ウマいハンバーガーとフライドポテト、100種類以上のソースで客が集まるバーガー屋 @ Skipping Girl Takeaway
しがない町なかの定食屋さん。何故かお客さんがひっきりなしに入ってゆく。似たようなお店はいくらでもあるのに、なぜそこだけ人気なのでしょうか?
そういったお店は格別に美味しいから?安いから? はたまた名物おかみさんが切り盛りしているから? 要因はそのお店で様々でしょう。
メルボルンにも似た状況にあるお店があります。お店自体はそれほどパッとしないんですが、お客さんが後から後からやってくる。果たしてこのお店のどういった点に惹かれてお客さんは来るのでしょうか?
今回は街角のハンバーガー屋さんをご紹介します。
角にある小さなハンバーガー屋さん
街角の定食屋的な立ち位置のバーガー屋さん。ちょうど角っこにあるお店。
入り口からのぞくと一番奥まで見えるような小さなお店です。
中に入ったら席は空いているところに勝手に座ります。お水はセルフサービスで、カウンターで注文をし、代金を払います。
奥の位置から出入り口に向かって撮ったのが上の写真。見てわかる通り、席数が少ない上に狭いです。その分、外にもテーブルとガスヒーターが用意されています。
ジャンクフード天国へようこそ!
ファーストフード、しかもハンバーガーといえばジャンクフードの頂点の雌雄を決するほどのジャンキー振りですが、このお店にはジャンク街道まっしぐらなメニューが目白押し。
バーガーは定番のものからミートパティが3枚入ったもの、ブルーチーズを挟んだもの、マカロニグラタンを追加で挟んだものまで幅広く取り揃えています。
これだけジャンキーな感じでありつつも、ちゃんとベジタリアン・バーガーもラインアップに加わっているのは好感が持てました。
テーブルサイドにはメニューもあります。ハンバーガーの他、フライドポテトも種類とサイズが豊富にあります。
これならどんなにおなかが空いていても大丈夫そうですね。
ハンバーガーとチップス
オーソドックスにビーフバーガーとチップス(フライドポテト)のレギュラーをちゅうもん しました。
まるでアルマイトのお弁当箱の様な容器に入って出てきます。
両手で抱えるようにして持ち上げてかぶりつきます。相当ボリュームがあるのが写真からもみてとれますね。
もしかぶりつくのが無理であれば、ナイフとフォークを使って食べ進めましょう。
パティのジューシーさ、中のソースや溶けたチーズでベタベタになりますが、それらも「あぁ、ジャンクフードを食べているのね」という自己陶酔の世界に浸れるエッセンスになりますよ。
ズラリと並んだソースたち
実はこのお店の影の立役者がこのソースたち。数えてみたら優に100本超え!しかも人気のソースは最上段の超お得サイズのものが並んでいます。例えていえば、ヤクルト好きな人のために1.5リットルのペットボトルサイズが用意されている様なもんですね。
よくもまぁ、これだけ集めたもんだと呆れるのと同時に、世の中にはそれだけソースにこだわっている人が多いという事の現れでもありますね。
棚のはじっこにはショットグラス、お持ち帰り用にはプラスチックの容器が用意されています。
このショットグラス片手にソースの棚をじっくりと拝見。
定番のデスソース
もはや定番とも言えるデスソース。ご存知ない人に説明すると、これらはタバスコを超越する辛さのソースなんです。
辛さを表すスコビル値でいうと;
タバスコソース:5,000スコビル。
ビヨンドデスソース:99,760(タバスコの20倍)
サドンデスソース:105,000(タバスコの21倍)
しかし世の中には1,600万スコビル(タバスコの3,200倍)の辛さを誇るソースが存在するというのも驚きです。ちなみ警察官用トウガラシスプレー原料が530万スコビルなのでその3倍のヤバさってどれだけ危険なんでしょうね。
今回はフライドポテトをじっくり味わって食べたかったので、激辛のソースはパスしました。キャッチコピーが「Feel Alive (生きてると感じる)」とありますが、これをガッツリかけてフライドポテトを食べた日には生きた心地がしないと思います、ハイ。
ソースを選んでみる
あまりにもソースの種類が豊富なのでどれを選んだら良いかわかりません。
そういった時は迷わず「ジャケ買い」、すなわちラベルで目に止まったものを選ぶという作戦。私はワインは詳しくないので、どのワインを買ったら良いか分からない時に使っている戦法です。
で、最初に選んだのがこちら。ボーンドクターというブランドの「破廉恥(ハレンチ)な火照り」と命名されたソースを手に取ってみました。パッと見でドラキュラの絵かと思いましたがさにあらず。情熱的な接吻の絵だったんですね。
味はウスターソースにコクと深みを足した感じ。辛すぎず美味しいソースでした。
もういっちょ選んだのがこちら。マッチョなカウボーイ的なラベル。ローストした赤ブドウとハバネロのホットソース。
こちらはチャツネ的な、色んな野菜の煮込んだ甘みを感じられるソースでした。
カリカリを楽しむフライドポテト
ここのは3度揚げしていあるフライドポテトという事で、表面がサクサクを通り越してカリカリしています。
ホクホクしたフライドポテトをご所望でしたらこのお店のフライドポテトはオススメできません。
まとめ
最近では、美味しいハンバーガーとフライドポテトは当たり前、その上でお客を惹き付ける何かがあるお店が増えてきています。
このお店の場合はソース。他のお店の追従を許さないほどに並んだ圧倒的なソース群。思わず「今日はこのソースで食べたけど、次回はあっちのソースを試してみたいな。」と考えてしまいます。
ここのお店はAu79カフェも割と近いので合わせて訪れてみたいですね。ただ、その場合はしっかりとお腹の配分をお忘れなく。
それではまた!
Skipping Girl Takeaway (ホームページ instagram)
70 william st abbotsford, melbourne
火〜日 11:30am – 9:00pm