概念を覆す、抹茶専用のステンレスボトル @ T2 tea
いつも美味しいコーヒーを求めてカフェ巡りをしている私ですが、実はお茶も大好きなんです。
オーストラリアにはT2というお茶専門店があり、各地にお店を出しています。緑茶や紅茶を問わず種類も豊富だし、オリジナル商品をずっとリリースし続けています。テイスティングもできるのでいつも人がいっぱい。お値段は高めですが、人を惹きつける魅力がこのお店にはあるのでしょう。
今回はこのお店で見つけた、一風変わったスレンレスボトルのお話です。
日本茶セクションも充実
そのステンレスボトルを見つけたのは、お店の中の日本茶セクション。緑茶、ほうじ茶、玄米茶、そして最近流行りの抹茶も並んでいます。抹茶のそばには茶せんや茶杓まで揃っています。品質はともかくとして、そこまでの品揃えをしてあるのはすごい!
抹茶専用のステンレスボトル
そんな日本茶セクションで抹茶専用のステンレスボトルを発見しました。
ボトルの中心部分に茶葉を入れたりフルーツを入れたりするものを見かける事は多いんですが、抹茶専用というのは初めて見ましたね。
上の写真右サイドがそのボトルが並んでおり、左側には茶せんと一体になっているフタが展示してありました。茶せん部分はステンレスで出来ていて、竹のようにカビたりする心配がありません。
茶せんの割れた先っぽは竹のものの様に細くはありませんが、抹茶が点ちやすい様に溝があったり穴が開けてあったりと工夫が見られます。
まじまじとボトルを見ていたら、店員さんがサンプルボトルで抹茶を点てる実演をしてくれました。ちゃんと減圧弁も付いていたり抹茶の投入口があったりするのを説明してくれて、ガジェット好きな人なら思わず唸る作り。
で、肝心の抹茶ですがボトルは「どこでも抹茶が飲める」というメリットを最大限に活かせますが、お茶の点ち具合は携帯用と割り切った方が良さそうです。
概念を覆してみる
私がこのボトルを見て感嘆したのが 抹茶を点てる際、茶せんを振るかわりに液体と抹茶を振る、という発想。これって茶道をたしなんだ人間が思い付くのは相当難しいと思います。
「抹茶の点て方はこうである」という概念が一度形成されてしまうと、それを真逆にもってゆくのは人並み外れた柔軟性の持ち主でないと覆す事はできません。却って茶道に関して余り事前知識がない方がこういった商品を開発しやすいのかも知れませんね。
こういった奇抜な商品に触れる事によって、概念を覆してみよう、というヒントをもらえます。例えば真反対の価値観から物事を見てみる事。男と女、大人と子供、上司と部下、日本文化と豪州文化、お互いがそれぞれに良いと思っている価値観にも気付く糸口だったりしますよ。
まとめ
メルボルンでの抹茶ブームはまだしばらくは続きそうです。メルボルンでのラーメン戦争と同様、抹茶も日本から色々入ってくれば、品質も値段もより良いものが手に入る様になってゆくでしょう。
こちらでジョギングやズンバをしている人達が、この抹茶ボトルで抹茶を飲む光景が普通になる日もそう遠くない、かもです。
したらな~。