ラスク作りで考えた。一番美味しいパンの切り方は?
通っていた高校の購買部、
お昼休みの早めの時間に行けば、色んなパンが買えるのですが
少しでも遅くなると残されているのは、かにパンかラスク。
かにパンだとパサパサだし
ラスクは大してお腹が満たされないし。
門前のかにパン、門後のラスク。
腹ペコだったはつ青年としては難しい決断だったのですが
ラスクを選ぶ機会の方が多かったと記憶しています。
そんな愛憎半ばのラスクですが
今回は作ってみることにしました。
チャバタとは?
材料となるのはこのチャバタと呼ばれるパン達。
イタリア語の「スリッパ」が語源で、
普通のフランスパン(バゲット)よりも中身がしっかりしていて、
ちょっとモチっとした食感があります。
パンを切っていきます。
ここでちょっと実験。
どう切ったらラスクが一番美味しくなるのか?
案ずるより、即行動。切り方を3種類に分けてみました。
1.パンの軸に向かって垂直に切る方法
(トランスアキシャル面切り)
2.上から見て縦方向に向けて切る方法
(サジタル面切り)
3.斜めになってしまいましたが、上から見て横方向に切る方法
(コロナル面切り)
果たしてどれが一番おいしく出来上がるのでしょうか。たのしみ!
オーブントレーに切ったパンを並べます。
パンがオーブントレーに接しているとその面は乾燥しにくいので、
ウロコ状に重ねて並べます。
この状態で下焼き。120度の低温で焼き、水分を飛ばします。
途中で裏返して入念に焼きます。
地道な下準備が美味しさの決め手
下焼きが完了しました。
ここからはひたすら、バターを両面に塗っていきます。
これが意外としんどい作業で時間が掛かりました。
その分、CD1枚分の独りカラオケタイムを満喫する事が出来ましたが。
しっかりと端っこの方までバターを塗るのが美味しさの秘訣。
面倒でも丁寧に丁寧に、ヌリヌリを繰り返します。
それが終わったら、甘い味付け。山を二つに分けて
半分には未精製砂糖、半分にははちみつを垂らします。
そして最後にこれを焼き締めます。
出来上がりました!
上の写真は砂糖掛けのタイプ。
そしてこちらはハチミツ掛け。
両方とも美味しいのですが、
ハチミツ掛けの方がふわぁ~とした風味と甘さが口の中で広がり
味のメリハリがあって私の好みに合っていました。
チャバタはラスクにすると、堅い乾パンみたいになってしまったので
こういった使い方にはあまり向いていないのかもしれません。
結局どれが一番美味しい切り方?
切り方で味が違ったかというと、そんな事はありませんでした。
が!
中ぐらいのサイズに切れていたコロナル面切りを
一番最初に食べ切ってしまいました。
やっぱり何でも食べやすいサイズというものがあるんでしょうね。
逆に最後まで売れ残っていたのがサジタル面切りの大きいラスク。
さすがに大き過ぎて、気軽に食べる気にさせてくれないので
のこってしまいました。
まぁ、話のオチとしては、大きいラスクは折って食べたので
関係ありませんでした。 はははのは~。
ディスカッション
コメント一覧
作る情熱が凄い!!
私もトライしようか思った時もありましたが
直ぐに諦めました。笑。
砂糖も蜂蜜も両方美味しさがただよってます♡
ギズモさんへ
有難うございます。
ラスクは案外、時間と手間がかかりました。
でもさすがに購買部で買ったラスクの味を出すのは
難しいですね。
それでも、砂糖、ハチミツ、両方とも
十二分に美味しかったです。