ピンク色に染まった鏡張りの塩湖!メルボルンから車で行けるピンクレイクの魅力をお伝えします

2017年8月28日

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突然ですが、地平線まで広がる広大な風景は好きですか?

私は海岸で水平線を見たり、山頂から地平線をみたりするのが大好き。だから世界の観光地でも、風景が楽しめる場所にはアンテナを貼っています。

ボリビアにあるウユニ塩湖はご存知ですか?ここにも広大な景色があるのですが、その特徴は空の風景が水平線に至るまで鏡で写したように水面に映っている風景、いわゆる「鏡張り」が見られる湖なんです。下の画像はその一例。

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世界の絶景の1つとして必ず挙がってくるウユニ塩湖ですが、実はオーストラリアにもそれに引けを取らない風景が見られる場所があるんです。しかもメルボルンから車で行ける位置に!

その場所の名前はピンクレイク。実は私、以前に行った事があるんですが詳しい事を知らなかったので訪問すべきシーズンの逆の時期、すなわち雨季に訪れてしまいました。確かにピンク色した湖で綺麗だったんですが、インパクトはイマイチ。

そういった経緯もあり、今回はリベンジマッチも兼ねて再訪問しました。

ピンクレイクの場所はどこ?


メルボルンから西へウェスタン・ハイウェイをひた走る事、約4時間。内陸をずっと突っ走ります。

国道でもあるこのルートは一部高速道路にもなっていて、速度制限が110km/hの箇所もあるんですよ。

当のピンクレイク周辺にはお店は一切ないので、必要な食べ物や水はあらかじめ大きな街で買っておきましょう。

そもそも何でピンクなの?


湖の水自体は無色透明。その水の中に生息している赤い藻類のせいで湖はピンク色に染まっているわけですね。

色の濃淡は日によって変動します。雨が降った直後は、雨の水分とそれに含まれる養分によって藻類の活動が活発になり、鮮烈なピンク色になるそうです。

なんで海から離れているのに塩湖なの?


ピンクレイクに行くまでは延々と牧場の風景を眺めて進みます。間違っても海辺の風景などありません。

ではなぜピンクレイクは塩の湖かというと、他の地域で降った雨が地中に染み込み、地下水となって流れる際、地中深くにある塩の層で塩が溶け出してその水が低地であるこの湖に流れます。水分は太陽光で蒸発し、かくしてこの湖は塩だらけになったというわけです。

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メルボルンからピンクレイクへ車で移動


ピンクレイクの場所は、ウェスタンハイウェイ沿いなので、道に迷う事はありません。

たどり着くまでの道のりでは、ピンクレイクに近づくと「Pink Lakeまであと〜 キロ」の標識がちょこちょこ出てきます。

それなのに肝心のピンクレイクでの駐車エリア、上の写真のようにレストエリアとトイレの標識があるだけ。ピンクレイクとは書いてありません。まぁ、風景には嫌でもピンクの湖が見えているので必要ないといえばそれまでですが。

パーキングエリアから遊歩道が湖の方にのびています。

パーキングエリアから10メートルくらいはコンクリートで舗装されていますが、それ以降は土のままの遊歩道。

水打ち際だったところから、既に塩の塊が散在しています。

ここらの土は砂っぽいのですが、塩で固まっていてガチガチ。素足で歩くとまるでサンドペーパーの上の歩いている様な感覚。

水分はかなり干上がっていて湖の中央部分だけに水面がありました。

湖と水辺の境目。ここからすでに塩の塊があります。

ここいらの塩はまだ白っぽいですね。

裸足になって湖に入って行きます。といってもまだ表面は塩だけで水はありません。

中心に近付くと、立っている場所に水が染み出して来るぐらい水分を含んでいます。

表面は相当乾燥しているせいか、かなり結晶化が進んでいます。ただ大きい塊ではなくて薄いフレーク状が何層にも重なっている感じの固まり方。

ちょっとほじくると、シロップを溶けた過ぎたかき氷の様な状態になっていました。


じゃりじゃりして足の裏には痛い塩の表層も、ちょっと掘ればしたからピンクの水が溢れて出てきます。

このピンク度合い、場所によって濃かったり薄かったりします。

塩湖の水はどんな味?


私が行ったときには水深は3cmくらい。湖底に指を立てるとズブズブと崩れてどんどん刺さってゆきます。

指を刺したついでに、この湖の水を味わってみました。強烈に塩辛く、塩の味を通り越して「カラい」味が全面に出ていました。

この凄まじい塩辛さは、豆腐を作るのに使うニガリと同じぐらいのモーレツさ。特殊な生態でもない限り、この湖には虫も魚も水鳥さえも近寄れませんね。

息を飲む鏡張りの風景!


お待たせしました、ピンクレイクでの「鏡張り」の風景です。

水はサラサラしているものの、塩分濃度が高いせいか水の表面に波紋が立ちにくくなっていました。水面を歩いてできる波紋もすぐに消えてしまいます。

上の画像、上下を逆さまにして見ても違和感がないくらいに上空の空や雲が水面に映っています。

本当はこの画像の左右にも広大な鏡張りが広がっているのですが、その迫力をお伝えできないのが残念な限りです。

まとめ


実は私、ウユニ塩湖に行ってみたいと思っていたのですが、ここの風景を見てすっかりピンクレイクに魅了されてしまいましたね〜。

ウユニ塩湖も機会があれば行ってみたいですが、それ以上に地元にあるこのピンクレイク、他のシーズンに訪れて湖のまた違った様相も見てみたいと強く思いました。

さて、ピンクレイクの要点をまとめると次の通り;

  • 場所の名前はPink lake, Dimboola
  • メルボルンから車で約4時間(344km)。
  • 湖の水はピンク色に見える。
  • 鏡張りを見るなら乾季の4月前後。
  • サングラス(反射で目がやられます)と日焼け止め必須。
  • ピンクレイク周辺には店が無いので食べ物や水は予め用意。
  • 行って足を浸す場合、後で足を洗うお水タオルを忘れずに。
  • トイレあり。(水道は無し)

オーストラリアにいてウユニ塩湖を訪問したいと考えている人はピンクレイクも見るべきだと思いっきりオススメしておきます!

それではまた!

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