メルボルンのゴントランシェリエで食べられるクロワッサンはサクサク音とバターの香りを楽しもう。
暖かい日もあったのに今週は一気に冬へ逆戻り。しかも冷たい雨がしとしとと降っていて気分も滅入るばかり。
と辛気臭い雰囲気を漂わてておいて、そんな曇天さえも楽しくなるようなわくわくイベント自分のために用意しました。
フランスのパン職人、ゴントランシェリエがメルボルンにも新しく店舗をオープン!
すでに世界で20店舗以上オープンさせ、メルボルンの店舗をオープンしたのは6月。本当はもっと早く行きたかったのですが、2ヶ月経過した今になって、やっと行く機会に恵まれました。以前に行ったクロワッサン店で長時間並んだことを教訓に、今回は朝早い時間に店へ向かいます。
今回は念願のクロワッサンを食べに行ったお話です。
小さい事でもコダワリは伝わるよ
この日の天候が寒い雨の日だったせいか偶然か、お客さんはまばら。長時間並ばないといけないのかなあ、と思っていたのも杞憂に終わりました。
各テーブルにはカトラリーやコップが整然と並んでいます。あまりオーストラリアのカフェでは見られない光景です。席に着いた際に、準備が整っているというのはお客さんとしても気分が良いものです。
カフェの雰囲気(アンビアンス)はこういった、ちょっとした事が積み重なってお店全体の印象が形成されます。裏を返せば些細な事へのコダワリがそのお店そのものを体現している、と言っても過言ではないですね。
通常のお店よりもゆったりとと取られたテーブルのスペース。そのテーブルの上のコップは、ワインボトルを半分に切って下半分を利用しているようなデザイン。
セントキルダで行った、抹茶がテーマのカフェでも同じようなコップでした。今、流行ってるんでしょうかね?
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念願のクロワッサンとご対面
念願が叶って、ずっと食べたかったクロワッサンとこんにちは。わざわざフランスから小麦とバターを輸入して作られるこの品は、色んな人の思いや技術が凝縮されているんだな~と一人感心しつつ眺めてしまいました。
これだけレイヤー(層)が美しく出てるのもすごいもんです。通常、こんな細かく層は出来ていません。
ナイフで切ろうとしても潰れる事はありませんでした。サクサク音をたてながら切れます。そこら位で買ったクロワッサンなら下手にナイフで切ろうとするとつぶれてしまうのがオチなんですけどね、さすがひと味ちがう!
味は、バターの香りが豊かなのですが生地がバターで重くなる事もなく、食べた感じがサラッとしていました。
サクサク音、バターの香り、サラしっとりの食感の三拍子で至福のひとときを満喫。
本場仕様のマグカップ?
写真に何の比較対象も入れませんでしたがオーダーしたフラットホワイト、マグに迫るぐらいの分量が入っています。これって本場フランスのコーヒーの分量なんでしょうかね?
クロワッサンがバターたっぷりなのでコーヒーがすごく合います。量が多いと思っていましたが、結局は何の問題もなく飲みきれてしまいました。
お持ち帰りの注意点
お店のパンは全てお持ち帰りができます。お土産にクロワッサン生地で中にチョコが入った「パンオショコラ」などを買って帰ったんですが、お昼頃までにはサクサク具合が少し落ちていました。
本当にサクサクしたやつを食べたければ朝1番でお店に行くか、お店の人に焼き上がり時間をあらかじめ聞いてお店を訪れる策を練ったほうが良さそうです。
本場の味が食べられる街、メルボルン。
メルボルンには多種多様な文化のレストランがあります。
イタリア人街のライゴン・ストリートに行けばイタリアンファミリーが経営しているピザ屋さんやジェラート屋さんが軒を並べています。
中国系移民が多い街、ボックスビルのレストラン街を歩いていると、繁盛している店とそうでない店の暗明がはっきりと分かれているんですよ、これが。さらにはアングロ系のお客さんが多い店、中国系のお客さんが多い店も大概はっきり分かれています。本場の味を目指すなら本物のローカルの人たちで賑わう店を選べばOkです。
オーセンティック(authentic = 本物志向の)なものは、今後もっともっと求められてゆくでしょう。そうしたら本場志向のレストランが増え、もっと面白いカフェやレストランが増えるんじゃないかな、と勝手に期待しています。
まとめ
世界に名だたる職人さんのお店、コダワリと作品であるパン達の完成度には本当に驚かされました。
お持ち帰りで、もっとたくさんの種類のパンを買っておうちに帰ってから食べてみました。時間をおいてしまったパンよりも「でき立て」の方が美味しいし、香り高いです。
コリングウッドに行く用事がある人は、ぜひお店を覗いてみて下さい。雰囲気だけでも味わえたら楽しいですよ。
したらね~。
ゴントランシェリエ(ホームページ)
140 Smith Street Collingwood (フリンダース駅からはトラムかタクシーが吉)
7am-6pm 無休(料理のラストオーダーは午後3時まで)