逆の立場から物事を見てみると外が中で終わりが始まりになる。逆から考えるための3つのヒント
以前の記事で「相手の立場から物事を見てみると」 というものを書きましたが、私はいつもこの事を意識しようと努めています。つまり同じものごとでも、常に異なる見方があるわけで、出来事や置かれた状態でも見方によってプラスにもなるしマイナスとしても受け取れます。
仕事での大失敗や、家庭菜園をしていて野菜をあらかた枯らしてしまったりというのは確かによろしくない事ですが、そんな中からも何か学べる事がないか、探すようにしています。
1.ものごとの終わりは新しい事のはじまり
電車の終着駅は、同時にその電車の始発駅にもなります。全くをもって同じもののはずなのに、どう定義するかによってその駅が始発にもなるし終点にもなる。まさに見方だけの問題でどちらにもなり得るのです。
普段の生活の中では見えにくいですが、何かが終わる事はまた新しい何かが始まる事。終わる事を嘆くのか、始まる事に対してワクワクして心躍らせるのかは自分次第。自分の心ひとつにかかっています。
2.同じものでも上から見るか下から見るか
flickr.com CC by ajari
上の写真は一見、小さくて深いプールの中に二人のひとが潜っているように見えます。実はこれ、金沢21世紀美術館にあるアート作品なんです。
レアンドロ・エルリッヒさんの作品で、その名もスイミング・プール。まるで本当にプールが水で満たされている様に見えます。
flickr.com CC by Tom Waterhouse
プールの中の部分にも行く事ができ、そこから上を見上げると、そこには全く逆の世界を見る事ができます。
プールの上から下の事は想像できますが、下から見上げた風景を見る、という経験は滅多にできません。いざ下から見上げてみると、これまた不思議な世界が繰り広げられています。
始発駅と同様、逆からものごとを見る事によって、想像だにしなかった事に気付いたり感じたりする事ができます。
3.振り返ってみて初めて意味が分かる時もある
日本人女性ふたりのユニット、チボ・マット、 Sugar Waterという曲。ビデオクリップの映像は左右に分かれていて、一つは普通に再生され、もうひとつは逆に再生されています。映像を完全に見終わると、左右の映像の意味がやっとわかります。私も数回、繰り返し見てやっとこ理解できました。
物事が終わってから振り返ってみて、その時に初めて「あぁ、これはこんな意味があったんだ」という理解ができる事があります。その経過途中ではワケがわからんちんな事は多々ありますが、全てが片付いた時には案外全貌がはっきりと見えたりします。
このクリップを見て、そんな事を思いました。
まとめ
Photo credit: yellowcloud / Visualhunt.com / CC BY
ひとつの事象であってもネガティブな面はみつけやすいしそれに気分が引きずられやすいですが、その事が起こった故に もたらされた良い事柄や学びもあるはず。
ふさぎ込んでいる時には、良かった要素というのはなかなか見つけづらいですが、上に挙げた3つのヒントを踏み台として悩みやトラブルもプラスの面も意識する様にして悠々と乗り越えて行けるようにしたいものですね。
したらな~。