バリスタがとった行動に学ぶ好奇心の大切さ @ 海の見えるカフェ
海が見えるカフェって、なんだか憧れませんか?ビーチを見ながら美味しいコーヒーを飲むのって、カッコいい響きがありますよね。そんな素敵な一杯を喫するために朝、早起きをしてカフェに向かいました。
ちょっと前の話ですが、メルボルンから日本へ行く場合の格安フライトは、ジェットスターのゴールドコースト乗り継ぎ便を利用していました。ゴールドコースト空港は乗り継ぎだけの為、空港から出る事のない場所。今回のお話はゴールドコースト空港のある町、クーランガッタのお話です。
クイーンズランドでのおススメ習慣
オージーと話していると、朝型の人が多いと感じます。朝は早めに起きて出勤前にジムに行ったり、自転車でひとっ走りしたり。その分、夜寝るのは早く、夜8時半には家族で完全就寝という知り合いもいます。早寝早起きを実直に行動している人が多いんだなぁ~というのが素直な感想です。
クイーンズランドに滞在して思ったのが、ここに滞在している期間だけでも、この「早寝早起き」の習慣を実行した方がお得だなと思いました。もちろん、時間の有効活用や頭脳が冴えている時間が使えるといった事もありますが、何しろ
空や景色がきれい。
この景色を眺めるためだけにでも早起きはするべきです。
早朝にするべき事といえば
陽が出て間も無くで、まだ影が長い時間帯。早朝にする事といえば、そう、カフェで熱くて香り高いコーヒーを頂く事。ビーチの対面に、ブラックシープ・エスプレッソ・バーという名前のカフェ。バーのつづりが、Barではなく、羊の鳴き声のつづりのBaa。店名からして、オヤジギャグ好きな私の心をくすぐります。左上にあるチョークで書かれたメニューにも、いかにもオヤジっぽい事が書いてあるので探してみましょ~。
入り口脇で番をしている小さな黒ヒツジ。目がギラギラしてました。どうやら昨日の晩には大量の酒をあおりながら白ヤギさんと、食べた手紙の事を徹夜で話していたらしいです。この黒ヒツジさんとはなるべく目を合わさない様にして店内へ。
英語で「家族の中にはひとりぐらい変わり者がいるもんだ」という際、その変わり者の事をブラックシープと言います。言うなれば、ちょっと変わり者が経営しているカフェだという事を暗に伝えているのでしょうか。
狭い間口は奥のカウンターまで同じサイズ。まずはそこでコーヒーを注文します。フラットホワイトとマジックを注文したら、「え?マジックって何?」と、そこにいたバリスタのお兄さん。メルボルン発祥のコーヒーはクイーンズランドまでは浸透していない模様。
「あ、もし知らないならフラットホワイトもうひとつで。」
「いやいや、どんな飲み物か教えてよ。作ってみるから。もしマズかったらタダでいいよ。」
おぉ~。職業柄とはいえ、コーヒーに対する素晴らしい好奇心!
そんな訳でマジックの大体の作り方を説明してカウンター席に陣取ります。
まず出て来たのはフラットホワイト。うん、味も香りも良いあんばいです。更に待つこと数分。。。
バリスタのお兄さん本人がマジックを持って来てくれました。おぉ!メルボルンで飲むマジックと遜色ない美味しさ。初めて作ったとは信じられないでき具合にびっくりしました。ラテアートもちゃんとマジックらしく仕上がっています。
途中、カウンター席から外の席に移動して外を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。ここの席、海に近い方は低く、遠い方は高くなっていて、まるで映画館の様な席の設定。
テーブルや席を立体的な見地から考えてあるカフェって珍しいなと思いました。
飲み終わって、会計の際にバリスタのお兄さんに、マジック、すごく上手にできてたよ!とエスプレッソマシン越しに報告したら、お兄さんは満面の笑みで
はっはっは、そうだろう。詳しい作り方は
さっき、グーグルで検索したから。
ですって。なるほど。注文してからの短時間内でスマートホンを駆使して調べたんですね。このお兄さんの好奇心と行動力には敬服しました。
まとめ
自分ができる事の境界線を自分で作って、その外側にある事に触れない様にしているのは案外、自分自身だったりします。バリスタのお兄さんは好奇心を旺盛に、しかも失敗する事を恐れずにチャレンジする姿を目の当りにし、私もその姿勢を身につけられるようにしようと襟を正された気分でした。
好奇心旺盛に過ごす事がワクワクてんこ盛り生活のキーとなる要素ですね。
でも、あまり変わり者 (Black sheep) にもならないようにも気を付けようっと。
以下、カフェ情報です。
Black Sheep Espresso Baa
80 Marine Parade
Coolangatta QLD 4225