自転車のVブレーキ、ワイヤーの出っ張りを解消!ケーブルの取り回しをスマートにして効きを改善しよう!

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オーストラリアは日本にも負けず自然に溢れています。

マウンテンバイク(MTB)で自然の中を颯爽と走る姿とか、とっても絵になりますよね。

そんな事もあってか、MTBパークへ自転車を乗りに行くと最新式のMTBをよく見かけます。私が乗っている自転車はもはやアンティーク状態。同じ様な自転車は滅多に見かけなくなりました。

MTBに乗っていて速く走る事と同様に大切なのが自転車を減速させて停止させる事。そのためには効きの良いブレーキが必要となります。

今でも多く使われているVブレーキ(上の写真)。これは文字通り、前から見るとV型をしたブレーキなのですが、時代の進化と供にディスクブレーキにとって代わられています。

Vブレーキ愛好家である私としては、ディスクブレーキが全盛の昨今の中にもVブレーキの立ち位置はまだ残っていると信じています。

Vブレーキのメリットは多数ありますが、デメリットとして「ワイヤーの取り回しに関して融通が効かない」という点、通常のワイヤーの取り回しではパワーロスが起きる」等があります。

この問題を解消したシステムを考案して長年使っているのですが、Vブレーキの衰退と供にこの技術がなくなってしまうのは勿体無いと思い、ロストテクノロジーとならないようにブログに記述しておく事にしました。

というわけで今回はマニアックな、Vブレーキのワイヤー取り回しについての話です。

Vブレーキ・ワイヤー取り回しの問題点

Vブレーキを後輪に使っていると、ハウジングワイヤーが左側へピョコンと飛び出しており、ペダリングをする際、かかとが擦ってしまう場合があります。

U字に曲げられた金具を更に曲げる事も可能ですが、あまり急に曲がったアウターケーブルにしてしまうと、中のワイヤーとの摩擦が多くなり、ブレーキの反応がモッサリとしてしまいます。

ワイヤーの取り回しを改善したのがコチラ

こちらはアウターワイヤー(黒色)の取り回しを改善した自転車。ワイヤーは全然飛び出していません。むしろブレーキ本体の方が飛び出しているぐらい。

ではどういったワイヤーの取り回しをしているかというと。。。

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通常はリアアウター受けにU字型アウターをはめて使いますが、それを全く無視して作ったのが上の様式。

ロードバイク用のブレーキワイヤーとリアアウター受けをワイヤー止めで連結。そして黒いアウターワイヤーをリアアウター受けに通します。

ロードバイク用のブレーキワイヤー、アウター受けとタイコの間にワッシャーを噛ませてあります。タイコ部分がVブレーキのアウター受けの穴のサイズに大してほんのちょっと小さめだったもので。

重量的にはちょっと増えますが、ワイヤーの取り回しは圧倒的に簡略化されます。ブレーキの効きもダイレクトに感じられるし、自転車を漕いでいてかかとをワイヤーにこする事もありません。

まとめ

昔から伝わる刀の鍛造法、一部は失われてしまって昔のような固くて粘りのある刀は今となっても作れないそうです。正にロストテクノロジーですね。

ちなみに私が使用しているアウター受けはオンラインでも買う事ができます。

今回はちょっとマニアックな話でしたが、もしVブレーキを使用していてワイヤーとかかとが擦れて困っている人の一助になれば、との思いで書きました。Vブレーキ、まだまだイケますよ。

それではまた!

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