。

細部へのコダワリ


このカフェの名刺は淡い色の3種類のタイプがあります。こんなところにもこだわっているですね~。

このカフェのヘッドシェフはりょうさんという日本人のかたでした。色々質問攻めにしてしまいましたが、お忙しいのにも関わらず、ひとつひとつ懇切丁寧に説明して下さいました。各ディッシュにも日本風アレンジがあるのもうなずけます。


テイクアウトで頂いたバー。ひまわりの種、かぼちゃの種、ゴジベリー、チアシードなどがギッシリでプチプチ感が最高の一品。

歯ごたえがあるもの好きな人には超オススメです。

まとめ


ここのカフェで印象的だったのが、キッチンから時折り朗らかな笑い声が聞こえて来た事。そんな楽しい仕事場で創られる料理なら、美味しさがより一層増すってもんですね。

このカフェの名前にある単語、Runは「走る」という意味の他に「逃げる」という意味もあります。深読みすればこのカフェの名前の意図するところは「決して逃げる事なく、着実に歩みを進めてゆく」とも取れます。そんな事を考えながら、ふと「普段の生活で逃げている事って何だろな~」と思考を一巡。

こんなゆったりとしたカフェで日々の生活の歩みを振り返ってみる、というのも乙です。その際にはおかゆがおすすめですよ。

したらね~。

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Walk Don’t Run (ホームページ 地図 インスタグラム
17 Morey Street
Armadale VIC 3143
03 9500 0823
Open 8am – 3pm 無休

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