足りない英語力をカバーする2つのワザ
「あの~、あれだよアレ!ソレをナニしておかなきゃ。」
こんな冗談みたいな会話が日常的に繰り広げられるとは10年前の自分には想像だに出来なかった事でした。
日本語でもこんなに危いのに、増してや英語なんて、イザという時に言葉が出て来ない事もしばしば。
例えば褒め言葉ならグッド、グレート、ワンダホー位はパッと言えますがそれ以上の教養を匂わせる様なボキャブラリーはどういう訳か、出て来てくれません。
英語力が足りない時には2つのワザを使おう
昔、シドニーに住んでいた頃にお寿司屋さんでアルバイトをしていたんんですよ。下準備とお弁当の準備の仕事がメインで、魚のおろしたり、エビの殻を延々と剥いたりするのが担当。長時間、それをやっていると魚のうろこやエビの足が腕に張り付いて、しまいにははんぎょドンみたいになりました。でもそのおかげで包丁の使い方や料理の盛り付けも学べ、とても実になった経験でした。
さて、そのお寿司屋さんの皿洗い場を担当していた中国人のおばちゃん、なんと中国語しかしゃべれません。でも見事に周囲の人たちと意志を疎通する事が出来る達人。
そのおばちゃんはどうやっていたかというと、ずばり表情とジェスチャーが上手いのでありました。
その1 目を中心とした表情
まずは表情。すごく表情が豊かで、それと合わせて目線のやり具合や左右非対称な目の開き方で感情を訴えたりしていました。
上の動画はお兄さんが歌に合わせて口パクで歌っています。
体全体の動きは少ないのですが、しぐさや表情があまりにも豊かなのでなぜか目が離せません。
人を惹きつける話し方って、そういった要素も大切だと思います。
その2 顔を含めた体全体での表現力
シルク・ドゥ・ソレイユというサーカスの1シーン。
言語は全く使っていない、ショーでのスキット。表情とジェスチャーでの表現力にご注目。
ちょっと頑張ってる時にはあごをしゃくれさせて驚きの瞬間にはおめめをパチクリんこ。
叫んでいる時の大きな口の開け具合。体を左や右へ、大げさなまでの振り方。
その全てが集積されて、こちらにメッセージとして伝わって来ます。
まとめ ー まずは真似してみる
もちろん、上の二つの動画ほどに表情やジェスチャーが駆使出来れば英語が話せなくても十分に意思疎通が出来そうなもんですが、完璧にマスターするのには、お勉強して英語を習得する以上にハードルが高そうです。
でも、きっと身の回りにいる、自分より表情豊かな人やジェスチャーの身振りが大きい人達を見よう見まねでスタートしてみるのが一番の近道ですよ。
via flickr.com cc Arkangel