クルクル丸まった巻物の様なアイスクリーム! スクロールアイスとは何ぞや? @ Scroll

2017年5月14日

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メルボルンは朝起きた時に感じる冷え込みが深くなりました。まちなかの風景もご覧の通り、落ち葉が風に舞い、道行く人はすっかり冬の装い。

そんな寒い日々のメルボルンですが、アイスクリームに関してはホットな情報がいろいろと舞い込んできます。

新しいアイスクリーム屋さんやジェラート屋さん、そして今回聞きつけたのはアイスクリームともジェラートとも違う第3の勢力、スクロールアイスというもの。

名前だけ聞いてもピンとこなかったので早速、お店へ向かいチェックしてみる事にしました。

店の名は「スクロール」


場所はメルボルン中心街のフリンダース駅から電車で9分のプラハン駅(Prahan station)で降り、そこから歩いて10分ほど。

お店の前の立て看板には

TEPPANYAKI ICE CREAM

とあります。ん?鉄板焼き? 焼いてあるのか? 天ぷらみたいに揚げたアイスなるものは食べた事がありますが、どういう事なんでしょうか?

ちょっとドキドキしながらお店に入ります。

スクロールアイスとは?


生クリームをたくさん練って空気を含ませて滑らかにしたものがアイスクリーム。それよりも空気を購入する量が少ないのがジェラート。日本の定義の場合、アイスクリームは乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上あるもので、ジェラートは乳脂肪が5%前後。

スクロールアイスとは生クリームに牛乳、糖シロップなどを混ぜたものをマイナス20℃の鉄板の上で、素早く練ったものをこそげて作ったアイスクリーム。ん~なんだかこんがらがった説明ですね。

ここは論より証拠、作成工程を写真で追って見ていきましょう。

スクロールアイスの作り方


まずはクリームを鉄板の上に流し込み、オレオなどの材料と一緒に手早くかき混ぜます。そうしてる間にもクリームはどんどん固まって行きます。


ある程度まで固まってきたらそれを鉄板の上に薄く伸ばします。ここで均一に伸ばせられるかどうかが腕の見せ所。

上手く伸ばさないと後半の方を伸ばしている間に、はじめに伸ばした方がガチガチになって上手く丸まらなくなってしまいます。


薄~く伸ばしたアイスを こそげ落とすようにヘラでガリガリと削っていきます。そうするとアイスクリームはくるくると丸くなっていきます。

これまた上手く こそげないと巻き加減がバラバラになり、太さが不均等になってしまいます。


来最後にカップに盛りつけ、デコレーションをして完成です。

ここのアイスの特徴として、全てカップに入れて、それぞれ異なるデコレーションが施されて出してくれる、という事。アイスを食べるだけでなく、デコレーションを目で楽しむのも大切な要素ですね。

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ソーシャルメディア割引き、実施中


アイスのサイズはベビー(小 $6)とティーン(中 $9)の2種類。

ここのお店ではとてもユニークな割引システムがあります。それは何かと言うとソーシャルメディアでお店やアイスをシェアするか、この店のソーシャルメディアをフォローすると1ドル割引になると言うもの。

早速アイスを買う際に店員さんに申し出てみると、その場で1ドル引いてくれました。


何もチェックせずに、あっさり割引してくれたので店員さんに「シェアするの確認しなくていいの?」ときいたら

「大丈夫ですよ。ちゃんとシェアしてくださることを信じてますから。」ですって。こういう信頼システムを稼働させているのって好きだなぁ~。

ちなみに この店ではFacebookスナップチャットInstagramの3種類のソーシャルメディアを活用していました。


そう言われてみれば、来ているお客さんの層、この時たまたまだったのかもしれませんが、ティーンエージャーの女の子が多かったです。

ソーシャルメディアでの広告効果が功を奏しているのかも知れませんね。

で、肝心のお味は?


抹茶味の「Perfect Matcha」。英語のPerfect Match(お似合いのカップル)に掛けた命名。デコレーションにはポッキー、ライチ、ブルーベリーが添えられています。

スプーンでアイスを刺そうとするとポロポロ崩れます。破片になったアイスを口に運びテイスティング。アイスはジェラートより多少硬い口どけ。その分、ゆっくりと口の中で溶けてゆくのを味わえます。大発見だったのがライチが抹茶アイスと合う事。イケますよ!


Nutter Butter (イカれたヤツのバター)も注文してみました。味付けはヌテラ(ヘーゼルナッツバター)、ピーナッツバター、ナッツ、ウェハース、ブラウニー、さらに映画のキャラクターである「ミニオン」のクッキーが刺さっています。トドメにチョコソースのトッピング。

味はご想像の通り、超濃厚です。ふたくち食べる毎に水を飲んで食べ進める感じでした。

まとめ


最近のメルボルンのカフェの傾向でもあるのですが見た目のインパクトはエスカレートしつつあります。色彩、立体的なプレゼンテーション、そして先鋭的なフレーバーが受けています。このお店もその傾向性が顕著に出ています。

このお店は見て楽しむエンターテイメント性に重きを置いているので、分量からすると高めの値段設定になっています。が、自分で注文したアイスが目の前で出来上がってゆくのを見たあと、立体的に施されたアイスのデコレーションを食べる。うん、こういった贅沢もたまには良いですよ。

もし、このお店に行って注文する際には「ソーシャルメディア割引き」をお願いするのを忘れずに!

したらね~。

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190  High Street, Windsor VIC 3181
3 9811 7004

金~土 1:00pm – 11:00pm
日~木 1:00pm – 10:00pm

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