名物はワタリガニのスパゲッティー ! お客さんがひっきりなしのイタリア料理店 @ +39 Pizzeria
ボロネーゼ、カルボナーラ、イカスミあたりがパッと思いつくものですが、今回向かったイタリア料理店では名物がワタリガニのスパゲッティー。
メルボルンでもイタ飯屋はたくさんあるしメニューも幅広く取り揃えていますが、ワタリガニというのは初めて聞きました。
人気のお店だと言う事は聞いていたので夕食時、オープンしてすぐの時間帯に行きました。
今回はそんな人気店、「+39 Pizzeria」のご紹介です。
引きも切らずに続々と客が来る店
人気のお店だと言う事は聞いていたので夕食時、オープンしてすぐの時間帯に行きました。
お店に入るとイタリア訛りのお姉さんが対応してくれ「予約は入れてありますか?」と聞かれ、入れてない旨を告げると「まだテーブルがありますよ。」との答えが!運良くテーブルにつく事ができました。
そこから15分もするとどんどんお客さんが入ってきて満席になり、予約が入っていないお客さんは残念ながら引き返す羽目になっていました。
ちなみに私がレストランに滞在していたあいだ中、お客さんが入ってきては引き返す、ということを繰り返していました。お店の人気の高さが窺えます。
お店のシグニチャーティッシュ
メニューを一通り目を通したものの、狙いは定まっています。こういう時ってなんとなくソワソワしてしまうのは私だけでしょうか。
「チャーオ!ご注文はお決まりィ?」と言って来たウェイターのお兄さんに注文を伝え、あとはひたすら待ちます。
テーブルにカニ割りとボウル、ナイフとフォークの追加でカニフォークが置かれました。
ちなみにカニフォークの正式名称は蟹甲殻類大腿部歩脚身取出器具(かにこうかくるいだいたいぶほきゃくみとりだしきぐ)だそうです。早口言葉みたいですね。
トリュフハニーのサラダはいかが?
まずはサラダ。葉物はラディッキオ(紫キャベツ)でパルメザンチーズ、くるみと薄切りされた洋梨にn煮詰めたバルサミコ酢とトリュフハニーがドレッシングしてかかっています。
このサラダ、全体のハーモニー具合が絶妙でビックリ。まろやかになった酸っぱさとトリュフハニーの甘さ、ラディッキオのシャキシャキ感とクルミのハードな歯ごたえ、それを中和させる洋梨。
普段、サラダといえば青葉物を連想してしまいますが、こういったサラダの形態も十分にアリだと感心させられました。
トマトとチーズたっぷりピザ
お次に来たのはラスティカ・ピザ。3種類の調理されたトマトとモッツァレラチーズがのっています。
トマト3種類はそれぞれ食感が違うので、トマトが好きな人にはピッタリなピザですね。ただ、ゴロッとしたトマトがのっているので、食べる際にピザを傾けるとポロリンと落ちてしまうので要注意です。
本命の渡り蟹のスパゲッティー
とうとう来ました、ワタリガニのスパゲッティー!見た目のインパクトが大!
来店しているお客さん、各テーブルに必ず一人は注文していました。パスタはカニの風味がして茹で具合も程良かったです。
ただ、カニの身の方はというと、大して食べる箇所がありませんでした。この料理を食べるお楽しみ行事のひとつ、というレベルで考えておくのが無難です。
このレストランに名刺は無い !?
一通り食事を終えて会計を済ました際、このレストランの名刺をもらおうとカウンターに目をやりました。
一応は名刺はあったのですが、そこに書いてあるのはリンクアドレスと「今日のご感想をトリップアドバイザーでお聞かせ下さい」のひとこと。
トリップアドバイザーは日本の食べログのようなサイト。メルボルンっ子の間ではZomatoが幅を効かせていますが、世界に向けての情報ならトリップアドバイザーの方が一日の長がありますね。
後でわかったのですが、トリップアドバイザーのサイトから簡単に席の予約ができるんです。テーブルの回転率を上げるのには効果的な方法かつお店の良い宣伝になっています。
うまい事考えているもんですね〜。
まとめ
美味しくもありハッと目をひくような料理を展開しつつ、集客を世界にも向けて広げているところはなかなか上手いビジネスモデルだなと思いました。
例えば、諸外国からメルボルンに来てレストランを選ぶのであれば、ウェブサイトで評判を知った上で楽に予約がとれるのであればそのお店に行っちゃいますよね。
料理と食事的にもビジネス的にも、学び得るものがたくさんあったレストランなのでした。
それではまた!
今回のお店:plus39 Pizzeria
(ホームページ 地図 トリップアドバイザー)
362 Little Bourke St, Melbourne VIC 3000
無休 12:00pm – 9:30pm