こんなトコロが日本と違う!オーストラリアのスーパーの買い物風景をご紹介

2016年9月2日

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私は日本に帰国した時、楽しみにしている事はたくさんありますが、その中で気軽にできる楽しみがコンビニとスーパーに行く事。

陳列棚を見てゆくと、いつも新たに開発された商品と同時に、昔からある懐かしい食べ物。アルフォートフルーチェ、ばーちゃんがよくお茶うけに出してくれてたホワイトロリータ陳列されているのを見ると「あ、日本に帰ってきたんだなぁ」ということを感じさせてくれます。

うってかわって、オーストラリアのスーパー。果たしてこちらのスーパーはどんな感じのものが棚に並んでいるのか、といったところを今回はご紹介します。ちなみに今回行ったスーパーはウールワースというお店で全豪展開しています。

スーパーに入る前に


スーパーの入り口に置かれた果物入りのバスケット。子供であれば、この果物たちは無料で食べて良いんです。これはごく最近に設置されたものですが、それにしても太っ腹!

オーストラリアのスーパーでは買い物の最中でも、最後にちゃんと支払えば食べてもオーケーという暗黙のルールがあります。

オーストラリアに来たばかりの頃は、ガタイの良いニーチャンが、棚からおもむろにお菓子を取って、それをパクパク食べながら買い物を続けているのを初めて見てビックリしました。まぁ、こういった背景があってこそ、買い物中にも食べ物をモグモグ、といったサービスができるのでしょう。

姿を消しつつある「量り売り」


野菜セクションは1つの種類のものがたくさん並んでいると言うのが特徴です。

10年前は、スーパーでも量り売りが当たり前でした。最近は効率化を優先させて、パッケージに入ってるものの徐々に幅を効かせつつあります。写真の左にあるのはいちご。他にもキウィやブルーベリーなど、柔らかい果物がプラスチック容器に入っていますが、それはまだ納得できます。でも硬いリンゴなどが入っているのは陳列し易さや輸送面での、販売側の都合が全面に出ています。

こちらのスーパーは、消費者のニーズからどんどん乖離している様に思えます。そのニッチを捉え、ドイツの激安スーパー (Aldi) や、オーガニックスーパーが徐々に数を増やしています。

 日本にはない野菜


皆さん、これなんだと思います?実はこれ、セロリアックと言って、セロリの親戚の植物。その根っこの部分をスープなどにして食べるそうです。私は料理した事がないんですが、これに限らず、ときたま知らない野菜が並んでいると、つい興味をひかれてしまいます。

地域にもよりますが、スーパーでも大根やチンゲン菜を扱っています。ごぼうや里芋などはスーパーでは扱っていないので、そういったものはアジア系のお店か、自分で育てるかという事になります。

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惣菜パンがない?


オーストラリアの食パンは日本のに比べて2.5倍くらいの長さがあります。ですがサイズは若干ちいさいめ。食パンは切ってあるものは2種類、トースト用(日本の8枚切りくらい)とサンドイッチ用(更に薄い)とで、日本の様な4枚切りとかはないんです。厚切りジェイソンさんもさぞガッカリする事でしょう。

日本のパンコーナーと一番違う点はお惣菜パンが極端に少ない事。ちょっと小腹を満たしたい時には不便です。

パン自体も、日本はモチモチしてるのに比べこちらはドライな感じがします。使っている小麦が違う事もありますが、混ぜているバターやクリームの量が違うんでしょうね、きっと。

オージービーフは安いのか?


お肉はパック詰めのもののみで、量り売りはありません。この密封パックになっているお肉は、巨大な生肉工場でパックされ、スーパーに配送されるそうです。

こちらの量り売りは大抵 キロ単位 で表示されています。たとえばTボーンステーキなら1キロで$25(約2,200円)。 オーストラリアならお肉の部類はもうちょっと安くても良いと思うのですが、最近は干ばつに見舞われたり消費者のニーズに合わせて飼料に穀物を使ったりしているので、ベースコストも高くなってしまったんでしょうね。

一番上の棚に並んでいるのはトマトケチャップ。「何がなんでも買ってちょうだい!」という意気込みは伝わってきます。

チーズセクションは移民の国の象徴


チーズのセレクションはかなり豊富でオーストラリア国産のみならずいろんな国からのチーズを手軽に買うことができます。ギリシャ系ならフェタ、イタリア系ならパルミジャーノ・レッジャーノなどが並んでいて、本場の味を簡単に手に入れられるのはありがたいです。野菜セクションが大雑把な分、嬉しく思ってしまいます。

以前の記事にメルボルン移民マップを載せましたが、移民が多い事と、チーズの種類の多さは深く関係があると思います。あ、ついでにワイン好きなのも。

牛乳の容器サイズは?

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アメリカにいた際、牛乳が1ガロン(3.8リットル)で売っていてビックリしましたが、 オーストラリアも負けず劣らず、3リットルの容器で売っています。それ以外にも2リットルと1リットルの容器、更には成分無調整、オーガニック、豆乳、ヤギのミルクまで並んでいます。


味付き牛乳も多種多様で色までものすごいですよ。箱の色を見れば、その飲み物の色がそのままです。わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、色は相当きついです。

こういった派手な色のミルクのパッケージングを見ると、銭湯でよく飲んでいた瓶に入ったコーヒー牛乳を思い出します。

スーパーで買える日本食材

メルボルン住民のグルメ化とアジア料理の浸透の相乗効果もあり、スーパーに置いてある日本食材も徐々に増えていっています。数年前からは、巻き寿司ブームに乗って、海苔、わさび、みりんが加わりました。

一番新しいラインナップとしては、日本のパン粉が「Panko」という名前で売られています。こちらで買えるパン粉は、顆粒状に細かいものなので、揚げたものを食べた時の、あの「サクッ」と感が出ないのでしょう。やはり日本の味覚に関して、繊細かつコダワリがある食材がウけています。

オーストラリアに来て、日本食が恋しくなったらスーパーで「とりあえず」の品々を揃える事ができますよ。

まとめ

本当はもっとご紹介したい、面白いことがたっくさんあるのですが、今回はこのくらいで。

旅行やワーキングホリデーでオーストリアに向かう予定のかた、ぜひスーパーマーケットもツアー内容に入れておいて下さい。きっとオージーの生活ぶりを垣間見れて面白いですよ。

したらな〜。

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