美味しさ別次元!マグナム・アイスバーをデコレーション&トッピングしたら世界が広がった!
普段食べているものに、もうひと手間加えることで、全く違った美味しさになるって体験、ありませんか?
私は小学生の頃、アボカドを初めて食べました。ただ、そのままでは大して美味しくなかったんですが、わさび醤油に付けて食べたら、トロそっくりの美味しさ。味の変化に凄まじく驚いた記憶があります。
今回は、そんな味わいの変化をアイスクリームで体験したお話です。
マグナム・アイスバーとは
イギリス発祥のアイスバーで、バニラアイスの外側にパリッとしたミルクチョコのコーティングがなされています(クラシック・タイプ)。
オーストラリアでは女子高生が朝っぱらから食べているほど人気で、クラシック・タイプの他にもコーティングやアイス自体のバラエティも豊富にあります。
コンビニでは一本ずつ売っていますが、スーパーには4本入った箱売りのものをゲットできます。
マグナム・カフェの存在
アムステルダムのマグナム・カフェ by Raimond Spekking /
マグナム・アイスバーにトッピングやデコレーションをして食べよう、というマグナム・カフェが世界各地でオープンしました。コンセプト店舗がアムステルダム、シドニー、ニューヨーク、パリ、そしてメルボルンでもポップアップ店(期間限定の店)という形でオープンしていました。
そのお店では、マグナムに自分のお好みのトッピングやソースを好きなだけ掛けられるという、アイス好きにはたまらない世界が広がっているのでした。
残念ながら、私はメルボルンのポップアップ店がオープンしていた時期を知らずに逃してしまい、カスタム化したマグナムは食べ損ねてしました。
無いなら作れば良いじゃないか
そんなワケで、「無いものは作ろう」の精神に則って、自分で作ってみる事にしました。
まず準備したのはスーパーで買えるマグナムの4本入りボックス。クラシックとホワイトの2種類。デコレーションをするに当って、キャンバス地となるチョココーティングは単色のものが良かろうという目論見から。
上の写真は、トッピング のソースを作るためのチョコレート。調理し易い様に「調理用チョコレート」を準備しました。
ソースを作るためのレシピをちゃんと調べずに「テキトーに湯煎すればOkでしょ」と考えたのが甘く、あとで泣きを見る事になるとはこの時点では思いもよらず。。。
トッピングの材料
トッピング用に準備したのはゴジベリー(クコの実)、クランベリー、ポピーシード(ケシの実)、そしてアーモンドスライス。
アーモンドは自分でスライスして軽く炒りました。軽く焦がすくらいの香ばしい匂いが最高です!トッピングする前の時点から「これは絶対に美味しい!」と確信しましたよ、ええ。
アーモンドが出来上がった後に、ホワイトチョコを溶かしてソースを作り始めました。全体的に溶けたら良い感じになったのですが、いまひとつ「トロッ」とした感じにならない。。。仕方ないので生クリームを投入すると、おぉ、見事に分離しながら固まり始めるではありませんか!まるで牛乳にレモン汁、もしくは安い豆乳にコーヒーを入れた時の分離の仕方にソックリ。
もう半分ヤケになって、さらに牛乳を混ぜてみたら何とかソースっぽいものに仕上がりました。イザという時は思い切りも大切ですね。
その前にちゃんとレシピを調べてから作りましょう。
デコってみた - マグナム・クラシックの場合
ひと通りの材料は揃ったので、さっそくデコレーションを施してみました。うん、何となくゴージャスな雰囲気になりました。ホワイトチョコソースはもう少し均等に掛けたかったのですが、まぁ途中のハプニングを踏まえれば上出来といったところでしょう。
で、問題のお味なんですがこれが最高にウマい!マグナムバーだけだと、ミルクチョコとアイスだけの味と食感なのですが、トッピングをする事で、味も食感も幾重にも折り重なった深さになり、もとのマグナムバーとは全く別の美味しさをエンジョイできました。
リベンジマッチ、ホワイト編。
さて、クラシックを試食した次の日、マグナム・ホワイトにデコレーションしてみました。ホワイトは、バニラアイスにホワイトチョコのコーティングがしてあります。今回はキャンバスが白地なので、トッピングソースはミルクチョコでいってみます。
リベンジ・マッチに揃えたトッピングは前回のものに加え、チアシード、ひまわりのタネ、ココナッツシュレッド、ココアパウダー、クルミ。これらが一層彩りを添えてくれるでしょう。楽しみ!
トッピングソースの路線変更
ホワイトチョコのソースの失敗を踏まえて、今回トッピングソースに使うのはアイス・マジック。これはアイスにかけると、その冷たさで固くなるスグレもの。これなら綺麗な模様を描きながらトッピングできるかなと淡い期待をいだきつつ、デコレーションに突入!
デコってみた - マグナム・ホワイトの場合
そして出来上がったのがこちら。トッピングソースも掛けてから少ししたら固まってトッピングの具をうまく保持してくれました。
今回の方がトッピングの具の種類が多い事もあり、更に美味しく仕上がりました。特にナッツ系のカリカリ感、アイスマジックのパリッと感がアイスと程良くマッチしていました。
あまりに美味しかったので、続けて二本目を食べたくなってしまいました。が、実際に私が食べたかどうかはご想像にお任せします。
まとめ
今回のデコレーション&トッピングでマグナムバーの可能性が見えてきました。バーを食べている最中も、次回は更なる「大人のトッピング」と称してリキュール、例えばブランデーやベイリーズ・アイリッシュクリームなどをトッピングしようかなと、考察するのでありました。
日本ではマグナムバーは販売されていない様ですが、似たようなチョココーティングされたバーや、元祖ホームランバーもあるので、それらをデコって楽しむのも良いかもしれませんね。
したらね~。