オージー流 買い物カート最新事情
オーストラリアでスーパーに買い物に行くと、この類いのカートを使います。
オージーの典型的な買い物スタイルは、ずばり「まとめ買い」。
1週間分の買い物をまとめてしているんじゃないだろうかと思うほどの物を
カートに山積みにし、フーフー言いながらカートを押している、
ちょっと太ったオージーの男女が私のイメージの中であります。
さて、最近買い物カートが進化したのでご紹介。
エルゴノミックに進化したハンドル
手すりの左右端からニョッキリ伸びているのはエンドバー。
しかも握りやすい形状になっています。
よくよく使ってみると、平らな部分を持って押し進んでゆくよりも
より細かいカートさばきを約束してくれます。
このエンドバーがあるだけで、カートの運転技術が
1ランク上になったかの様な錯覚に陥る位、
その効果は絶大です。
より長時間の買い物に備えて
ハンドルの真ん中に付いているこれ、
だれがどう見てもドリンクホルダー。
これはきっと、設計した人が
「お客さんが長時間買い物をして、歩き回って
のどが乾いた時にさっとドリンクが取り出せる様に」
そんな心優しい設計者の想いが見て取れます、
が!
今まで使われているのを一度も見た事がありません。
同様に、以前の買い物カートのモデルで
「フランスパン立て」がありましたが、
これまた誰も使ってませんでした。
このドリンクホルダーやフランスパン立ては
デザイナーの人達が一生懸命考えてデザインしたと思うんですが
残念ながら実際の買い物する人達のニーズには
合ってなかったみたいです。
何歳までが幼児?
買い物カートには、幼児を乗せるスポットがあります。
これは折りたたんで買い物スペースを広くとる事も出来るので便利です。
説明書きを改めてよく見てみると、体重制限は18キロまでとなっています。
果たしてオージーの場合、幼児の平均体重ってどんなもんなんでしょうね。
ドラえもんの身長129cmというのは、
連載開始当時の小学4年生の平均身長から割り出されたものですが
この18kgというのは出所がどこなのか気になります。
日本の買い物カートが、かご二つを載せられる分量から考えると
相当量の買い物が出来るオーストラリアのカートです。
ありがちなのが、4つある車輪のうち一つが浮いてたりクセがあったりして
押して行くと、どんどん右や左へ寄って行ってしまうので
気合を入れてまっすぐ行く様に頑張って、
いつの間にやら体力的にも精神的にも疲れしてしまう事。
どうぞみなさんが選ぶカートは思い通りに動かせます様に。
エンドバーがあればそれも楽かもしれませんね。