ちょっとしたひと手間でより一層美味しく!もぎたてトウモロコシの美味しい食べ方をコッソリ教えます
メルボルンから車で1時間ちょっとも走れば上の写真のような牧場風景が広がっています。
所々、刈られた草が「干し草ロール」になってぽつりぽつりと風景に漂っていて、牧歌的な気分を高めてくれるんですよ、コレが。
この写真を撮ったエリアはまだ腰の高さぐらいまで生えていてナウシカごっこをして遊びたくなる位の雰囲気でした。
そんな時期、うちの家庭菜園ではトウモロコシが収穫時期を迎えています。家庭菜園では毎年トウモロコシを育てていて、フレッシュな美味しさの虜になっています。
今回は我が家で毎年恒例で行っている、美味しいトウモロコシの食べ方をご紹介します。
どうしたら良いトウモロコシができるのか?
美味しいトウモロコシを食べるには、まず美味しく育てなくてはいけません。
上の写真はとうもろこしの苗が並んでる風景。スーパーなどに売っていトウモロコシはきれいに種が並んでいますが、実はああいった風に育てるにはコツが要ります。
程度密集して植える ー トウモロコシは風で受粉をするので、お互いを間近に植えてある方が種の付きが良くなります。一番の理想で言えば、一列ではなくて何列にもして植えた方が良いですね。
水はたっぷりとやる ー トウモロコシはああ見えてもイネ科の植物なので、水が大好き。乾燥しがちの土質であれば、なおさら注意して水やりをするようにしましょう。
肥料をしっかりやる ー 苗を育て始める前の土作りと、成長してゆく過程で肥料をしっかりあげましょう。うちは自家製の液肥と堆肥を苗の周りに撒いています。
収穫時期の判断
トウモロコシの実は1つの苗につき1つから2つ。1つの実を大きく育てたい場合にはあらかじめ1つ残して他の実はとってしまいますが、うちは育つがままにしておいてあまり手を入れません。
実の上から出ているのはめしべ。オーストラリアでは「乙女の髪」と呼ばれてます。これが茶色く枯れてくる時期に実を手で触ってみて、中身がガッチリしていて中央部分がプックリしているようであれば収穫時期を迎えたしるし。
実を下に向けてひねるようにすれば簡単に収穫できます。
歯抜けのトウモロコシ
中を見てみるとご覧の通り。上のものは整然とした種が並んでいて、下のものはガチャガチャしていますね。
これはトウモロコシの実がどれだけ受粉したかにかかってきています。受粉が足りないと歯抜けになってしまいます。
味に変わりはないんですが、食べる時に皮が歯の隙間に挟まりやすい気がします。
美味しいトウモロコシの食べ方
収穫したてのトウモロコシ、1粒1粒の種は生で食べてもビックリするほど甘いんですよ。
トウモロコシはもがれた瞬間から糖度がどんどん落ちていきます。なので、あらかじめ台所で大きなお鍋にお湯を沸かしてからトウモロコシを収穫しに行きます。
焼きトウモロコシも好きなんですが、今回は茹でて食べる事にしました。
強火で煮ること、ものの10分。あっという間に出来上がりです。軽く塩を振っても良いし、醤油バターで食べるのもまた一興。熱々の間にいただきましょう。
まとめ
今年の家庭菜園の調子は全体的に今一つで、例えばトマトはたくさんできているんですが、なかなか身が赤くなりません。
そんな中でもトウモロコシとズッキーニは頑張ってくれています。トウモロコシは大した本数は収穫できませんが、夏本番の味わいを運んでくれる野菜。今しばらくみずみずしい甘さをまるかじりで楽しむ事とします。
同時にフロスにもお世話になるというオチ付きで。。。
それではまた!