オーストラリアはどれだけの多様な民族が住んでいるの?グラフで見る町の多文化の度合い
オーストラリアは多様性に富んだ国。
その中でもメルボルンは特に多民族が住んでいて、それぞれのアイデンティティを維持しつつも融合している不思議な街。
以前訪れたフレンチカフェはフランスの雰囲気、カールトンにあるライゴン・ストリートではイタリアの風情が漂い、ボックスヒルのマーケットに行けば中国ばりの威勢の良さが感じられます。
今回は、メルボルンには一体どれくらいたくさんの国の人が住んでいるのか調べてみました。
調べた情報元は?
情報はオーストラリアのテレビ局、SBSが運営しているウェブサイトから。
このサイトには色々な情報が集約されていて、ご先祖様の出身国 、年齢別 、食べ物 、宗教 、そして生まれた国などに基づいてそれぞれ統計がとってあります。
それぞれのカテゴリでのランキングを見ることができますし、 自分で選んだ町の、各カテゴリーにおけるランキングも見ることができます。
オーストラリアで多民族度 No.1のまちは?
このランキングで、出生国をチェックしてみました。ご先祖様からの血縁よりも、出生国の方が今のオーストラリアの現状を反映していると思ったのでそちらを見てみました。
で、ランキングをチェックしてみると、メルボルン郊外にあるクレイトンという町。こちらが多様性 No.1でした。
更にその内訳をみてゆくと、1位から、オーストラリア、中国(特別行政区と台湾除く)、インド、マレーシア、ギリシャ、インドネシア、スリランカ、イタリア、ベトナム、香港と続きます。
日本もリストに入っており、25位で47名が住んでらっしゃいます。
クレイトンの町の図書館に行ってみた
ちょうどクレイトンに行く用事があったので図書館にも寄ってみました。
館内の表示は多言語でなされている箇所もあり英語が不自由な人でも助かります。
色々なの言語の本も一つの言語につき、10メートル位ある本棚の片面全てを陣取るほどの量があってオドロキ。
それぞれの地域で住んでいる文化的背景の違う住民のニーズに応えて図書館に置いてある本の言語の種類も様々です。
全ての言語の本をカバーできなくても、異なる図書館では異なる言語の本をカバーする様なマトリクスになっていました。
諸外国にいて日本語の書物が並んでいるのを見ると、ホッとするような、ちょっとした心のオアシス的な存在に感じられるのと同時に思いがけない本に出会えたりします。
まとめ
これからオーストラリアへ長期的にいらっしゃる予定のある人は、ワーホリで行ってみようと思っている町 、移住したいと思う町などを上記のウェブサイトで検索していると面白いかもしれませんね。
特に移住を考えてらっしゃる方に対して言えるのが、移住しようとしている国が;
- 移民情報をどの程度キチンと把握して開示しているのか
- 移民に対してのケアがなされているのか(例えば格安の英語クラスを受けられるとか)
- 公共サービスの請求書でもいくつかの言語で書かれていたり、通訳サービスが提供されていたりするか
といった点も考慮すると良いでしょう。
個人的にはこのウェブサイトを使って、食べ物が一番多様な街の情報を調べるのが楽しかったです。
したらね~。