オーストラリアで上映開始! スカーレット・ヨハンソン主演のゴースト・イン・ザ・シェル (攻殻機動隊)の見どころはココ!

2017年4月5日

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ずっと楽しみに待っていた映画、ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』(攻殻機動隊)をついに観て来ました。

オーストラリアでは3月29日の夜が先行上映で3月30日が封切りの日でした。そこから遅れること数日、やっと観ることができましたんです。

今回はゴースト・イン・ザ・シェルを観た感想などについてご紹介します。

ゴースト・イン・ザ・シェルってどんな話?

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになるWikipediaより

この映画を観て考えさせられるのは、今後、四肢の機械化が進んだら一体どこまでなら人間といえるのかという問題。

自分のアイデンティティーは、果たして何を持って確固たる自分といえるのかがこの映画の奥底に流れてるテーマですね。

この映画の見ドコロ

私がピックアップした、この映画の見ドコロ3つをご紹介します。

1. SFの映像美

上の動画は映画の導入部のもの。この動画を鑑賞しただけでも特撮技術の素晴らしさが見て取れます。

映画全編に渡って映像のSFチックさが満載で、近未来って本当にこんな感じになるんだろうな〜というリアリティがありました。

アニメでは簡単にできそうな映像でも、実写で撮影する場合、「よくぞここまでやるなあぁ。」という手の込んだものが多くて楽しめました。

2. アニメとの比較


ストーリーラインは一部アニメに忠実に添っていて、一部はこの映画用に完全に新しい設定。それらを見比べながら観るのはファンとしては楽しいもの。

オリジナルのアニメは1995年に作られているので既に20年以上も前にリリースされた作品なんですね。それでも設定などには古さなど全く感じさせません。逆にいえばそれだけ設定がしっかりしていた、という事。

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3. 俳優陣


俳優陣は日本からも含め、多彩なラインナップ。中でも日本人の採用具合は面白いチョイスだなと思いました。

スカーレット・ヨハンソン

アニメのイメージと近い容姿なので違和感なくストーリーに入り込むことができました。映画の中では Major(少佐)と呼ばれていましたが、脇を固めるパートナー役のバトー(ピルー・アスべック)の発音が「ねぇちゃん」と聞こえてしまい、ひとりでクスクスしていました。

この映画では格闘も含めたアクションが多いのですが、彼女はヒーロー物の映画に出ていたりします。やはりアクション映画が板に付いてきましたね。

北野武

内務省公安9課の課長役。正義漢のキャラクターであるはずにも関わらず、どうも彼自身が監督したやくざ映画のイメージと被ってしまい、悪役っぽく私の目には映ってしまいました。「世界の北野」ではありますが、クセの強さはここでも目立っていました。

映画中、なぜか彼だけ日本語。それでも問題なく意思疎通できているのは、まぁ、映画という事で。。。

桃井かおり

どういった役柄かというのはここでは伏せておきますが、彼女は英語をしゃべっていても彼女独特の「桃井かおり節」は相変わらずで、とても良い味を出していました。

演劇指導があったとは思いますが、典型的なアジア訛りの英語を流暢に話せるのは「スゴイ」の一言。

泉原 豊

QLD州のゴールドコースト在住の日本人俳優。映画では隻眼の狙撃手、サイトーを演じていました。登場シーンは他のキャラよりは少ないけど、ここ一番というところで目立つシーンがあったのは素敵でした。


オーストラリアの日本語メディア、日豪プレスに泉原さんのインタビュー記事が載ってます。

まとめ


いかがでしたか? 日本では4月7日から上映されるこの映画、まんがやアニメでの事前知識が無くても楽しめますよ。

また、日本語の会話やネオンサインがチラホラ登場するので、それらをピックアップしながら観るのも面白いかもしれませんね。

それではまた!

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