不幸は突然やってくる。悪い状況に陥った時にこそするべき5つのこと @ Hash

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みなさんはある日突然、恋に落ちたという経験はありますか?

私は「一目惚れ」をした体験はありません。でも、自動車やオートバイの新型が発表された時、思わず食い入って見てしまうようなフォルムだったりするとグッと心が動かされた事ならあります。その延長上に一目惚れがあるんじゃないかと勝手に想像しています。

さて、ラブストーリーは突然に、と言いますが不幸な出来事も突然にやってきます。まぁ、今回 私が遭遇した不幸具合は大したもんじゃないんですが、色々と考えさせられたので、その話をシェアします。

一番短い名前のカフェ「#」


私がカフェ巡りをする際、どういった基準でカフェを選んでいるかというと、コーヒーの評判はもちろん、お店の雰囲気やコンセプトが面白いかどうか、という事。

それと名前が奇抜なものは、嫌でも目に留まります。今回向かったカフェ、ハッシュは記号で書けば一文字「#」になります。まあ、通常はHashと呼ばれていますが。

メルボルンで一番長い名前を持つカフェは Omar and the marvellous coffee Bird(30文字)ですが、ここはその対極ですね。

店の前にはグラフィティーアートっぽい絵画と共に、お店の看板「#」が掲げれられています。


お店に一歩入ったところ。カウンター席の奥にも#記号がイルミネーションとして輝いています。

ウェイトレスのお姉さんに一人ですと伝えると、席へ案内してくれました。

えっ? と思うような出来事


案内されたのが上の写真のテーブル。

一瞬「えっ?」と自分の目を疑いましたよ、ええ。カフェの一番隅っこ、しかも階段と壁に挟まれた狭苦しいスペース。

階段下の収納スペースをあてがわれたハリーポッターの部屋でさえこんなに小さくないでしょうに。

他のテーブルやカウンターでも席が空いているのに何故このテーブルに案内されたのか理解できませんでした。


内心、納得がいかないながらもテーブルに行き、出された炭酸水をひとすすりしながら注文したコーヒーを待ちます。

このテーブルの幅、前へならえしたら手の幅に収まりそうな位の狭さ。すぐ左には階段の手すり。


出されたフラットホワイト。ゆっくりと飲みながら一連の出来事の振り返りのひととき。

コーヒーを飲んで落ち着いたのか、マイナスにばかり捉えていたこのテーブルにはプラスの要素もある事が見えて来ました。そこで、こういったネガティブ思考に陥ったときの対処法をまとめてみました。

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1. 覚悟する


五木寛之さんの著書、『人間の覚悟』には

覚悟とはあきらめる事であり、「明らかに極める」こと。希望でも、絶望でもなく、事実を真正面から受け止める事である。

とあります。

起きた事に対して喜怒哀楽の感情が怒涛の如く湧いてきますが、それは一旦 横に置いてから考える。実はこれ、相当難しいと思うんですが「そうやって考えてみよう」と思うだけでも頭の整理具合が違うはず。

2. 自分を責め過ぎない


起こってしまった事に対して「これは全て自分の責任」と捉えて萎縮してしまうのは、果たして正しい行為でしょうか。

過去の事について考える事は必要ですが、全て自分のせいにしてしまうと解決策も見えなくなってしまいます。思考の袋小路に入らない様に注意しましょう。

3.反省した事は後にとっておく


私の場合、悪い事が起きた時には頭の中で大反省大会が始まったりします。次に同じ過ちを繰り返さない様にするためには反省する事は大いに必要です。

ただ注意したいのが、その反省内容が自分を非難するような内容になってしまい、具体的な行動に結びつかないばかりか心を萎縮させてしまうケース。

反省する場合は紙に書き出し少し時間を置いてから取り組みましょう。

4. そこで見た景色を覚えておく


実はこのテーブル、座って正面を見ると半2階の通路しか見えないんですが、左にグッと向いて座るとバリスタさんの作業風景がバッチリ見える特等席だったんです。

上の写真のココアもひっきりなしに注文が入るらしく、次から次へと作っていました。

また、階段のそばだったお陰でウェイトレスさんの行き来が間近で見られました。そのお陰で自分では注文していないながらも、このカフェの料理は一通り見る事ができて目を楽しませる事ができたんです。

立場にしろ場所にしろ、悪いと思われるところにあっても、ちょっと視点を変えれば面白い事もきっとあるハズ。どん底に落とされるとつい下を見てしまいがちで明かりが見える上の方を見るのを忘れがち。

そんな時にこそ、その場所から見える景色、しっかりと眺めて脳裏に焼き付けておきましょう。時が経てば、より一層意味のある風景として捉えられます。

5. 人称をあげて俯瞰(ふかん)する


自分の頭の中で考えるのは限度があります。目の前の問題について、ほかの人だったらどう考えるか、自分の尊敬するあの人だったらどう対処するのか考えてみる。

人称は自分、相手、第三者、家族、友人グループなど、関わる人数が増えるにつれ人称が上がります。ですのでなるべく人称が高い=多くの人を巻き込んだ立場から物事を考えられれば、より解決に近付けます。

まとめ


上の写真の黒い海坊主みたいなのがつぶやいている「どこにいるんだい?」という問いかけ。

この日の私は、物理的な場所ではなく心理的な場所、つまり心の在り処はどこなんだい?と問われた気がしました。

こんなユーモラスな奴に聞かれたのなら、あまりシリアスにならずに済みそうですね。まぁ、次回はこの海坊主を誘ってココアを注文してみます。

したらね~。

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