子供時代の楽しかった記憶が蘇るアイテムを持とう、という話をプラレールを通して説明しようではないか。
年末はお片付けの季節。大掃除をして昔々のアルバムや文集などを見つけては、片付ける手を休めてついついページを開いてしまい、時間をいたずらに費やしてしまいます。
あのアルバムが持つ不思議な力って、一体何なのでしょうね。回顧の念みたいなものが働いてドンドン次のページ、次の本へと手を付けていく不可抗力。
ただしそれが時間を浪費してしまう悪い行為、とも限りません。
今回は懐かしいものに触れて考えた事についてのお話です。
幼い頃に遊んだおもちゃに再び触れる
蚤の市で偶然に見つけたプラレール(模型電車)の車掌車。
これを見つけて手に取った瞬間、幼い頃の記憶が走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。
実はこの車両、私が小さかった頃に所有していたお気に入りの車両だったんです。プラレールで遊ぶ時はいつも活躍していました。
こういったおもちゃって「記憶の付箋」的な役割を果たしていて、それに触れたときに一気に記憶が蘇ってきます。形見や骨董品はそういった不思議な力があるから人々に珍重されるのでしょうね。
購入した車掌車、前の持ち主がガッツリと遊んだ形跡と汚れがあったので分解して隅々までキレイにしました。私の場合はこの車掌車で遊んだのがめちゃめちゃ楽しかったので、これに触れるとその楽しさやワクワク感まで思い起こさせてくれます。
まとめ
異国の地に渡る際、色んなものを処分して来ました。膨大な量のカセットテープは厳選し、MDにダビングして持って来たし、大好きだった自転車やHOゲージの鉄道模型も売り払って来ました。
そうやって思い出となるものを次々と手放して来たからか、今となっては過去の体験を想起させるものが愛おしく思える様になりました。
こういった懐かしいものを持つ事は自分の原点を省みることに繋がり、そこからどう人生を歩んできたかを振り返るキッカケを与えてくれます。
車掌車は手にして眺めると非常にかわいいんですが、和みと同時に童心に返らせてくれます。そう、いつでもドキドキわくわくが溢れていた子供の頃に。
童心という言葉を辞書でひくと「こどものような純粋な心」とあります。つまりは懐かしいアイテムは自分の中の純粋な心を呼び覚ましてくれるんですね。心が疲弊したり汚れたりし易い昨今、これってとても大切な事ではないでしょうか。
今回の車掌車は努めて手に入れたわけではなく偶然の出会いから私の元へやってきたワケで、そんな不思議な縁にも感謝なのでした。
それではまた!
タカラトミー 2014-08-28
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