メルボルン式の白夜、ホワイトナイトに行ってきました(前編)
終わらない夜を楽しみ方がメルボルンにはあります。
メルボルンで夜通し催されるアートイベント、ホワイトナイトに行ってきました。
どんなイベントかという事はこちらの記事にまとめてあります。
ばたばたしていたので、事前に詳しいイベント情報などは調べませんでした。
まぁ、今回は、どんなイベントなのかを大まかにチェックするという
目標をたてていたので特に見たい催しとかはなく、
まずはくまなく見て回ろうというのが企て。
ホワイトナイトは混む、らしい
去年、ホワイトナイトに参加した方から聞いた話や、
ブログに書いてあった記事によれば、
相当混むらしいという情報。
夜の7時からスタートして、翌朝7時までのイベントですが
午後11時位でも相当の人出らしいという情報は掴んでいました。
こう見えても私、混雑が苦手なんです。
そこで一計を投じて、夜遅くにスタートする事にしました。
イベントをやっているエリアの一番端っこは州立博物館。
そのすぐ近くに車を駐車してました。時間は午前2時45分。
時間のせいか、場所がらのせいか、すぐに路上駐車出来ました。
いきなり迫力のプロジェクション・マッピング
博物館のすぐお隣はロイヤル・エキシビション・ビルディング。
こちらの建物でいきなり特大のプロジェクション・マッピング。
映像を映し出しているだけでなく、音響も大迫力!
建物がどんどん植物に浸食されていったり、
波と共に水没していったり、ギリシャ神話に出て来る様な
火の神様によって一気に燃え上がったり。
映像に合わせて音響も右へ左へ。
巨大な女性が映し出され、所狭しを踊り回ります。
全く予想もつかない展開に、思わず釘づけになりました。
しばし見た後に中心街に向けて歩き出します。
夜中の3時の中心街
中心街に向かってゆくと、街は車の通行が止められていて
一角、といってもかなり広い範囲が歩行者天国となっていました。
しかも夜中の3時なのにこの人通り。
まるで週末の夜、いえ、それ以上の人出です。
メルボルン・シャッフルとは?
脇道に設けられたステージで、メルボルン・シャッフルと呼ばれる
ダンススタイルのパフォーマンス。ステージ脇まで行けば爆音で
アップビートな曲が流れ、おなかにも響いて来ます。
チャイナタウンの提灯が綺麗に燈っていました。
夜食用にあんまん、にくまんの屋台が出ていてくれたら嬉しかったのですが
どうやら静まりかえっていました。
夜も更けてらんちき騒ぎになっているかと思いきや
みなさん、それぞれに大人しく夜を楽しんでいる様子。
それに貢献していたのがおまわりさん達。
辻角には必ずといっていい程、おまわりさんが数人いて、
数ブロック毎には、自転車に乗ったパラメディックの方がいらっしゃいました。
いわば救急車の自転車版ですね。
パラメディックのお兄さん方も、道行く人達との会話を楽しんでる様でした。
着ぐるみのパフォーマー達
道端には様々なパフォーマーが歌や演奏を披露していました。
早めの時間には、和太鼓のパフォーマンスもあったそうですが
残念ながら、私がいた時間帯には見かけませんでした。
人気を博していたのはバニーなギター奏者。
他にもマリオのギターリストもいました。
このかぶりものには、何か惹かれるものがあるらしく
多くの人が一緒に写真を撮っていました。
とことこ歩いてメルボルンの中心であるフリンダース駅まで来ました。
その斜め向かいにある教会に映し出されていたプロジェクション。
ひっきりなしにグループがやって来て、みなさん、写真を撮っていました。
教会の中にもプロジェクションマッピングがなされていました。
荘厳な空間に異次元な照明、そして大音量で流れるパイプオルガンの曲。
ちょうど私が入った時には
チロリーン、鼻から牛乳~の曲を演奏していました。
(正しくはバッハのトッカータとフーガ ニ単調)
ここのパイプオルガン、てっきりプロジェクションで模様が描かれているかとおもったら
ちゃんと模様が描かれているのでした。
ちゃんとしたパイプオルガンが設置されている所ってそんなに多くはないので
ここにあるというのは、正直意外でした。しかも間近で聴けるなんてラッキー!
移ろいゆく街の景色
こちらはフェデレーション・スクェア前の建物。
ホワイトナイトの今年のテーマが不思議の国のアリスという事で
投影をよくよく見ていると、そのキャラクターがあちこちに見え隠れ。
ここのプロジェクションは時間で少しずつ内容がかわってゆきます。
やはりストーリー性があって、どんどん展開してゆく内容の方が惹きつけられますね。
さて、次回は美術館の摩訶不思議な空間をお届けします。
お楽しみに!