ボクの自転車にはサドルが無い。バイクトライアルの自転車とその楽しみ方を紹介します。
初めて自転車に乗れたときのことを覚えていますか?
私は自転車を乗り始めてからは補助輪を外すのが怖くて、周りの友達がみんながスイスイ自転車を乗り回してるの脇目に見つつ補助輪付きの自転車で皆を追いかけていました。
その後、親の猛特訓を受けてやっとこ乗れるようになったんですよ。乗れるようになった日は雨がパラつく中で練習をしていて、その時の情景を今でも克明に覚えています。
そして高校時代に出会ったのが、自転車をまるで体の一部のように操り、足を地面につかず様々な障害物を越えてゆく競技、バイクトライアル。
私のバイクトライアル歴は長いんですが、日本で始めてからメルボルンの来た後もバイクトライアルを続けています。
今回はバイクトライアルの自転車とバイクトライアルの魅力についてご紹介します。
パンクしにくい太いタイヤ
バイクトライアルは尖った岩の上を飛んだり跳ねたりもするので、太くてゴツいタイヤが必要です。特に後輪はリム(車輪の金属の部分)の幅が5センチ位あります。
さらに軽量化の目的でリムに穴が開いています。穴には保護テープが貼ってあり、その奥はタイヤのチューブがあります。
なので穴の部分を押してみると猫の肉球のようにプニプニしているんですよ。
サドルがない
この記事のタイトルに嘘偽りは無く、この自転車にはサドルがありません。
バイクトライアルの競技ではサドルに座る必要がないし、重量軽減するために初めからサドルがないデザインになっています。
疲れて座りたくなったらどうするか?単純に自転車を降りて地べたに座って休憩します(笑)
幅広いハンドル
上の写真のように細い一本橋を渡る際、バランスが取りやすいように幅広いハンドルが付いています。
バイクトライアルは前に進む事はもちろん、立ち止まって静止したりバックしたり横方向や真上にジャンプしたりと様々な動きをします。
その際、幅広いハンドルがあると自転車のより正確なコントロールをすることができる、というワケです。
まとめ
バイクトライアルには様々な技がありますが、 それらができるようになった際は初めて自転車が乗れるようになったときの感動があるんですよ。
また、ちょっとした段差があればそこがもう練習場。なので家のすぐ近所でも十分練習ができます。
私が使っているのはバイクトライアル専用の自転車ですが、普通のマウンテンバイクでもバランス感覚の練習やちょっとした段差を乗り越えるワザなどは練習できます。なので、バイクトライアルの入り口のハードルは低いのでとっつき易いのではないでしょうか。
次に自転車に乗る機会があれば、ぜひ新しい乗り方やコントロールのし方について試して見て下さい。きっと初めて自転車に乗れるようになった時の感動が待っていますよ。
したらね~。