メルボルンの「マジック」コーヒーとは何か @ Tana Cafe

2017年7月15日

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マジックといえば、市街で大道芸をやっているお兄さんや近々開催されるコメディーフェスティバルに登場する芸人さんに披露してもらう、というのがセオリーでしょう。

でも、メルボルンでは、マジックは見るだけのものではなく味わうものだったんです。最近、ずっと気になっていたマジック、チャレンジしにカフェに向かいました。

向かった先はHawthornにあるTana Cafe。メルボルンから配信されている日本語ポッドキャスト番組、Just Australiaの中でオーナーの田中さんがロング・インタビューに答えてらっしゃいました。

そのお話を聞いてこのカフェには是非行ってみたい、と思っていたのでさっそく実行。

 で、「マジック」とは?

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マジックといえば英語で手品の事。でもメルボルン界隈のカフェでは「マジック」を注文すると出て来るのは写真左のカップのコーヒー。写真右のはフラットホワイトなんですが、マジックのカップの方が若干小さいんです。果たしてこのコーヒーの構成は

リストレット と スチームミルク と ミルクフォーム(泡)少々。

ん? リストレット? これって何かと思い調べてみるとコーヒーをエスプレッソ抽出する際の前半部分のみの事だそうで。要はエスプレッソなんですが、味がより純粋で雑味が少ないそうです。

これだけ書くと、カフェラテやフラットホワイトと変わらないじゃないか、と思ってしまいますが、さにあらず。

カップが小さい分、ミルクとコーヒーの比率がコーヒー寄りの為、フラットホワイトよりもしっかりとコーヒーの香りと味が楽しめます。

フラットホワイトだとコーヒーの香りが遠いけれど、ロングブラックだと強すぎる、という方にはおススメです。私もすっかりファンになってしまいました。

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Tana Cafeのおススメの一品、バーチャーミューズリーとは?

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マジックの他には、食べ物も注文しました。おススメをウェイトレスさんに伺ったところ、バーチャー・ミューズリーを勧めてくれたので迷わずそれを注文。

バーチャーミューズリーとは、一定時間、ミルクに浸したミューズリー(燕麦の押麦やドライフルーツを入れたシリアル)の事。食べやすいし、消化にも良さそう。

出て来たお皿には粗くすりおろしたきゅうり、ではなく青リンゴがたんと乗っていました。ドライフルーツとはちみつの甘さ、ヨーグルトの酸味と青リンゴのすっぱさがほどよいハーモニーを奏でていました。味は優しいんですが、ちゃんとお腹にたまるひと皿。

お酒を飲み過ぎた次の朝なんかには日本人ならおかゆさんと梅干ですが、オージーはさながらバーチャー・ミューズリー、といった所でしょうか。

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店内には、ちょっとアンティーク風のものがあちらこちらに。ホーローのランプシェードやお皿などなど。

一昔前のスピーカーからさりげない音量のBGMが心地よく鳴っていました。音量が大きめ、更にはウルサイぐらいのカフェが多い中、この感覚で音楽を楽しめるカフェはメルボルンでは得難いと思います。

そして私が特に気に入ったのがスツール。このカフェには高さの違うスツールがありますが足の部分はすごく頑丈に出来ていて安心感がありしかも座面は木目が強調された細工がなされていて、触り心地がすごく良かったです。

それと本棚には日本語の絵本も並んでおり、私は『もぐらバス』を読みました。ふとしたきっかけで童心に帰れるのも乙なもんです。

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そして締めにはやっぱり、ロングブラックとホットミルク添え。香りがよくて、味も酸味が過ぎずスイっと飲める感じの味でした。

まとめ

友達との待ち合わせや、ちょっと一息入れたくてカフェに寄った時、あまり何も考えずにカフェラテやフラットホワイトを注文してる事ってあると思います。

そんな時にこそ、是非一度、マジックを注文してみて下さい。見慣れた風景やいつもの味覚の通り道にちょっとアクセントを加えてくれると思いますよ。

したらな~。

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by カエレバ

 

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