メルボルンのカフェトレンドはコレ!2017年の流行を7つのキーワードで読み解く!

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メルボルンのカフェは年々進化し続けています。

5年くらい前にサードウェーブのコーヒーを出すカフェが雨後のタケノコの如くあちこちに乱立した時期は、ちょっと暗めの店内、赤レンガの肌地をそのままにしたカベ、ベニヤ合板を多用したインテリアがスタンダードでした。

そして2017年、新たなカフェの開店ラッシュはとどまる事を知らずアチコチで新店舗が産声をあげています。

ただ、トレンドがまた変わってきたという印象があり、5年前の店内装飾とはまた違ったテイストのカフェが増えてきました。

そんなワケで今回は2017年度における新たなカフェのトレンドについてご紹介します。

1. ベジタリアン、ヴィーガンの台頭

カフェに行ってメニューを眺めると、ベジタリアン向けの料理はリストの最後の方に、申し訳なさそうにチョロっと載っていた時代もありました。でもそれは既に昔の話。

最近では創意工夫を凝らされたベジタリアンメニューが多くなりつつあります。私は野菜もお肉も好きなんですが、料理の内容をメニューでじっくり読んでいくとベジタリアンの料理も十二分に美味しそうです。

ちょっと前なら、ベジタリアンのハンバーガーならお肉のパティのかわりにレンズ豆のパティが定番でしたが、上の写真のものはキノコのソテーをパティ代わりにし、食感も食べごたえもお肉に迫るものがありました。

例えばMatcha Mylkbarというカフェは、ベジタリアンカフェでありつつも味、食感共に普通のカフェ以上のものを取り揃えてあるし、ヴィーガン用メニューも充実しています。

今までは脇役であったベジタリアンやヴィーガンメニューは、バレエでいえばプリンシパルの役割をしっかりと担っているのでありました。

【参考リンク】 抹茶がテーマのカフェ、メルボルンに登場!徹底したコンセプトを堪能できる Matcha Mylkbar

2. 緑が溢れる店内

以前も店内に植物を置いてあるカフェはありましたが、最近の傾向はたくさんの緑を並べているところ。

素敵なカフェには必ずお花がテーブルに添えてあったりしますが、それに加えて緑が多さが際立ちます。

緑にはストレスを軽減させ心や体を回復させる効果があるそうです。その点でいえばカフェに緑はマストな存在ですね。

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3. ナチュラルな雰囲気

ちょっと暗い感じのトレンドから振り子の様に振り戻したのか、最近は明るいカフェが増えました。

カベを真っ白に塗ったり、パール調のタイルにして眩しいほどの明るさにしたカフェもできましたが、私が注目しているのは外からの光を採り入れて、ナチュラルライティングの優しい明るさを活かすようにしているお店。

窓を大きく取ったり、天窓からの明かりを活用しているお店には、蛍光灯の明るさとは違う雰囲気があります。

また、インテリアに木目調のものを使っているお店が目につくようになりました。ただの合板板ではなく、触って木目が感じられるテーブルやイスはぬくもりが感じられます。

こういった創意工夫が居心地の良い雰囲気を演出してくれるんですね~。

【参考リンク】 見渡せる空間とクリエイティブな料理を堪能できるカフェ @ Au79

4. 高い天井と空間

天井が高いカフェは今までにない系統ですね。上の写真のカフェ、Higher Ground は3階分をぶち抜いたくらいの高さがあり、開放感バツグンです。

この高さから来るゆったりした空間は今までにカフェでは体験し得なかったもの。また、窓の大きさにもご注目!

【参考リンク】 立体的で贅沢な空間を楽しめるカフェ @ Higher Ground

5. 料理の高いプレゼンテーション性

料理は食べる前に見て楽しむものですが、最近は如実にプレゼンテーションのレベルが上がってきています。

ただ単純に色彩豊かなだけでなく、こだわった素材をいかしつつ華道の天・地・人の如く、高さと立体感を活かした盛り付けは見る方としてもワクワクしますね。

【参考リンク】 メルボルンカフェ文化の核心はこのお店にあり。Crux & Co.で味わえる芸術品はこちらです。

6. アジアン・インフュージョン

もはやメルボルンでは当たり前となった抹茶ラテや抹茶パンケーキ。それ以外でもアジアの料理や味、調味料を融合したカフェメニューが増えてきています。

例えば上の写真のハンバーガーは野菜の部分がキムチで味付けされています。食べる前は「ハンバーガーにキムチ !?」と懐疑的でしたが、食べてみると程よい味付けで、ピリッとした辛さが全体のアクセントになっていました。

7. テイクアウトのカップがアート

ほとんどのカフェではテイクアウト用のカップが用意されています。

最近では、カップを見ればどのカフェのコーヒーだかわかる、というくらいに各カフェが特化したテイクアウト用のカップを用意されているんですよ。

しかもコダワリのあるカフェだと、数種類のデザインのカップを用意しています。可愛かったりアート性が高かったりするカップなので全て集めたくなってしまいますね。

まとめ

やはりメルボルンはカフェの街だという事を再認識させてくれる、メルボルン独特のトレンド。おさらいすると;

  1. ベジタリアン、ヴィーガンの台頭
  2. 緑が溢れる店内
  3. ナチュラルな雰囲気
  4. 高い天井と空間
  5. 料理の高いプレゼンテーション性
  6. アジアン・インフュージョン
  7. テイクアウトのカップがアート

面白いのは、同じオーナーさんが経営しているカフェでも、その店舗によってコンセプトを変えている事。きっと色んなカフェの構想が頭の中にあるのでしょうね。

メルボルンのカフェはここからは更にどういった進化を遂げてゆくのか、楽しみです。

それではまた!

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