静寂を聴きに行こう!メルボルン周辺で自然の「静けさ」を聞ける場所は?
普段は喧騒の中で日々を過ごしていませんか? 大量の騒音にまみれていながらも、それらをあまり意識もせず暮らしているのですが、そういった環境から一歩抜けだして「静けさ」を聞きに行きませんか?
このサイトでは時おりミュージック・ビデオをご紹介していますが、今回はその逆、静けさのご紹介です。
カクテルパーティー効果とは
パーティーの会場って、ワイワイガヤガヤ、にぎやかですよね。でもそんな中でも自分の名前や関心のある単語を耳にした際は聞き分けられる、という経験をした事がありませんか?これがカクテルパーティー効果なんです。
自分の感覚を、意識的にを持っていけば、座っている椅子の下のお尻、クツの中のつま先そういったところにも感覚があるのにもかかわらず、普段は無意識的にこれらの情報を無視をしています。
脳みそは外界からの全ての情報を処理していたらすぐ疲れてしまうので、いらない情報は切り捨ててしまい必要な情報だけを処理しています。
もし音に対して意識を集中する事ができるなら、音の無い感覚にも意識を向けられるハズなんです。
静寂の音ってどんな音?
Simon & Garfunkel “Sound of Silence”
音がない状況を一番最初に漫画で表現したのが手塚治虫間。一般となっている「シーン」という表現。しんとした静けさ、から来た表現らしいのですがそれを漫画に取り入れたというのは斬新な手法でした。
では実際に全く音のない世界だとどんな音が聞こえるのかと言うと、外的要因の音が全くしないので自分の内的要因の音がいろいろ聞こえてきます。
「耳が痛い」ほどの静けさの中では、普段は脳みそが意図的に無視している血流の音や心拍にまつわる音が聞こえます。
静寂を聞きに行こう
Enigma “Silence must be heard”
全くをもって無音と言う状況は自然界の中では難しいと思います。
林や海、風があればそれだけで音が発生しますし虫や鳥の声なども音の要素に入ります。もちろん周りに人が来るような場所では静けさを確保することができません。
日本で唯一、自然の中で無音を体験できたのは富士山の中腹で滅多に人が通らないルート。草木も全然生えていない標高の高いエリア、地面は砂利で覆われている場所です。
メルボルン周辺で静寂を聞ける場所
では、メルボルンの近郊ならどこで静寂が聞けるかと言うとちょっと難しい問題ですね。メルボルン周辺には街が広がっていますし、東の方面は森林で覆われています。
完全に無音に近いのを体験できた場所は、メルボルンから東へ約3時間半ばかり車を走らせた所にあるグランピアンズ国立公園。ここはゴツゴツした岩場が多いエリアで、ちょっとした洞窟っぽくなっている場所もあります。そういった場所を選べば自然の中にあるつつも静寂を体験する事ができますよ。Mt. Zero か Mt. Stapyltonあたりがオススメです。
まとめ – 静寂を楽しもう
Depeche Mode ”Enjoy the Silence”
いざ、静寂を聞ける場所へ行くというのは多少ハードルが高いので、なるべく静かな場所を選んで行ってみる、というのも手ですね。
音が無い、もしくは限りなく少ない環境に少しの時間でも身を置く事ができれば、心も落ち着くし、頭の中のモヤモヤがある時などは徐々に晴れてゆきます。
騒音デトックスをして静けさというココロとカラダのサプリメントを補給してみて下さいね。
したらな~。