網戸が壊れたから部品を買って自分で修理してみたよ。

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みなさんの年末の恒例行事といえば何ですか? 私の子供の頃の年末行事といえば、障子紙の張り替えをいつも手伝っていました。バリバリと紙を破るのが楽しかったものです。

年の瀬も迫った時期になって、網戸が壊れてしまい、急遽、障子の張替えならぬ、網戸の張替えをする事態に。

事の顛末は、窓枠から外れて下に落下した際にフレームがグニャリとなり修復不可能。これまで何度かの墜落にも耐えてくれていましたが、さすがに今回は年貢の納め時。

網も相当古く、破れた箇所に継当てをしていたくらいの年代物。この際、新しい網戸に換える事にしました。

今回は網戸の作成と交換をしたお話をお届けします。

網戸を作ってみよう!


網戸を作る、と言うと大ごとのように感じますが、窓用の網戸なら比較的簡単。

何事に関してもそうですが、知らない事に関しては「私には絶対ムリ!」と可能性を探る前に遮断してしまいがち。

でも今のご時世、インターネットのサイトやYoutubeでいくらでも説明にアクセスできますよ。

DIY店で何でも揃う


向かった先はDIY店のBunnings。店舗はオーストラリア全土に展開しており、巨大倉庫の様な大きな建物で何でも揃います。

今回、窓用の網戸を必要なのは

  • フレーム材(2.4m長で$9.40)
  • 網抑えゴム (5mm x 6.5m 英名はPVC Spline)
  • 張替えネット(810mm x 2m)
  • フレームコーナー(フレームの角を繋げる)

枠の中間部には補強棒があるんですが、そちらは古い枠から流用しました。

最初の買い出しをした時にはフレームコーナーを買いませんでした。古い網戸から流用すれば良いや、と軽く考えていたのですが、後で痛い目を見るハメに。。。

使った工具は

  • ディスクグランター(電動)→ フレームをカットする
  • 電動ドリル → フレームに穴を開ける
  • ラジオペンチ
  • カッター → 網を切る
  • 金属用のヤスリ

網戸張りの専用工具


この工具、網戸ローラー(英名spline roller)といって網抑えゴムを網戸枠に取り付ける時に便利な工具。

別に無くても大丈夫なのですが、あった方が作業がスムーズにいきます。

フレーム材の切断


フレームを長さに合わせて切断します。45°ピッタリになるように慎重に切ります。


ディスクグランターだと簡単に切断できるのですが、ちょっとでもブレると変な角度で切れてしまったり切断面以外に傷をつけてしまったりするので注意が必要です。

金切り鋸でもできますが、ディスクグランターの方が楽ちんです。

バリを取る


グラインダーで切断した面は荒くなっていてデコボコ状の「バリ」が出ているいるので金属用のヤスリで丁寧に落としていきます。

ヤスリがけは一種の瞑想にも似ていて無心になれます。アタマを空っぽにしながらヤスりましょう。

ヤスリがけのビフォー・アフター


写真上のものがヤスリ前、写真下がヤスリ終了後。指で触っても引っかかりが無い状態までヤスれば完了。

断面をキレイにしておけば、後の工程でフレームコーナーを挿入する際にスムーズにいきます。


フレームの中間に補強材を設置する金具を差し込みます。その為の穴を電動ドリルで開けました。

あれ?フレームコーナーがゆるゆる!


古い網戸から新しいフレームへ、フレームコーナーを移し替えました。するとどうでしょう!フレームが出来上がるどころかふにゃふにゃ!ちゃんと立ちさえしてくれません。

「あっれ~、おかしいな~??」

と思いながら新旧のフレームを比べてみると。。。


サイズが違っていました。思い込みとは恐ろしいもので、形状も色も同じだし唯一販売していたフレームだったので「同形状のものに違いない」と勝手に思っていました。

教訓として、ちゃんと現物を持って代替品を買うか、寸法をしっかりと測ってから買いに行く。これが大切ですね。

再度、買い出しに行きました。こういった無駄足はできるだけ省きたいものです。

アルミ製のフレームコーナー


フレームコーナーは2種類、プラスチック製とアルミ製のがありました。

値段はそれほど変わらないし強度の事も考えてアルミ製を選びました。


フレームコーナーは前後ろがあり、差し込む方向が決まっているので注意が必要です。

補強部分が出っ張っている方を溝が切ってある向きにいれましょう。(私は間違ってしまい、差し直しをしました)

フレーム完成!


これでフレームは完成です。組み上げた時、角がちゃんと90°になっているか確認しましょう。ここでほんのちょっとでもずれていると窓枠に入らない、なんて惨劇が訪れます。

網抑えゴムの挿入


フレームの溝に沿って網抑えゴムを挿入していきます。

最初はラジオペンチで部分的に押し込んでいき、一つのサイドが全てできたらしっかり奥まで押し込みます。

この工程は網戸ローラーがあれば楽にできます。まぁ、無くても問題ありませんでしたが。

ひとつのサイドの挿入が終わったら、網をちょっとだけひっぱりながら張っていきます。網抑えゴムが自然と網の張り具合を調節してくれるので、あまりグイグイ引っ張る必要はありません。

網の余剰部分をカット

カッターでのりしろ部分の網を切り落とします。ゴム脇の溝に沿って刃を走らせればOKです。

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網戸、完成!

まとめ

窓にはめてみました。これから更に暑くなるメルボルン、窓を開けられないのでは部屋が簡易サウナと化してしまいます。

メルボルンは日中がめっちゃ暑くても、夕方から夜にかけて涼しくなる日も多いので窓があればエアコンに頼らなくても大丈夫。

網戸が完成して一安心。さて、これでお部屋は快適になる、のかな?

したらね~。

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