オーストラリアで「ぎっくり腰」になったら?発症からの3日間はこうでしたよ、の健忘録

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実はぎっくり腰になりまして。
焦りました。その瞬間は痛みのあまり、自分の身に何が起きたのかよくわかってなくて。

過去に腰を痛めた事は数回ありましたが、この度は正真正銘、本物のぎっくり腰を体験しました。

ぎっくり腰を患うとどうなるのか、どう対処するのが良いのか、ぎっくり腰の健忘記として残しておこうと思いました。

そんなワケでオーストラリアでぎっくり腰になったら、という観点でお伝えします。

ぎっくり腰0日目【ディープ=インパクト】

車に乗って定期検診へ専門医へ行った時のこと 。

定期検診に行った際検査器具を口の中に入れられた際、えづいて「ゲホッ」と激しく咳をしたのと同時に激しい痛みが腰部分に走りました。

痛みはあまりに激しくて、腰を雷に打たれたイメージが脳裏に焼き付いたぐらい強烈なもの。
その痛みのあまりに台座から床へうずくまり込んでしまいました。

診察に当たっていた お医者さんもさぞびっくりした様子で かわいそうな目で見てくれるものの 専門医さんなもので どうしようもすることもできず。

診察は切り上げ、手伝ってもらって立つことはできました。まっすぐ立つとたちまち腰に痛みが走るので状態を片側に傾けたヘンチクリンな格好だとすり足で歩くこともできました。

唸りながら歩いているものの脳裏では「この格好ってまるでマイケルジャクソンのスリラーに出てくるゾンビみたいだな 」と考えているのが我ながら滑稽でした。

頭ではスリラーを歌って痛みの紛らわしながらなんとか車にたどり着き、時間をかけて運転席へ座り込み、なんとか車を運転して自宅へ。

ぎっくり腰1日目【忍び耐える=忍耐】

ちょっと動くのにも腰が痛くて、車から家に移動する際もなるべく掴まれるものには掴まるようにして移動していきました。

腰の容態が本当にまずかったのでなるべく負担をかけない様に、とっかかりになるところはできるだけ持つようにして移動 。レンガの小さな突起でさえもつかまる始末でしたが、こんな時にロッククライミングのスキルが入ってくるとは思いませんでした 。

自分の寝室に行きベッドへ飛び込みたい衝動は差し置いて、ソロ~リソロ~リと横たわります。

とりあえず横たわって回復を待つ作戦に出ようとしましたが寝っ転がってどんな体勢をとってもどこかしら痛い 。

寝返りを打つのも一苦労で、嗚咽を漏らしながら寝るポジションを変えていました。

これじゃあまり回復が期待できないと思い、四つん這いなら痛くないので這ってバスルームに行って痛み止めを飲みました 。

ベッドに戻って横たわりながらスマホで腰痛の情報を色々調べてみると「椎間板ヘルニア」や「腰痛からつながる内臓の病気」などいろいろ酷いことが次々と関連情報として出てきて、暗澹たる気持ちになっていきます 。

こういう時はいたずらにインターネットで情報収集しない方がいいですね 。

その晩は痛み止めが功を成したようで、眠ることができました。

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ぎっくり腰2日目【るろうに検診】

オーストラリアでは、どんな病気でもまず一度町のお医者さん、GPに診てもらう必要があります。

私もご多分に漏れず、びっこを引きながら診察に行きました。待ち時間が長くないことを期待して朝早く来たものの、こういう時に限って長蛇の列。

痛みから来る動悸で呼吸が荒くなったりするんですが、そのときにとなりに座っていたおばさまのローション臭。普段なら何ともないレベルなんですが、このときばかりは吐きそうになってしまいました。

痛みに耐えつつやっと自分の順番になり検診してもらいました。

そして病名は予想の通り、ぎっくり腰 (pulled back)。pullの表現は筋肉がつったとき(pulled muscle) の表現と同じ。

薬を2種類処方してもらいました 。

・Codapane Forte (鎮痛剤 – 処方薬)
・Moxicam (炎症を抑える – 処方薬)

これらの薬を飲んだら腰の痛みは一気におさまり、足に違和感は残るもののゆっくり歩ける様になりました。

お医者さん曰く、「寝てばかりは却って良くないからできる範囲で運動するように」と言われたんですが、そのときは痛みで苦しんでいたので「この状況でどうやって運動するの?」と思いましたよ。

ぎっくり腰3日目【3日目の正直】

そして3日目にはだいぶスムーズに動けるようになったので、リハビリを兼ねて家の中を歩き回るようにしました。

ただしバランスが怪しいのですぐにカベや取っ手に掴まれる算段を踏まえながら。

調子が良いのも薬のせいだと重々承知なので無理はせず、お医者さんに勧められた運動をおっかなびっくりながらも、ゆっくりではありますがこなす事ができました。

はつ的まとめと考察

ぎっくり腰は身体的に相当な苦痛を伴いますが、精神的にも痛めつけられます。体が苦痛まみれの時には マイナスなことしか浮かんで来ないので考えすぎないようにしましょう

処方された鎮痛剤を飲めば、唸るほどだった苦痛も和らぎますので、ぎっくり腰になったらなるべく早くお医者さんに診てもらい薬を処方してもらいましょう。また、素人判断では危険な場合もあるのでお医者さんにちゃんと見てもらうことが大切です。

数日間だけであっても、ずっと横になっていると頭が重くなってくるので適度に起き上がりましょう。歩いたり足の運動が辛い場合は無理をせず、お医者さんが指導してくれる運動をするようにしましょう。

本当であれば、ぎっくり腰を事前に防ぐような正しい姿勢、程度な運動、重いものを持たないというのが理想です。どうぞみなさんも気を付けて下さいね。

それではまた。

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