恋に落ちるならこんな観光スポットはいかが?地上30mの空中散歩道 @ Otway Fly Treetop Adventures

2016年7月29日

スポンサーリンク

今回、向かった先はOtwayというエリア。メルボルンから車で2時間半ばかり西南へ移動した場所にある、空中散歩道をご紹介します。

観光名所でもあるグレートオーシャンロードを車で走り続け、途中から内陸の方へハンドルを切ります。くねくねと曲がった道を進んだ先にOtway Fly Treetop Adventuresがあります。ここで何が出来るかというと、空中に設置された散歩道を歩いたり、ジップライン(木々の間に張られたワイヤーを滑車で下る)などを楽しむ事ができます。

まずは入り口、話はそこから!


駐車場に車を停めて入り口まで5分くらい歩きます。
入場料は大人$25ですが、オンラインで事前に申し込みをすれば割安になるのでお得ですよ。

受付の横の売店ではコアラが寝ていました。すぐ間近でコアラを見られるのは嬉しいですね。


売店の入り口から敷地に入って通路に沿って歩きます。受付からツリーウォークまでは1kmくらいあるので、しばし歩きます。

ここいらの天候は変わりやすく、私が行った時も雨が降って冷たい風が吹いたかと思えば晴れ間が出たりと、とても不安定でした。このウォークに行く際は防寒具や雨対策をしっかりしていった方が良さそうです。


道中は雨が多い森っぽい、シダや苔むした大地が広がっています。写真の左側にあるのは、大木が倒れてむき出しになった根っこ。

凛として冷たい空気と周りの緑の深さ、そして自然の営みが感じられるこの森は映画「もののけ姫」を彷彿とさせるものがあります。メルボルンには牧草地帯と乾いたユーカリの森しかないと思いきや、こんなみずみずしいエリアがあるのには驚いてしまいます。

空中散歩道へ突入!


さあ、ここから空中散歩道が始まります。スタート地点は地面と同じ高さで、通路も大した勾配はないのですが、地面が急下降しているため、相対的に標高がドンドン高くなっていきます。しかも最初は目下に茂みがあり、地面からの高さが分かりにくかったのですが、後でその高さに気づく事になります。


通路は全部で600メートルあり、順路に沿って歩く形態です。通路は狭いですが、ベビーカーや車いすも通れるようになっているのはさすがだと思いました。

ここは散歩道の中間地点で三叉路になっています。

散歩道は揺れる


この通路は長い支柱で支えられ、左右に野太いワイヤーが張られてバランスが保たれています。団体さんが通ると微妙に揺れます。折れる事はないと思うんですが、高いところが得意ではない私としては一抹の不安を覚えてしまいます。


通路部分は全て格子状になっているので下が丸見えです。下を見ながら歩くと何だか内臓がキューっと締めつれられる様な感覚に襲われます。高所恐怖症の人にはおススメできない散歩道ですね。

携帯電話で写真を撮っている人も多かったのですが、万が一、手を滑らせたら一巻の終わり。まぁ、そういう私も携帯電話で写真撮影してたんですが。


三叉路の中央にそびえ立つ展望台。最高部で47メートルあります。景色は良いですが、周りには、より高い木々があるので見開けた景色はありません。

世界一高い樹木はユーカリの一種で、100メートルを越えるそうです。という事はこの展望台の倍の高さ。自然の偉大さを改めて感じます。

あ、当然、この展望台も揺れます。東京スカイツリーが建設中の時に起きた地震では、タワー上部で作業していた人たちは左右に6メートルも揺られたそうなんですが、まぁそれに比べれば大した事ありません。えぇ、大した事ありませんとも(震え声)。

ゾウが14頭乗っても大丈夫!?


三叉路の一端はカンチレバー式、つまりは宙ぶらりんになっています。下には何も保持してくれているものがありません。

一番右の突端部には「28トン乗ってもだいじょうぶ!28トンはゾウさん14頭に相当します」との説明書きが、可愛いゾウさんイラストと共にあります。このスポット、左右だけでなく上下にもゆら~りと揺れていて不安要素満点。もしゾウさんがこの部分に乗っている時には一緒に乗るのは遠慮させていただきます、ハイ。

これって恋かも?「吊り橋効果」とは

通路は揺れるし、まわりの木々も揺れる。眼下は目もくらむ様な高所で足下は格子で下は丸見え。否が応でもドキドキしてしまいます。

カナダの心理学者が提唱した「吊り橋理論」というものがあり、人は生理的に興奮している事で、自分が恋愛しているという事を誤認識してしまうというもの。つまり吊り橋やジェットコースターなどドキドキする様な事を一緒にした相手には、「この胸のトキメキはもしかして恋?」という風に思い込みやすいわけです。

文字どおり、メルボルンでここほど吊り橋効果を期待できる場所は他にはちょっと見当たりませんね。

普段とは違った視点


腕が回せないほどの太い木も、地上30メートルも上がると、風が吹けば左右に大きく揺れているのが分かります。太い木なのにまるで柔らかい竹串のようにしなっているという事は、ここ上空には地上とは違う自然のルールがあるんだなと思いました。

上空から地上を見下ろすと、シダが360度方向全てに葉を伸ばしているのがわかります。普段は下から見上げるか、横からしか見えないものを違った視点に立って見るという事は、また新たな世界を知る事に繋がります。

まとめ


散歩道は元の地上の高さにまで戻って終わりになります。帰り道の道中には、こんな立派な木も生えていました。

文字通り、普段とは違った視点で自然を楽しめる空中散歩道。人が直接地面を踏みつけないので、来客者数が増える事で環境に与える影響が少なくて済むのだとか。なるほど、散歩道が空中にあるおかげで草刈りや枝落としをする必要もありませんからね。

ここはスリルを味わいつつ自然を満喫するのにも良いですし、吊り橋効果を実験するのも楽しいかもしれません。その効果の程は保証しませんが。

したらな~。

Otway Fly Tree Top Adventures(ホームページ
360 Phillips Track Weeaproinah, VIC, 3237
無休 9.00am – 5.00pm

にほんブログ村 海外生活ブログ メルボルン情報へ

スポンサーリンク