ウルル(エアーズロック)を朝から晩まで眺めてみる ー 大自然の美術作品がそこにあった。

延々と車を走らせて、やっとの事で辿り着いたウルル(エアーズロック)。

ウルルはオーストラリアのほぼ中心に位置していて、車でも飛行機であっても辿り着くのは相当遠いです。

なのに大勢の観光客が押し寄せて来るのか?自分の目で実際に見て納得の素晴らしさと美しさでした。

今回はウルルを朝から夕方まで鑑賞した記録についてお伝えします。

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ウルル(エアーズロック)とは? 

ここでウルル(エアーズロック)とは何ぞや?というおさらい。

ウルルという名前は先住民であるアボリジニが呼んでいるもので、「エアーズロック」というのはイギリスの探検家によって名付けられたもの。最近ではエアーズロックよりもウルルという呼び名を一般化しようとしています。

ウルルは一枚岩、つまりあれでひとつの岩。この岩を形成している岩が赤く見えるのは鉄分を多く含んでいるため。血が赤いのと同じ理由ですね。

高さは335mで周囲は約9kmあります。

ウルルには6億年分のロマンが詰まっている

ここで、どうやってウルルが出来たのかについて触れておきます。解説と図はウィキペディアから。

6億年前、現在ウルルがある地域は8000m級の山脈があったと考えられている。

辿り着くまでにひたすら水平線に向かって車を走らせた、この一帯にはチョモランマ級の山があったとはにわかに信じられません。しかもその山は;

その山脈を流れていた川は、山からふもとへ砂を大量に運び出し、扇状地を形成した。5億年前、8000m級の山脈は侵食を受け消滅したと見られている。

8,000mもある山が消滅してしまう、しかもそれが侵食によるものと考えると気が遠くなります。それよりもずっと低い富士山 (3,776m) が風や雨だけで真っ平らになる、なんて事はあまり想像がつかないですね。

私が特に気になったのが;

なお、地表部は全体の5%に当たる。

ウルルって、地表に巨大な岩がチョコンと置かれているわけでは無く、地中とずっと繋がっている長〜い岩の一部なんですね(上の画像参照)。

これを読んでイースター島のモアイを思い出しました。

モアイの胸像って、掘っていったら実は体があったという。。。同様にエアーズロックを掘っていっても、ずっと岩が続いているワケですね。

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ウルルを朝に見る

ではウルルがどう見えるのか、朝から順を追ってご紹介します。

まずは早朝、日の出前に観測デッキに出かけます。

日が昇り始めると、色の濃淡が一気にハッキリとし始めます。

このスポットはウルルの南東に位置していて、朝日を浴びたウルルが一番綺麗に見える場所。

試しに日没どきにここに来たら逆光でウルルの全てが真っ黒になって写真映えしませんでした。

こんな乾燥した場所でも草は生えるし花も咲かせていました。こんな場所にはミツバチもいないだろうに、何ともたくましいもんです。

ウルルを昼に見る

昼過ぎに上空から撮影した一枚。58km離れたカタ・ジュタの岩群以外は何にもありません。果てしない地平線が広がっているだけ。

横から見るよりもノペッと広がっている感じ。地上から見るとパウンドケーキのような形の印象を受けますが、上空からはまた違った形と色合いを見る事ができます。

なぜこんなところにポッカリと岩が存在するのか、それを考えるだけでも不思議な感覚に襲われます。

地上の登岩道付近。まわりはグルリと一周して歩けるんです。自転車をレンタルしてたり、自前で持ってきて乗っている人たちも多かったです。

岩はカーテンのようにデコボコがあるので日に当たっているところと影になっているところで色あいが全く違います。「これって本当 に同じ岩なのかな?」と思うほど色の濃淡が違っていました。

ウルルを夕方に見る

色の変化が一番楽しめたのは日没時でした。

日の出エリアとは真逆に位置した、日没ウォッチングエリア。皆さん手慣れたもので、ワインとチーズをテーブルに出して悠々とウルル・ウォッチングを楽しんでいる人たちばかりでした。

どんどん太陽が沈んでいくとウルルは緋の眼の如く、赤く染まります。

地平線付近を見れば、得も言われぬグラデーションがそこにあります。

自分の真上の空は青くて日中のようなのに、遥か水平線の先には夕焼け、更にその奥には夜が広がっているのが見えています。

キャンプ用のイスを広げてゆったりと待つ家族。ちゃんと子供用のイスがあるのが可愛いですね。

日がトプンと沈んでしまうと、あの赤さを抜けてぼんやりしたオレンジ色に変わります。

ココらへんからは夜の闇が忍び寄って来ている感じです。

日が沈み、ウルルの方角は暗くなってしまっていても、太陽の方をみればこれまた見事な夕焼け。

刻一刻と変化する空の模様と色は一瞬たりとも見逃したくない、そんな風に思わせるインパクトがあります。

はつのまとめ的考察

まわりの観光客がどんどん帰路に就くなか、私はすっかり暗くなるまでウルルを見続けていました。

上の写真はその暗がりの中で撮った一枚。ウルルには見るものを惹き付ける、不思議な魅力があります。

ただ雄大というだけでなく、神秘さ、移ろいゆく美しさといったものを兼ね備えているからこそ世界中から、わざわざこんな僻地へ足を運ぶのでしょうね。

ウルルは大自然が創った美術作品そのものだと感じました。このスケール感は実際にいって体験しないと分からないですね。というワケでぜひ行ってみて下さい!

それではまた〜。

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