自然な素材と滑らかさ・味わい豊かなジェラート屋 @ Piccolina Gelateria

2016年6月16日

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外に出かけて食事をした後、街中を歩いていておいしいそうなデザート屋さんを見かけて急に食べたいと思ったことありませんか?

たとえそれがラーメンライスを食べた直後でも。

デザートは別腹と、よく言いますが「デザート食べたい」と強く思うとオレキシンというホルモンが分泌され胃の活動が活発化します。その結果、胃には更なる食べ物を受け入れるスペースができ「別腹」が完成する、というわけです。

今回はそんな別腹をフルに稼働し、ジェラートを食べに行きました。

自然派ジェラートのお店


ラーメンライスを食べた店から歩いて5分のところにあるジェラート屋さん、ピコリーナ。メルボルンにはフローズン・ヨーグルトのお店やチェーン展開しているジェラート屋さんがぞくぞく新規開店していますが、ここも2015年12月に開店したばかり。

ここのジェラートのセールスポイントは、南イタリア式のレシピで作られ、全て自家製である事。

そして自然な素材を使っていて、人工着色料、保存料や香料は不使用。ジェラートの形を維持し易くする為の安定剤やゼラチンも入っていないそうです。

ショーケースの無いジェラート屋さん


上の写真に写っているおばちゃんが着ているもの、実はこのお店の制服なんですよ。縞々シャツが何ともおちゃめ。

このお店には普通のジェラート店のようなショーケースがありません。丸いフタが並んでいるのみ。フタの中にはポゼッティ(Pozzetti)と呼ばれる容器が入っていて、その中にジェラートが冷やされています。

壁のポスターに書いてありましたが、ここのジェラートは安定剤を使っていないので、見栄えがするように盛り上げてディスプレイできないし、保存料も入っていないので、あるべく密閉されて保冷が効く容器に入れてあるそうです。

ディスプレイされたジェラートを目で見て楽しむ、という事自体、実は安定剤やゼラチンを混ぜている結果、可能になるという事は初めて知りました。この時まで当たり前だと思っていたものが実はそういった裏側があるという事を認識させられました。

こだわりのジェラートを食す

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メニューには定番のフレーバーと、期間限定のスペシャルがあります。定番のフレーバーは安心して注文できる味ですが、スペシャルのものもそそられますね~。


スペシャルのメニューからレモン・チーズケーキを注文してみました。軽い酸味とチーズのリッチな味わい。チーズケーキファンになら絶対オススメの味です。

コーンかカップを選べるので注文の際には言いましょう。コーンが苦手、もしくはジェラートが溶けてしまって手が汚れるのが心配な方でも安心です。


ダブルスクープ(2味)で注文したのは期間限定のホットクロスバン味塩キャラメル味

ホットクロスバンとは、キリスト教の復活祭(イースター)の時期に食べる、レーズンが入ったシナモン風味の効いた小さなパンの事。何と、このパンをジェラートに練り込んでいるそうです。練り込むホットクロスバンは有名なパン屋さん、Baker D. Chiricoのものを使用。それを練り込んでしまうなんて何とも贅沢!

ジェラートを受け取ってから写真を撮る構図をずっと考えていたら徐々に形が崩れ初めてしまい、急遽、カップをもらって難は逃れられました。本来のジェラートってそれくらいソフトなのでしょう。

注文したフレーバーは、両方とも味わいが深く、口溶けも滑らか。イタリアそのままのレシピの為か、甘さは強めなのでダブルスクープを食べ切るまでには、口の中が相当甘くなりました。

まとめ


お客さんが途切れた時に、店員のおばちゃんにあれこれ質問したんですが、細かい事まで色々と詳しく説明してくれました。裏返せばそれだけ情熱を持ってジェラートを作っているのでしょう。頭が下がります。

ジェラートの今後を考えると、見た目へのアピールが大きいもの、と同時に本物志向へのトレンドの二極分化が今後もますます進んでゆくでしょう。今回、ピコリーナを訪れて思ったのですが、やはりコダワリを持って作られた食べ物はしみじみ美味しいな~、という事。ぜひまた他のフレーバーを試しに行きたいです。

もしお口の中が甘くなり過ぎてしまったら、道を渡ってすぐ近くにはカフェ「ライヤーライヤー」があります。そこの日本人バリスタ、ミネさんが淹れてくれるコーヒーを飲めば、お口の中の調和を美味しく保てますよ。

したらね~。

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