鼻血ブーしてでも食べたい、カカオ90%のチョコレート
スーパーでのお買い物、みなさんは店内をどんなルートで回っていますか?
オーストラリアのスーパーでいつも苦労させられるのは、
同じ会社であっても店舗毎に商品の陳列順が異なっている事。
だから知らない土地にある有名スーパーに入ると、
お目当ての商品に辿り着くまで一苦労する事がしばしば。
そのおかげで普段は目にしない商品を見つけたり
特売品に出会えたりするので不自由な分はチャラにするとしましょう。
チョコレートの陳列棚には魅惑の新商品
普段はあまりみないチョコレートの陳列棚。
スイスのチョコレート会社、リンツが発売しているチョコをご紹介。
カカオが70%と85%のチョコレートは既に試してみた事がありますが
新しく90%というものを発見!
さっそくひとつ手に取って買い物かごへ直行して頂きます。
ポーランド産のウォッカで、アルコール度数が95%のものがあるんですが
飲んだ人の感想を聞くと「舌がシビれた」感じになるんだそうで。
カカオ90%は未知の世界。果たしてどんな味がするんでしょうか。
90%カカオチョコ、開封の儀
急いでおうちに帰ってコーヒーを淹れます。
その傍ら、パッケージングを吟味。表はこんな感じ。
金文字のリンツと白抜きの90%が生えます。
通常のチョコに比べて、厚さはないのでぺったんこ。
それもそのはず、内容量は100gだけなのでした。
裏側はこんな感じ。アメリカ製なんですね~。
外装は厚紙になっていて、紙でラッピングされているものより
高級感を演出しています。
この時点でもう読んでいる余裕はありません。(特にカロリーや脂肪分に関しては。)
一刻も早くパッケージを開けたい!
やっとご対面。
黒い!とにかく黒いです。
しかもカカオの香りが濃厚です。
通常、チョコだとカカオと同時に甘い香りがしますが、
このチョコはひたすら渋い風香が漂います。
90%チョコを食べてみた感想
さて、食べた感想ですが
甘さはほとんど診とめられず、ほろ苦さを通り越して
「カカオの苦味をお楽しみ下さい」
と強烈に主張するチョコレートなのでした。
なので、写真には二かけら写っていますが、
ひとつ食べたらもう十分でした。
チョコの油分のせいでしょうか、苦みの余韻が口に残ります。
コーヒーと合わせましたが、どちらかというと
甘めのリキュールあたりがバッチリなのではないかと。
ウイスキーのつまみにチョコ、というパターンがありますが
90%のものにはウイスキーでも役不足かも。
初めてコーヒーを飲んだ記憶を呼び覚ますチョコ
幼かった頃に初めてブラックコーヒーを飲んだ時の事。
香りはよいのですが、いかんせん苦くて飲めたものではありませんでした。
今回の90%チョコはそんな事を思い起こさせてくれる苦さ。
いつの間にやら慣れてしまったコーヒーやビールの苦さ。
山菜のエグ味や柿の渋ささえも
「美味しい」と感じる様に成長した自分ですが、
このチョコはそんな味の原点を想起させてくれるものでした。
ちなみにチョコを食べた後、鼻血ブーはしませんでした。(ホッ)
残りのチョコもニガイなぁとぶーぶー言いながら
全部食べてしまいましたけどね。