メルボルン式の白夜、ホワイトナイトに行って来ました(中編)

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前回の記事に引き続き、ホワイトナイトのお話です。

フリンダース駅の正面では、プロジェクションはやっていなくて
東西の道に面した箇所でやっていました。
ここのプロジェクションは、ちょっとしたアニメになっていたので
みなさん地べたに座って、あるいは寝っ転がって映像と音楽を楽しんでいました。

ここは通常、路面電車や車が忙しく行き交う道路。
そんなところに寝そべる事が出来るのも、
何とも不思議な非日常を味わうスパイスだなぁ~と感無量。

タコに占領される芸術の建物

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美術館方面に歩きます。コンサートや演劇をやったりする建物、
アーツセンターは、どうやらタコさんに占拠されてしまった様です。
これだけデカいタコさんならメルボルン中の人を呼んで
たこ焼きパーティーが出来るのですが。。。

美術館の不思議な催し

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美術館入り口前のインスタレーション作品。
ナレーションとともに光の人が動きます。
この作品を見ていて、昔々の電車の自動券売機の数字の部分を思い出しました。
不思議な事をふと思い出すものですね。としかしら?

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美術館の入り口をくぐると、中央の広間にいきなり
まばゆいメリーゴーランドが音もなくゆっくりと回っています。

美術館とメリーゴーランド。この不思議なマッチング。
周りはうす暗いので、まるで遊園地に来て他の乗り物の電気は消えているのに
メリーゴーランドだけ電気が点いて動いている様な
人を惹きつけつつ、心理的にすごく不安にさせる様なアトラクションでした。

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もうひとつ奥の広間には、不思議な光景がプロジェクションされていました。
雲? 水中? いえいえ、実は直径20cmもないような小さなビンの中に
正体不明の液体やゲル状のものが入っていて、それを映し出しているのでした。

まるでミクロとマクロを融合した世界を映し出している感じ。
フラクタル理論や量子力学を、理論じゃなくてビジュアルで見せられている
映像だと感じました。

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上の画像手前の所に、映し出しているビンがあり、
モーターでゆっくりと回転しています。
その奥では映像に合わせた音楽の生演奏。
小さ目のハンドベルを水中で打ち鳴らしてその音を拾って
音楽に組み合わせていました。そんな技法があるのか~とただただ感心。

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建物を通り抜けて裏庭に出ます。
そこから建物に向けてレーザーのプロジェクション。

ここでも多くの人がベンチに座ったり芝生でごろ~んとしていたり
ゆったりしつつ時間をかけて音と映像を楽しんでいました。

私は全部を見て回りたかったので、ついせかせかとしてしまいましたが
ターゲットが決まっていれば一晩中、一か所でゆったりするのも
良い過ごし方ではないでしょうか。

動かない生き物にも魂あり?

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こちらのブースでは、植物に触れる事によって、
流れてくる音楽とその効果音が変化する、というもの。

やはりインターアクティブ、つまり自分がした事に関して
反応があるものって面白いですよね。
しかも植物という、普段では何の動きもないものに
あえてインターアクティブにしてしまうあたりがアートですね。

みなさん、べたべた植物に触っていました。

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ヤラ川の水面には巨大なイルミネーションのハスの花が並んでいました。
更にタグボートに引っ張られて、移動式水上ステージが行ったり来たり。
私が見た時にはインド舞踊のグループがボリウッド風ねっとり歌声に
合わせてのダンス・パフォーマンス。

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川沿いには巨大なカメさんがいました。
このカメさん、実はシルク・ドゥ・ソレイユの広告塔だったんです。
それにしても頭や手足が、まるで生きているかの様に細かくぴこぴこしてました。
しかも近くで見ると、相当大きいので迫力があります。

さて、次回はいよいよ最終回。州立図書館へ向かいます。

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