ボールプールで泳ぐのは子供の夢。そう、歳をとった子供だって。
小さい頃からやりたかったことや欲しかったもの、諦めて忘れたりしていませんか?
私はやりたいことがたくさんあり過ぎるので、全ての事をすぐ実行できるとは限りません。できない事はあきらめるのではなくて、「大事にとって置いて」あるものが多いです。
例えば、大型のプラモデルを作る事。これは既にパッケージを買ってあります。おんぼろのオートバイのレストアもしたいと考えており、機種や入手先はすでに調べがついています。
アメリカの作家、アーネスティン・ウルマー曰く
人生は不確かなもの。デザートを先に食べましょう
この格言の通り、すぐ着手できるものには、できるだけすぐやるようにしています。それ以外のものは忘れるでもなく、焦るでもなく、ゆっくりとゴールに向けてノロい足取りで進めていっています。
思い出してごらん、五才の頃
私が幼かった頃、こども番組の中で、部屋いっぱいのボールの中で遊んでいる子供たちの映像を目にしました。それ以降、ずっとボールの部屋で遊んでみたいと思っていましたが、実際にそんな場所に行く機会にも恵まれずこの歳になってしまいました。それがふとしたきっかけでメルボルンにあるボールプール(ボールピットと呼ぶそうです)に行く事ができました。
場所はメルボルン中心街から電車で約10分のところにあるギャラリー。上の写真からは、到底ボールプールがあるなんて想像がつかないたたずまいなのですが。。。
大人のためのボールプール
建物に一歩足を踏み入れると、そこは小さいながらもれっきとしたアートギャラリーなのでした。そして部屋は一面のカラフルなボールで覆い尽くされています。
ただのボールプールと思うなかれ、これはジェームスパーキンソンというアーティストのれっきとした作品。タイトルは「フリータイム」。うん、まさにここにいる時間を自由に過ごせるにちがいありません。
ここを訪れるひとたちは、皆さん寝っ転がって、ごろごろしたりしていました。
夢を実現する
私もボールに身を沈めて、たゆたう感覚を楽しみました。水とも雪とも、ましてやフトンとも違う体の感覚。
埋もれながら思ったのですが、ずっとしたかった事が実現できると、ふつふつと嬉しさが湧き上がって来ます。ずっと忘れていたと思っていた「願い事」なんですが、心の奥底ではずっと「やってみたい」と思っていた自分に対して、改めてびっくりしました。
今回のイベントも、ふしぎな縁と偶然が重なって行けたので、やはり凄い事はアッサリ起きるものなんですね。
どうせ埋もれるなら、とことんまで埋もれてみました。暇に任せてボールを全部色分けしてみようかとも思いましたがさすがにそれは止めておきましたよ。
まとめ
ボールプールでは本当に自由な時間を過ごせました。ボールの中でクロールや平泳ぎ、壁を蹴ってどこまで進めるか試してみたり、寝っ転がってからボールをどんどん真上に投げあげてみるとか、とことん遊んでみましたよ。
残念ながら、この展示はすでに終了してしまっていますが、もし私同様、ボールプールで遊びたいという人がいれば、このアーティストの動向をチェックしておく手もありますよ。子供用でしたら、シーフォードのGravity Zoneという施設にあります。
そんなわけで、夢はポケットから取り出しやすいところに置いておきましょう。案外、あっさり叶ってしまうかもです。
したらな~。