オージーは青い食べ物がお好き? オーストラリアのスーパーで青い食べ物を探してみた。
夕方のスーパーでのお買い物。食材を求めて食品棚の列を右へ左へ揺らぎなら買い物カゴをお供に進みます。
今日は一体、夕食に何を作ろうか、物思いにふけながら他の買い物客を避けてヒラリヒラリ。
オーストラリアは色とりどりな食べ物が陳列されていますが、ひときわ目立つ色があります。それは青。
まさに異彩を放っていると言っていい、この不思議な色をした食べ物が色々と並んでいます。
今回は買い物ついでに青い食べ物がスーパーにどれぐらい並んでいるかをちょっと調べてみました。
それではブルーショッピング、いってみよう!
青い食べ物がありそうなセクションといえば
典型的な青い食べ物で、よくインターネットで見かけるのが真っ青なケーキ。そんなケーキがあるかなと思いつつケーキセクションに行ってみると、意外や意外。青いケーキは1つも並んでいませんでした。
表面がピンクに飾られたケーキ以外は意外とまとも。しょっぱなは肩透かしを食らいました。
そのかわり、青いカップケーキをつけることができました。カップケーキの上に載っているのは、ハンドレッド・サウザンドと呼ばれているカラフルなお砂糖ですね。
オーストラリアで一般的に使われているケーキのデコレーションは、アイシングシュガー、もしくはバタークリーム。いずれにせよ、過剰に甘くて重たい印象があります。
チョコレートのトッピング
アイスクリームのトッピングとして掛けるソース、と言えばチョコレート味が一般的。その他ストロベリーソースやハニージンジャーソースなどと言うものが店に並んでいましたが、やはり奇異に映ったのは青い色のソース。
果たして青色のソースは何味かという疑問が湧きますが、ラベルをみると「エレクトリック・ブルーヘブン」とあります。きっと天にも昇るような味なんでしょうね。
私としては、そのとなりに陳列されている、ライムグリーンのソースはナニモノなのかも気になります。
ゼリーも青
幼少の頃はフルーチェやゼリエースを食べて育った記憶があるんですが、その中でも、青い食べ物はありませんでした。
このパッケージングは、見ての通り、青いゼリーです。他のパッケージも相当な色なのが想像できます。
シリアルはどうか?
オーストラリアは朝食にシリアルを食べるのが普通らしく、相当な面積がシリアルに割いてあるし種類も豊富です。
お子様に人気のあるカラフルなシリアル、フルーツ・ループはボウルに入れて牛乳をかけると、牛乳が虹色になる食べ物という印象。
さすがにこんなカラフルなシリアルでも青は使っていないみたいですね。
スポーツドリンクは青?
スーパーの中を巡って、特に青の面積が多かったのがこちら。スポーツドリンクの類いです。
ブランドが違っていても、スポーツドリンクは青のものが多く見受けられ、「青」のドリンクは機能的である、と言う印象を持たせようとしているのかもしれません。
青いスポーツドリンクが1リットルや1.5リットルのペットボトルに入っていて、しかもそれが並んでいると一面が青になり圧巻です。
まとめ
以前ご紹介した青いステーキと違い、今回登場した食べ物や飲み物達は本当に青いです。
なぜ青い食べ物に食指が動かないかと言えば、自然界に青いものが無い事に起因しています。特に日本はオーストラリアと比べ、自然の色彩を生かした食べ物が多いので青い食べ物を見受けることがありません。せいぜいお婆ちゃんが付けてくれた丸茄子の浅漬けが青いくらいでしょうか。
オーストラリアの場合、青いものも食べ物である、という事を小さい頃から教わって育つんでしょうね。だから青い食べ物でも抵抗なく食べるし、青い飲み物も顔をしかめる事もなくグビグビ飲めるのでしょう。
オーガニックやビーガンなどに意識が高い割に、こういった青い食べ物には寛容なところがある、矛盾に満ちたメルボルンの食生活。面白いと同時に両極端が共存していて不思議にも感じます。