抹茶がテーマのカフェ、メルボルンに登場!徹底したコンセプトを堪能できる Matcha Mylkbar

2017年1月24日

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コンセプトへのコダワリは一体どこまで行けば最終地点にまで辿り着くのでしょうか?

今回訪れたのは、友人から紹介してもらったカフェ。抹茶の名前がカフェ名に入っている、その名もMatcha Mylkbar (マッチャ・ミルクバー)。コンセプトが面白いという事なので行ってみる事に。

場所はビーチが近くて遊園地もあるセントキルダ。おシャレなお店やレストランがある街で、週末の日中は遊園地や路上マーケットを目当てに子供や家族連れが溢れ、夜が深まると、一部のエリアは妖しい街へと変貌を遂げます。そんな様々な顔を持つ街にできたカフェ、一体どんなコンセプトなのでしょうか?

メルボルンは抹茶ブーム


最近、メルボルンでは抹茶ブームが到来していて、カフェは猫も杓子も抹茶ラテを出しているし、抹茶アイスやソフトクリームのあるレストランも増えました。(2016年 7月現在)

アジア系食材店ではもちろんの事、お茶を扱っているお店であれば抹茶が買える様になりました。次に出て来ると予想しているのは、抹茶味のティムタムとスーパーでの抹茶アイスの販売。これらは来ると勝手に思っています。

※2017年1月追記 とうとう有名スーパーでも抹茶アイスの販売を開始しました。

抹茶がテーマなのか?


メニューのカバーからこの店の哲学がとうとうと書いてあります。このお店の名前のミルクの部分、Mylkとなっていますが、このお店はベジタリアン思考なので動物からのmilkやお肉は使っておらず、代わりに豆乳や大豆肉を使っています。その象徴としてMylkとスペルしているそうです。

各メニューも掲げられたテーマに沿った命名と素材が使われています。例えば椀物は世界で長寿都市にちなんだものが並んでいて、沖縄もリストに名を連ねています。

それにしても抹茶のコンセプトの説明が全然ないのには拍子抜けしてしまいました。まぁ、確かに料理の多くには何かしら抹茶が使ってありますが。

カフェとオヤジギャグの関係


メルボルンのカフェではよくある事なんですが、殊にこの店、随所にオヤジギャグが盛り込んであります。水ボトルのラベル、本来ならWhat are you up to ? (何しているの?)なんですが、出だしをもじってwater youになっていますね。こういったオヤジギャグがラベルに貼ってあるから水を見ずにはいられません。

このカフェに到着して順番待ちをしている時、名前と携帯の番号を言うのですが自分の番が来た時にメッセージを入れてくれます。で、そのメッセージの出だしが「サンキューベリーマッチャ」と来たもんです。

メニューもオヤジギャクだらけなのでそれらを探すのも楽しいですよ。このカフェに来れば食事と共に英語のオヤジギャグ(Pun)も勉強できますね、確実に。

印象的な料理たち


料理はそれぞれ何かしら印象に残る様な特徴があります。抹茶ホットケーキは4段重ねで合間にはイチゴが挟まっており、相当高さがあります。

ホットケーキの後ろはチキンバーガー。バンズの鮮やかな緑は多分パンダンをふんだんに使っているのでしょう。チキンのフライは大豆製で、フライドポテトはサツマイモなので甘いです。


シリアル・ボール。材料は抹茶&ココナツ、アボガド、ほうれん草、ココナツオイル、カシューミルク、イチゴ、バナナ、ココナツフレーク、ライム&ココナツグラノラ。シリアルでもプレゼンにも細心の注意が払ってあります。

ヴィーガン・エッグってなにものだ?


ベジタリアン・カフェなのに卵?と思わせておいて、これはニワトリの玉子ではなく、ココナツ、さつまいも、ターメリックを材料として作られたもの。ビーガンと卵という矛盾したものを料理名に付ける当たり、良いセンスです。


卵の中は上の写真の様な感じ。食感は柔らかい白身、黄身はクリーミーほんのり甘い味付け。

オージー流お抹茶の飲み方


ここの抹茶ラテは抹茶に豆乳、そしてライニングにシナモンが振りかけてありました。甘めの味付けにしてあり、大きめの茶碗にナミナミと入っていて完飲するのには時間が掛かりました。案外、シナモンの香りは抹茶とケンカしないので驚きました。

日本人としては、抹茶は純粋に抹茶だけで、茶筅で点てて飲むものという常識がありました。却ってそういった考え方の制約が無い方が自由にアレンジできるのかもしれませんね。

まとめ

抹茶の扱いが日本とは全く違うのと同時に、同じ抹茶でありながら自由奔放な使い方と味付けで驚くべき料理に仕上がっていました。

単に奇をてらうが為に変わった料理をするのではなしにちゃんと一品一品がコンセプトとマッチした素材を厳選して創ってあるので見てよし、食べてよし、といった感じです。

流行りに乗った食べ物は、一旦流行が過ぎてしまえば廃れてしまいますが、抹茶の流行が終焉を迎えても、このカフェは抹茶以外の要素も魅力的でまた訪れたくなります。ディズニーランドの様に一度では味わい切れない楽しさがこのカフェにはありますよ~。

したらな~。

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Matcha Mylkbar (ホームページ instagram
72 Acland St, St Kilda
7:30am – 4:00pm (無休)

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