オーストラリアの動物たちは一体どうやって泳ぐのか?泳ぐ姿の動画をまとめたよ
オーストラリアには可愛らしくて不思議な動物がたくさんいます。
オーストラリア大陸の動物が独自の進化を遂げていたのは、ガラパゴス島と同様、世界から孤立してずっとしょう。
さて、そんなオーストラリアの動物たちですが、ちょっと調べてみたら奇妙なことがわかりました。オーストラリアの動物たちは皆を避けるということで皆泳げると言うことです。しかもそれぞれの動物が泳ぐ姿は愛らしいだけでなく不思議なことがイッパイ!
というわけで今回はオーストラリアの動物の泳ぎ方についてお伝えします。
オーストラリアの動物はどうやって泳ぐ?
乾燥したオーストラリアにいる動物は泳ぐ必要などなさそうに見えますが、どっこい泳ぐシチュエーションが多く見受けられます。
例えば川や沼などがある場合そこを渡りたい時などは泳いで渡ることがありますし、水はけの悪い地域では雨が降るとたちまち洪水になり辺り一帯が水面下になったり。
やはり自然の中に生きている以上、泳ぐ能力というのは必須なんですね。犬なら犬かき、じゃ、他の動物ならどんな泳ぎ方をするのでしょうか?
そこでオーストラリアに住んでいる動物たちの泳ぎ方、それぞれの動画を集めましたので見てみましょう。
カンガルーの泳ぎ方
カンガルーは両足を揃えてぴょんぴょん跳ねます。ゆっくり歩く場合、前足も使ってにじって進みます。この時も両足は左右揃えたまま前進していきます。
ところが ! なぜか泳ぐときだけは足を左右交互に動かすことができるんです。
言われてみればカンガルーが背筋を伸ばしてスタスタと歩く姿というものは見たことがありません。なんとも不思議な限りですね。
コアラの泳ぎ方
コアラはオーストラリア原住民のことばで「水を飲まない」という意味。必要な水分は主食のユーカリの葉から補給をするものの、必要とあれば木から降りて水を飲みます。
一日のほとんどは寝て過ごすコアラは動作は緩慢なイメージがありますが、オス同士のケンカの時はビックリするほど素早い動きを見せるんですよ。
泳ぐときも同様で、意外と泳ぐスピードは速いです。水の中で相当手足を動かしているのが窺われます。
エミューの泳ぎ方
オーストラリアに住む大型の鳥、エミュー、一見ダチョウに似ていますが、それより一回り小さめ。
髪が長い人は経験があると思いますが、毛先が傷んでくると枝毛になりがち。でもこのエミューの場合、全身枝毛だらけ。どういう事かというと、一つの毛穴から羽が二本でているんです。枝毛カッターでも間に合わないくらいの枝毛の多さ(?)ですね。
エミューは地上なら時速50km/hの速さで走れるので走れるので、その脚力を活かして水の中でもスイスイ。
ハリモグラ(エキドナ)の泳ぎ方
ハリモグラはオーストラリアではエキドナと呼ばれています。
オーストラリアは不思議な動物の宝庫ですが、この動物は特にヤバいです。全身を針で覆われていて、卵で生まれてきて、お腹にある袋の中で育てます。授乳して育てるのですが、母乳はピンク色。
ストローみたいなくちは5mmしか開かないおちょぼぐち。アリしか食べないグルメさんなんですが、泳ぐときにもこのおくちが大活躍。
泳いでいる最中は体のほとんどが水面下に沈んでいますが、息継ぎをするときに口をシュノーケルの様に水面から突き出して空気を吸います。これってゾウさんと同じ泳ぎ方ですね。
カモノハシの泳ぎ方
その名の通り、カモの様なクチバシを持った動物で水辺に生息しています。水の中の暮らしに適したように手には水かき、水を弾く毛皮で覆われています。
いかにも水辺での生活が得意そうですが、このカモノハシ、実は目と耳を閉じて泳ぐんです。
目をつぶって泳ぐので視界はゼロ。それを補う様にクチバシで微量の電気を感知して、水中にいるザリガニや虫を探し当てて食べるんですよコレが。
私は泳げるようになったのが他の子に比べて遅く、学校でプールの授業があった時には目を閉じてビート板にしがみついてひたすらバタ足。オーストラリアに来てからカモノハシの泳ぎ方を知った時、『カモノハシくん、きみも泳ぎが苦手なのかい。』と勝手に親近感が湧いてしまいました。
まとめ
不思議な大陸の不思議な動物たち、そしてヤツらのちょっと不思議な泳ぎ方をご紹介しました。まとめると
- カンガルー → 左右の足を交互に動かして泳ぐ
- コアラ → 泳げる!コアラなのに犬かき
- エミュー → 健脚を活かして泳ぐ
- ハリモグラ → 体は水面下に沈んでいて口先だけで息継ぎ
- カモノハシ → 目と耳を閉じてクチバシの感覚を頼りに泳ぐ
野生に生息している上記の動物は、ラッキーな事に私は全て出会った事があります。
カモノハシはメルボルン中心街から車で1時間も離れていない場所で見かけましたよ。案外、人間が見ていないところで動物達は泳ぎを楽しんでいるのかもしれませんね。
それではまた!