メルボルンの都心にこんな田舎が?コリングウッドのファーマーズマーケット(朝市)に行ってきたよ
都会に住んでいながら田舎暮らしに憧れたことありませんか? 緑に溢れた生活、良いですよね?
ニューヨークならセントラルパーク、東京なら代々木公園といった風に、都心に大規模な自然公園があるのは心の拠り所になります。メルボルンもご多分に漏れず、中心街にはボタニックガーデンやフィッツロイ・ガーデンという大面積を誇る公園があります。
更に中心街から4kmほど離れた場所には牧場もあるんです。ここは通常の牧場とは違うんですが、毎月ここでファーマーズ・マーケットがあるんです。
今回は、そのファーマーズ・マーケットに行ったお話をお伝えします。
子供向けの牧場?
コリングウッドという地域に、この小さな小さな牧場があります。この牧場の名前はコリングウッド・チルドレンズ・ファーム。
その名が示すとおり、子供向けに運営がなされており、教育の一環としても活用されています。ふれあい牧場といった風体をなしていますね。
通路にはいろんな種類のニワトリが歩いていたり、羊が群れをなして休んでいたり。なんとも牧歌的な風景が広がっています。
ファーマーズ・マーケットに行こう!
そしてこの牧場で毎月の第2土曜日にファーマーズ・マーケットが開かれています。入場料の2ドル(子供は無料)を払って敷地に入れば、そこにはもう牧場が広がっています。
上の写真のように動物を間近で見たり、餌付けをしたりする事ができます。小さいお子さんがいたら一石二鳥ですね。
ファーマーズ・マーケットって何?
オーストラリアでは、各地でファーマーズ・マーケットが開かれ、近年ではその数を伸ばしています。
日本で言うところの朝市に近いものがあって、地元の人たちが作った農産物、手工芸品や食べ物などを売り買いできる場所。
最近のオーガニックブームや地産地消へのムーブメントもマーケット開催に拍車をかけています。
野菜はオーガニックを掲げているものが多く、販売している人が生産者。
作物を作った人の顔が見えるのでどんな育て方をしたとか野菜の美味しい食べ方を教えてもらえるのが良いですね。
こちらのお店は巨大なトマトを販売しているお店。その名も「おじいちゃんのトマト」。これだけ立派にトマトを育てるのはすごい手間ひまかかっているものとうかがえます。
ローカルの農家さんが販売してるとは言えメルボルンから400〜500キロ離れている場所から行商に来ているお店もありました。商い、本当にご苦労様。
こちらのりんごのブースでは、アカネと言う種類のりんごも販売していました。
スーパーや一般の八百屋さんに置いてある品種のりんごばかりでなく、日持ちはしなくてもいびつな形でも本当に美味しいものを販売しようとしてくれているのは嬉しい限り。
試食もさせてもらえるので、自分の口に合ったりんごを納得して買える、これって単純ですが素晴らしいですよね。
オーガニックなラップ?
上の写真は一見ただの布を売っているようですがさにあらず。これらはミツロウが染み込ませてある布なのでサランラップ代わりに使える優れもの。
ミツロウを使っているので電子レンジには使えませんが、野菜や果物を包んで保存したりするのには向いています。
ヤギ乳のアイスクリーム
「味見は無料」の文字に惹かれて歩み寄ったキャラバンはアイスクリーム屋さん。マスコットのヤギさんから察せる通り、実はここのアイスクリームはヤギ乳からできているんです。
ゴートチーズ(ヤギ乳からできたチーズ)は独特の風味と匂いがあるので、それを想像しながらアイスを食べてみました。
驚いた事に、全くクセが無く、逆に通常のアイスよりもスッキリした口当たり。この日は暑かった事もあってパクパク食べてしまいました。
まとめ
私は旅行に行った際、その国のスーパーと市場を見るのが好きなんです。その国の人たちがどんなものを食べているか、どんなやりとりをしているのかが見える場所って私にとってはもの凄く興味がそそられるんです。
オージーの人たちの、市場での生態をつぶさに観察したいなら、中心街からさほど離れていないファーマーズ・マーケットに参加してみるのは、人間観察好きであれば観光名所よりずっと面白いですよ。
それではまた!
Collingwood Children’s Farm