【クモ注意】オーストラリアの毒グモ、セアカゴケグモはどこに潜んでいる?
日本の約20倍の土地面積を持つオーストラリア、その大地に生息する生き物は多種多様。
愛らしいコアラやカンガルー、最近はセルフィー画像で有名になったクオッカなどがてんこ盛り。
その一方で毒(牙や棘)を持った生き物はヘビ、クラゲ、クモ、おまけにタコなんかもいます。
オーストラリアに生息している毒グモは何種類かいるのですが、今日はそのうちのひとつ、セアカゴケグモに遭遇しました。
今回はセアカゴケグモの潜んでいた場所とその対策についてのお話です。
※ クモ画像がありますので苦手な人は閲覧注意です。
セアカゴケグモが潜んでいた場所
メルボルンはやっとこさ夏が近づいて来る様相の天候になり、私は今日一日は畑仕事に取り掛かっていました。
ここの所、雨が続いては急に暑くなるパターンが続いたので、野菜の苗に厳しく雑草に優しい気候。そのおかげで雑草が伸び放題!
雑草を隅から抜くために、普段は踏み石にしているブロックレンガをどかしてたんです。その時に何気なくブロックの穴を覗いてみたら。。。
いましたよ、セアカゴケグモさん(画像中央)。巣の真ん中にいて、クモを下から見た珍しい写真が撮れました。
ブロックを動かしたにも関わらず、巣の中央でジッ~っと不動のまま。
セアカゴケグモってお腹も一部、赤かったんですね。初めて知りました。
セアカゴケグモって危ない毒グモなの?
このクモの体長はわずか1cmほど。足が長いので大きく感じます。何と言っても背中にある赤いマークが特徴。性格は大人しく動きも速くはありません。なので人間が誤って触ってしまった際に咬まれているのがほとんどのケース。
咬まれた場合、痛み、だるさ、めまい、嘔吐、発汗、発熱といった症状があります。
オーストラリアでは年間で約2,000人がこのクモに咬まれているそうですが、オーストラリアの近代で亡くなったのは2人のみ。
現在ではセアカゴケグモの血清があるので、咬まれても対処する事ができるというワケです。
セアカゴケグモがいる場所
セアカゴケグモは普通のクモと違って、日光の当たる所には巣を作りません。また、一般的なクモの巣とは異なるランダムな形でクモの糸を張っているのが特徴です。
クモは餌がある場所にしか生息していないので、暗くても他の虫が全くいない様な場所では出くわしにくいです。私の経験上、屋根裏、軒下では見かけた事がありません。
庭にほったらかしにしてある箱や植木鉢などを動かす際には、このクモが潜んでいないか注意が必要です。そういった際には必ず軍手やグローブをして作業をしましょう。
まとめ
いかがでしたか? セアカゴケグモは毒グモではありますが、必要以上に恐れる必要がありません。それに遭遇頻度は高くありません。
特に小さいお子さんがいる場合、注意するに越した事はありません。予め、クモがいそうな場所や対処方法を知っておいて損はないですよ。
もしも咬まれてしまった場合は患部をアイスパック等で冷やし、救急車を呼びましょう。オーストラリアの救急車の電話番号は000(ゼロ3つ)でオペレーターが電話に出たら救急車をお願いします(Ambulance, please)と伝えます。
ちなみに携帯電話なら、ロックされていても「緊急」ボタンで電話できますしロックされたままでも「112」番を掛ければ緊急連絡ができます。
したらね~。