メルボルンで味わう本場ギリシャの味!ギリシャフェスティバルでストリートフードを堪能したよ
前回の記事でお伝えしたジャパンフェスティバル、それと同じ日にメルボルン中心街のもう片方ではギリシャ・フェスティバルが行われていました。
【参考リンク ー メルボルンは祭りの真っ盛り!夏のジャパンフェスティバルの楽しみ方 】
メルボルン中心街の移動はもっぱら路面電車(トラム)。中心街区域なら無料で乗れるんですよ!
ジャパン・フェスティバルがあったフェデレーション・スクエアからトラムでほんの5分で到着。
フェスティバルの場所はロンズデール通り。この通りにはギリシャ料理屋やカフェ、ギリシャグッズのお店などが並んでいます。
今回はギリシャ・フェスティバルの様子と、そこで試してみた食べ物・飲み物についてご紹介します。
移民の歴史 ー オーストラリアとギリシャの場合
ここでギリシャとオーストラリアの関係についての略歴などをひもといてみましょう。
1829年にオーストラリアに最初のギリシャ移民がやってきました。1850年代、メルボルンでのゴールドラッシュの際には富を求めて多くのギリシャ人がやってきました。
第2次世界大戦の後、ギリシャは内紛状態にあった事もあり、160,000人がオーストラリアに移民して来ました。そのほとんどがメルボルンに定住したというのも驚きです。
そして2000年以降、ギリシャの経済危機状況の煽りを受けて移民してくるギリシャ人が増えました。
2011年の国勢調査では、252,211人が家庭でギリシャ語を話している、と答えています。
ギリシャ国外で1番ギリシャ人が多い街はメルボルン。そんな土地柄もあってギリシャ人の人口密度は相当に高いし、ギリシャ人が多く住む街もあります。
【参考リンク ー ギリシャ系スーパーには隠れた美味いもんがたくさん】
そんな歴史もあってメルボルンはギリシャとのゆかりが深いんですね〜。
ギリシャ流、お祭の食べ物・飲み物
メルボルンで有名なギリシャ料理といえばスブラキ。ロースト肉を削いで野菜とソースと共にピタで包んだ食べ物。
フェスティバルでも人気料理らしく、スブラキの店には長い行列ができていました。
ロースト肉の前を通ると煙が凄いんですが、同時に炭焼きのお肉の匂いが漂っていて思わず「ひとつ下さい」と言いたくなります。(この日は食べなかった)
ギリシャヨーグルトは美味しいよ
メルボルンのスーパーでは必ずギリシャヨーグルトが棚に並んでいます。日本ならブルガリア・ヨーグルトなのでしょうが、こちらならギリシャヨーグルトはマストな食べ物。
なぜギリシャヨーグルトが人気なのかといえば、美味しいのはもちろん、その滑らかな食感にあります。
ギリシャヨーグルトはクリーミーで、凍らせればそれだけでアイスクリームの代用品になるようなリッチさ。
はちみつをかけて食べても良いし、このヨーグルトを、マヨネーズをかけるものの代わりに使っても美味しいですよ。
ギリシャのドーナツ「ルクマデス」
ルクマデスはギリシャのドーナツ。面白いのはたこ焼きの様な丸っこい形をしているところ。
どうやって丸くするのかといえば。。。
このお兄さんが手にしている機械。ハンドルを回すとドーナツのタネがポチョンと高温の油に落ちる仕組み。
落ちたタネは油の中で勝手に丸くなってくれる、というわけです。
5種類のフレーバーがありましたが、そのうちの2種類、チョコとオリジナル(ナッツとはちみつ)を選びました。
揚げたてを食べられるのが屋台の良いところ。アツアツのところを頂きます。
こうしてみると、何だかたこ焼きみたいですね。でも食感はとってもモチモチしていて、たこ焼きのそれとは全然違います。
ソルト&フェタボール
甘いものの後は塩っ気の効いたものを食べたくなります。
フェタはギリシャで人気のあるチーズ。白くて見た目は木綿豆腐に近いです。よくサラダにほぐして混ぜられています。
ここのボールはフェタチーズが混ざっている生地を揚げたもの。ドーナツに近い感じですね。レモンをしぼってソースをちょいと付けて頂きます。
これも美味しかったのですが、油と塩っ気でのどが渇く一品でした。
ギリシャのフラッペとは
こちらのお店、フラッペというからには、かき氷のようなもの、もしくはスターバックスのフラペチーノから連想される、氷を細かく砕いた飲み物を想像して注文しました。
甘さは甘い、中間、砂糖なしの3段階で注文できます。甘いものも食べた後なので中間のでお願いしました。
で、受け取ったのがこちら。冷たさで頭がキーンとしないようにソロリソロリと飲んでみます。すると。。。
ただのアイスコーヒーやん。
確かに上の方には泡があってラテっぽい雰囲気が出ていますが、中に入っている氷は微細な粒ではなく、ごく普通の四角い氷。
ちょっと拍子抜けしました。
家に帰ってから調べたところ、ギリシャのフラッペはインスタントコーヒーで作るのが正しいそうで。
ギリシャの国旗にある青と白のストローがチャーミング。でもこのストロー、紙製なのでず〜っと使っているとふやけて来ます。
まとめ
メルボルンにはたくさんのギリシャ料理屋さんがあり、今だにギリシャ由来のそのままの味で出してくれる店が多くあります。
ルクマデスは冷めてしまうと味が落ちてしまうので、こういったフェスティバルがあったらそこで食べるのがベストだし、本場の味を楽しめます。
メルボルンに来たならぜひギリシャ料理を試してみて下さい。注意点としては、ものすごいボリュームで出てくるのでちゃんとお腹を空かせてからお店に向かいましょう。
それではまた!