香りを楽しむ事。それは人類が死を賭して成し遂げた偉業 @ Market Lane Coffee
歳をとって良い事は、朝はやくに目が覚めるようになった事。そんな習性を活用し、週末はクイーンビクトリアマーケットへ買い出しに出かけました。
今回は、いつもの路上駐車ではなくて正規のパーキングへ直行。というのも朝6時から8時までは無料で停められる事を発見したからなんです。そちらに停めた方が時間にピリピリせずに買い物ができてグッドですよ~!
マーケットに行くときは必ず大量に買い物をするので、作戦を立てて買い出しをしています。まず野菜のセクションを回って買い物し、一旦車に戻って荷物を積んだ後に肉と魚を買い出します。早くに行けば空いているし良い品も見つかります。
この日は心身、そして時間的にも余裕があったので、普段は寄らないコーヒー店で立ち止まってみました。
三ツ星に輝くmarket Lane coffee
クイーンビクトリアマーケットのデリカテッセンエリアにはカフェ、マーケットレーンコーヒーがあります。ここの店は他の姉妹店と違って座席が無く、テイクアウトメニューのみ。
注文はすべて紙コップで提供されます。上の写真はちょうどバリスタさんが出してくれたところ。このカウンターの脇には飲み口が付いたフタがあり、セルフでかぶせる事ができます。
でもここで注意してほしいのは、フタをせずに香りを楽しみながらコーヒーを飲む事。さすが一流のカフェ、紙コップに入っていてもアートはしっかりしているし、香りもすこぶる上等です。
人間だけが楽しめる「味と香り」
実は ほとんどの動物が口では呼吸をせず、鼻から呼吸しています。犬は走った後などには口を開けてすごい速いペースで「ハァハァ」と息をしていますが、あれは体温調節のためにしているので空気は肺まで回っていないそうです。小さなヘビが卵を丸呑みしても窒息しないし、全力疾走した馬の鼻息が荒いのも、全て鼻で呼吸している為なのです。
気管と食道が繋がっていなければ熱い焼き芋を食べて胸につかえさせたり、お餅を喉に詰まらせる事はありません。
人間は唯一、気管と食道が一緒に繋がっている生き物で、食べたもので窒息する可能性があります。人間はそれだけのデメリットを被ってでも気管と食道を一緒にする道を選んだのでしょう。
気管と食道が繋がっていれば、食べた物の匂いを食べながらでも嗅ぐ事ができます。例えば匂いを嗅いで大丈夫そうに思った食べ物でも、口に入れた後に臭いからダメなものだと判断する事ができます。正にサバイバルのための機能ですね。
プラスな機能としては、口にふくんだ物の薫りを嗅ぐ事ができる事。そのお陰で口に含んだワインの味と共に、芳醇な香りを同時に楽しむことができるのです。
まとめ
という訳で、前置きが長くなりましたが、コーヒーは香りも楽しもう、という事が言いたかったんです。せっかく味と香りを同時に楽しめる様に進化した私達のカラダ、それらを駆使して、より一層コーヒーを 楽しんでいきましょう。
テイクアウトで注文したコーヒーに予めフタがついてきたら、始めのひとすすりは、フタを取って香りと共にエンジョイして下さい。
したらね~。
グーグルマップ上の表示は道路に面している様に書いてありますが、実際はマーケットの建物の中です。