黒砂糖とショウガの風味が効いたアンザック・スライスはいかが? カンタンに作れるレシピを紹介します!
実は私、ときどきスイーツ作りをするんですが、その時によって「流行り」があるんです。
ある時はふわとろプリンだったり、またある時は小豆甘納豆だったり。しばしの間、ずっと作り続けてしまうんです。
そんな中、オーストラリア独特のアンザック・ビスケットをつくっていた時期がありました。これはオーツ麦と黒砂糖の味が特徴のクッキー。
で、最近このアップグレード版ともいえるアンザック・スライスのレシピを知りました。クッキーは直径5cm程度ですが、スライスは天板全面を覆うくらいの大きさでインパクトがあります。
そんなワケで今回はアンザック・スライスのレシピと作り方のヒントをご紹介します。
アンザック・スライスの材料
① 粉もの
300cc 小麦粉
300cc オーツ麦 (Rolled oats)
250cc ブラウンシュガー(粉状黒砂糖)
250cc 乾燥ココナッツ(細かく削られたもの, shredded coconut)
15cc おろしショウガ
② 溶かして混ぜるもの
150g バター
15cc ゴールデンシロップ
③ 合わせて溶かしバターにいれるもの
30cc お湯
5cc 重曹 (bicarbonate soda)
ショウガをすりおろす
上の写真は長年愛用しているおろし金。すりおろすキッチン用具は何種類か持っていますが、これが一番きめ細かくおろせますね。
ショウガをスライスに入れると、甘い風味との対比になって味がキュッと引き締まります。
1. 粉ものとおろしショウガを混ぜる
まずは①の材料を大きめのボウルに入れて混ぜます。
全体がまんべんなく、特にショウガは塊にならないように良く混ぜましょう。
ここに出てくるオーツ麦とは燕麦(えんばく)と呼ばれる種類の麦。オーストラリアでは朝食に、これを牛乳で煮たオートミールを食べます。
見た目が押し麦に似ていますが、押し麦は大麦をローラーで押したものなので種類が異なります。
2.バターにゴールデンシロップを入れて溶かす
バターを150g をしっかりと測り、弱火で加熱して溶かします。
バターを溶かす際、ゴールデンシロップを入れたりお湯で溶かした重曹を入れたりするので大きめの鍋で溶かしましょう。上の写真のソースパンでは小さ過ぎました。
ゴールデンシロップとは?
ゴールデンシロップとは色はその名の通り、黄金色の液体でサトウキビの絞り汁を煮詰める過程でできるシロップ。
カラメルみたいなサトウキビから来る独特の風味があります。
これをバターと共に鍋に入れて弱火で加熱します。
バターが完全に溶けたら、③の重曹をお湯で溶き、溶けたバターに注ぎます。ここでバターが一旦「ぶわぁ~っ」と膨らみますので要注意!
少し落ち着いたら②の粉に入れて混ぜます。
3.ドライスポットを無くそう
この段階まで来ればあとひといき。しっかりと粉のミックスと溶かしバターを混ぜます。バターを流し込むと一部だけに固まりやすいので、固まりや片寄りがないように混ぜていきましょう。
4. オーブンを160℃にして温めておく
オーブンを160℃に熱しておきます。その間に、クッキングシートを敷いたオーブントレーに生地を伸ばします。厚さは1cmぐらい。
その際、スプーンでペタペタやりながら形を作り、隙間がないようにシッカリと形を作りましょう。
クッキーの様にひとつひとつ作らなくて良いので、そのステップはすこぶる楽ちんです。
5.オーブンへ投入、約20分
オーブンの中でスライスが焼け始めると、部屋に甘~い匂いが漂い始めます。
生地は若干膨らむので天板のふちには2cmくらい余裕を持たせておきましょう。
焼き上がりました! あとはオーブンから出して自然に冷まします。スライスが常温にまで下がったらできあがり!
スライス的まとめ
でき上がったスライスは包丁で適当なサイズに切って容器にいれておきましょう。
外側はカリッと、内側はシットリしていて黒砂糖の風味とほんのりショウガの香りがします。食べでがあるし、一回でたくさん、しかもカンタンに作れるのでオススメですよ。
私はショウガの風味が好きなので、いつも規定の量より多めに入れています。ぜひお試しあれ!
それではまた!