エイリアン:コヴェナントを観たけど謎は深まるばかり!あらすじ・ネタバレ感想・疑問の三本立て!

2017年9月18日

見てきました ! エイリアンシリーズ最新の映画「エイリアン:コヴェナント」。この映画は1978年にリリースされた「エイリアン」の前日譚、「プロメテウス」の続編と言う位置づけ。

前作のエピローグでは、人間を創造した宇宙人「エンジニア」に出会い、主人公で唯一の生存者であるエリザベス・ショウとアンドロイドのデヴィッドがエンジニアの星に向かう、というところで終わります。この映画はそこから続いています。

この映画は三部作になるらしく、今回の映画で第3部に向けた伏線を引いたのかどうかわかりませんが、謎が多め。

今回は映画の簡単なあらすじ、そして映画を見た感想(ネタバレ含む】、そして私が納得もしくは理解できなかった謎について挙げていきます。

なお前作の「プロメテウス」を観てストーリーが分っている、と言う前提でお話を進めさせていただきます。

なお、ネタバレが多く含まれますので映画を見て楽しみたい方は読み進めないようにして下さい。

エイリアンシリーズの時系列のおさらいはこちら:
オーストラリアでエイリアン:コヴェナント公開!エイリアン・シリーズのタイムラインとストーリーのおさらい

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エイリアン:コヴェナントのあらすじ

2104年、植民地化計画を携えた宇宙船コヴェナント号は惑星オリガエ6に向かっていた。この宇宙船は開拓者となる2000人の人間、人間の胚を冷凍休眠にして運んでいた。超長期に渡る航行を司っていたのはウォルターという名のアンドロイド。

航行途中、宇宙船はニュートリノ爆発に遭遇。その衝撃で宇宙船内はあらゆる故障を起こし、急遽航海士たちのみを冷凍休眠から目覚めさせる。この事故で船長を含む50名を越す死者を出し、航海士達は船の修理に躍起になっていた。

そんな最中、航海士の一人が謎の信号を受信する。この信号の発信源を調べたところ、奇しくも植民するのに適した環境の惑星から発信されていた。船長の死後、新しく任命された船長は頼りないながらも発信源を調査する事を押し進める。

その惑星に探索チームが小型宇宙船で降り立ち、発信源に向かって歩いて向かって行った。発信源に到着すると見た事もないような奇妙な宇宙船を発見する。内部を探索すると、エリザベス・ショウ(前作『プロメテウス』の主人公)のタグや写真が見つかり、「なぜ彼女のものがこの星に?」と探索員は不思議がる。

同じ頃、道中で黒い粉末を吸い込んだ探査員の二人が体調不良を訴える。具合はどんどん悪化し、急いで小型宇宙船の医療室に連れ込まれた隊員は背中が裂け、そこから生命体(ネオモーフ)が誕生したのであった。


ネオモーフの視点からのショートビデオクリップ。リアルタイムで視界を360°見る事ができる(グロテスク – 閲覧注意)

生まれ落ちて間もないにも関わらず、獰猛に人間を襲い始める。退治しようと銃を乱射した際、小型宇宙船内のガスタンクを撃ち抜いてしまい大爆発を起こして小型宇宙船は大破してしまう。

退路を絶たれた探査員達はネオモーフに襲われるが、その窮地を救ったのはアンドロイドのデヴィッド(前作『プロメテウス』に登場)。

果たしてプロメテウス号の事件から約10年、デヴィッドは一体何をしていたのか。この星には何があるのか、そしてプロメテウス号唯一の生存者、エリザベス・ショウはどうなったのか?

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観た感想など

全体的にダークな雰囲気と迫りくる恐ろしさは健在でした。エイリアンは既に全貌をさらされてしまっているので新鮮味がありませんが、新たな生物とその出生方法も今までにはないタイプで楽しめました。

キーとなるのはアンドロイドのデヴィッド。彼はアンドロイドなのに平気で嘘をつくわ、人を傷つけるわ殺すわで、彼こそが本当の人でなしです。

ロボット三原則の第一条、「ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない」もヘッタクレも無いわけで。。。

でも、そもそもこのアンドロイドは人間が作ったものなので、そういった行動がとれるようにプログラムしたのも人間なわけで。実は人間が一番コワイ、というオチが付きそうです。

謎は深まるばかり

たいてい続編であれば前編の謎が解決されたりしますが、このエイリアン:コヴェナントにおいては、かえって謎が深まってしまいました。

そこで「え?どうして?」と思った点や謎のままになってしまった要点などを挙げていきます。

謎の信号探索に向かう判断が軽々しい

謎の信号を傍受したからそれを探索に出かけよう、と言う判断。行くかどうかの最終決定を下した新船長、なりたてホヤホヤで優柔不断な船長だったとしても、この判断をするのはリスクが大き過ぎやしませんかね ? 2,000名の命がかかっているのに。

エンジニアの惑星に、なぜもっとたくさんのエイリアンがいないのか?

黒い粉末が「肉体を持った生き物」に影響もたらすのであれば、そこら中に凶暴な虫だらけになるはずですが。凶暴なハチやアリなど想像しただけでもコワイ。でもどうやらそういった類の生物は死に絶えてしまってたようです。

また黒い粉末を人間が吸い込むだけでネオモーフが誕生するなら、エンジニアからもけっこう多い数のネオモーフが闊歩していても不思議ではありません。でも全然出てこない。なぜ?

ちなみに映画に出てきた針葉樹林、花は1つも咲いていなくて麦と思われる植物(風で受粉する)についても、虫を媒介しない受粉方法なのでそれらの草木が生存しているのは納得がいきます。

エンジニアの惑星に上陸した人間全てが感染しているのではないか?

上に同様なのですが、黒い粉末は、キノコ(?)から胞子が放出され、人間めがけて飛んでいきます。不可解なのは、黒い粉末はどうやってそこに人間がいる事を感知し、移動して行けるのでしょうか?

また、そんな簡単に浮遊しているなら多かれ少なかれ探査員は全員、黒い粉末に感染しているのでは? もしかして第3部への伏線だったり。。。しませんよね。

エイリアンの卵は一体どこから来たのか?

エイリアン2でエイリアン・クイーンが卵を産んでいるシーンが出てきますが、今回はクイーン以前のお話。ではいったい卵はどこから来たのか?

デヴィッドは「色んな生物で実験した」と自慢げに話すシーンがあります。例えば、この星に土着の生物をベースにして改良された卵なのでしょうか?

科学が進んでいる割には不可解な行動が多い

得体の知れない惑星に行くのなら無人探査機を送り込むとか人間のかわりにアンドロイドを送り込むとか方法はあるでしょうに。でもそういう事はせずに人間を送り込む、これぞ映画の王道(笑)。

探査するのにも天候がどう変化していくかわかっているのなら、もうちょっと天候が良い時、嵐がおさまってから探査に行くとかにした方が、よりリアリティーが出ます。

上陸する際の検疫、前作では宇宙服みたいなスーツを着ていてウイルスや病原体等を吸い込まないように完全密閉されていました。が、何故か今回は何にもなし。なんで?

冷凍休眠されている人間のポッドの配置

宇宙船の搭乗員はベッドの様なポッドの中で冷凍休眠にされているのですが、開拓者達はコートハンガーで吊るされているかの様にブラブラしています。

映画冒頭に出て来るニュートリノ爆発のせいでこのコートハンガーたち、グワングワン揺れるし火事になったりします。果たしてこのセッティングの差は一体なぜなんでしょうね?

本当にエンジニアの星だったのか?

人間より超越した科学を有するエンジニアの星に到達したはずなんですが、科学が進んでいる様に見えるのは宇宙船のドッキングステーションだけ。建物も、宇宙船を見上げる観衆も科学が進んでいる様に見えません。

勝手に想像するに、前作に出て来るエンジニアとは別の種族が住んでいて、この惑星に住んでいるエンジニアとは別の惑星にもエンジニアがいる、そう思います。

デヴィッドの行動が不可解

物語のキーとなるデヴィッドの行動、プロメテウスの時から謎なものが多かったです。

エンジニアの言葉をすらすら解読したり会話したり、黒い液体の入ったシリンダーやアンプルの扱い方を知っていたし。

今回は探査隊員たちを最初は助ける → 実験材料にしようとした → 助けた、という行動の変化があります。置かれた状況によって随時作戦を変えていった、という見方もできますが何だか腑に落ちません。

まぁ、あんまり細かい事にこだわり過ぎると映画全体として楽しめなくなってしまうのでこの当たりでよしとしましょう。

まとめ

いかがでしたか? この映画は、エイリアンはどこから来たのか、そもそもエイリアンを作ったのは誰なのか、という謎に迫っています。今後の映画では、エンジニアに関する答えが出てくれると良いのですが。

エイリアンシリーズの映画で、エイリアンの全貌は既にさらされているため、今までと同じエイリアンはいささか食傷気味。それをうまい事、変化球を投げて来たのが監督のリドリー・スコットさん。恐怖への演出はさすがです。エイリアンシリーズのファンとしてはとっても楽しめました。

なお物語のどんでん返しはあえて書きませんが、ストーリー的に ものすごく後味の悪いエンディングです。近年稀に見る後味の悪さでした。

この映画に興味をもったなら映画館でダークな世界観を体験してみて下さいね。日本のかた、もう少々お待ちを。

それではまた!

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