見渡せる空間とクリエイティブな料理を堪能できるカフェ @ Au79

2017年8月12日

スポンサーリンク

突然ですが、化学の授業で覚えた元素記号の周期表、まだ言えますか? 水素はH、ヘリウムはHeとかのチャート。覚えてます?

「水兵 リーベー ぼくのフネ」と波平さんが言いながら周期表を暗記している姿を想像すると微笑ましいのですが、実際に自分が全て覚えるとなると案外手ごわかった記憶があります。

なぜそんな話を突然しているかというとですね、今回訪れたカフェの名前が「Au79」だからなんです。原子番号79の元素で元素記号がAuの金属、何だと思いますか?そう、金、すなわちゴールドなんです。

実はメルボルンと金はゆかり深い関係にあります。1850年代、ビクトリア州のあちこちで金が見つかるやいなや、ゴールドラッシュが巻き起こって世界中から一攫千金を狙った人々が集まりました。金鉱の町、バララットはメルボルンから車で約1時間で行ける観光スポットになっています。 現在は金鉱は閉山しているものの、趣味の採掘者が金を見つけたというニュースがときどき入ってきます。

英語には「good as gold」という言い回しがあります。英語圏でも国によってその使われ方は微妙に違っていますが、オーストラリアでは「最高に良い、申し分のない」という意味です。

そしてその「黄金」の名が冠されたカフェ、否応なしに期待が高まります。という訳でどんなカフェなのか、ご紹介しましょう。

金色の看板「Au79 」

このカフェのある通りは、時折通りかかるのですが、このカフェの存在は全く気が付きませんでした。

それもそのはず、ここの建物はもともと車の修理工場で、建物を一新してカフェにしたそうです。外見的には一般的なレンガの建物。白で描かれた植物にふと目が行きます。

果てしなく続くカフェ店内

入り口のドアを開けて店内に入ると、上の写真の様に広々とした空間が広がっています。

驚いたのはその奥行。奥へ奥へと広がっていて、どこまで続くのやら。このカフェは200席もあり、通常のカフェに比べたらモンスター的な大きさがあります。

しかもこの日は空いていませんでしたが、一番奥のスペースにはプライベートスペースがあり、イベント催事場になっていました!どんだけ広いんだ、このカフェ!

天高く、緑が溢れる店内と焙煎エリア

通されたテーブルから入り口に向かって写真を一枚。そこかしこに植木があります。

テーブルやイスのウッドカラー、天井やカベの白、そして植物の緑が居心地の良い空間をかもし出しています。梁やフレームの黒が空間をグッと引き締めるのにも一役買っていますね。

写真左手がコーヒーの焙煎エリア。ガラス張りで中の様子が一望できます。

ブガッティという超高級自動車があるのですが、この工場は「アトリエ」と呼ばれ、ホコリやアブラ汚れからは縁遠く、床も白く塗装されピッカピカの状態で車が作り上げられます。これらの工場、ガラス張りで中が丸見えなんです。(動画はこちら

両者のガラス張りに共通して言えるのは、それだけ清潔感と仕事への誇りを持っているという事。コーヒーのローストに、いかに力を注いでいるのかが、見てうかがえます。

このカフェでのロースターは、以前Liar Liar カフェでヘッドバリスタをしていた日本人のMinéさん。残念ながらこの日はいらっしゃいませんでしたが、運が良ければMinéさんがローストしている勇姿に遭遇できるかも !?

スポンサーリンク

ワクワクするメニュー

出されたメニューがこちら。なんだか錯覚画像のように目がチカチカしますね。

あまりジッと見ないようにしつつページを開きます。

メニュー全般を見渡すと定番メニューはもとより、アジア系インフュージョンが見て取れます。今回は注文しませんでしたが、スパイシーチキンバオやお好み焼が並んでいますね。

面白いのが、例えばお好み焼きでもナスカツとゆずマヨが添えられているので、お好み焼きがオージーアレンジされている感じです。

今回はキッチンカウンター近くの席だったので、出されてゆく料理たちをひと通り眺める事ができました。

「自分の料理はまだかな~」なんて思いながら待つのもたまには楽しいですね。

まずはコーヒーを頂く

まずはコーヒー。フラットホワイトをいただきます。

店名に反して質素なカップとソーサーだなと思いつつ飲んでみたら。。。

カップの内側に「Stay gold」(素晴らしくあり続けよ)の文字が。

なんともニクらしい演出ですね~。

華やかな料理たち

出てきた料理たちは何とも華やか。文字通り、花も飾られています。

料理によってお皿の種類も違い、ディテールへのこだわりようが分かりますね。

スモークされたカツオのコロッケ。今までにありそうで無かった、コロッケを半熟たまごと合わせての食べ方。

コロッケのホクホク感を維持しつつ、ソースとたまご、そしてアボカドでシットリ感を出して食べられます。

今回、一番のヒットだったのがグラノーラ。自家製グラノーラ(シリアル)にフルーツいっぱい、そしてアサイーのソルベ。

これはうだるような暑い朝に食べたいチョイス。クールダウンしつつもお腹にしっかりと貯まる一品ですね。

ベルギーワッフルボール。日本人の感覚からすれば、屋台の鈴カステラをワッフル生地で焼き上げた感じ。

パンダン・アイスの甘さとパイナップルやパッションフルーツクリームの酸っぱみが良いバランス。

ケーキもあるよ

今回は胃袋が回りませんでしたが、ケーキもオリジナルなものが並んでいました。

ぜひまたリベンジしに行きたくなるプレゼンテーション。こういったフックもお客さんの心をつかむのに大切ですね。

まとめ

入り口付近にならぶコーヒー関連グッズ。普段は見かけないようなものばかりだったので、会計を済ませたあともしばし物色してました。

素敵な空間を始め、食事やコーヒーもハイレベルでバラエティーが楽しめる。ディズニーランドのように一回の訪問ではその楽しさを味わい尽くせないような魅力に溢れたお店でした。

人気のお店なので、行く時間は早めかお昼時のピークタイムは外した方が良いですよ。

それではまた!

Au79 カフェ
(ホームページ instagram Facebook)
27-29 Nicholson St, Abbotsford VIC

7:00am – 4:00pm  (月~金)
8:00am – 4:00pm  (土~日)

スポンサーリンク